ガラスコーティングの基礎知識 Q. ワックスやポリマーなど、他のコーティングとの違いは何ですか? 被膜の「材質」と「耐久性」が異なります。 ワックス(油脂)やポリマー(樹脂)による被膜は、成分が塗装面の表面に一時的に乗っているだけの構造であるため、熱や雨によって比較的短期間で流出します。一方、ガラスコーティングは無機質の硬質な被膜を形成し、塗装と強固に結びつくため、性能が長期間持続します。 Q. 一般的な「ガラス系コーティング」と、「ガラスコーティング」は何が違うのですか? 被膜の「主成分」が異なります。 ガラス"系"コーティングの多くは、シリコーンや樹脂をベースに少量のガラス成分を含ませたものであり、耐久性は樹脂レベルにとどまります。一方、ガラスコーティングは、液剤が空気中の水分と反応して高密度なガラス被膜そのものを形成するため、高い硬度と長期の保護性能を発揮します。 Q. なぜガラスコーティングの「艶」は長期間持続するのですか? ガラス被膜が、紫外線や熱による劣化を受けにくい性質を持っているためです。 光沢を生む仕組み自体は他のコーティングと共通していますが、ガラス被膜は外的ダメージに強いため、長期間にわたり艶と下地の保護性能を維持できます。 Q. ガラスコーティングの「弱点」はありますか? はい、最大の弱点は「水シミ(イオンデポジット)が発生しやすい」という点です。 一般的な無機ガラスコーティングは、雨水や水道水に含まれる「水シミの原因(ミネラル分など)」と同じ無機質であるため、互いに結びつきやすい特性を持っています。そのため、コーティング剤を選ぶ際は、この水シミに対する対策が施されているかが重要なポイントとなります。
「シラザン50」の特長と手軽さ Q. 「水シミ」に対して、シラザン50ではどのような対策がされていますか? 水シミの固着を抑える「ハイブリッド構造」を採用しています。 シラザン50を施工すると、表面には「有機」の性質、内部には高密度な「無機」の性質を持つ、特殊なポリシラザンの層が形成されます。 水シミ(無機汚れ)は同じ無機質の表面に結びつきやすい性質がありますが、表面側を「有機質」にすることでこの弱点を克服し、シミの固着を軽減します。同時に、内部の高密度な被膜が排気ガスなどの汚れの浸入を遮断し、塗装を強固に保護する仕組みです。 Q. 初心者がスプレーしても、ムラにならずに仕上がりますか? 基本的な手順に沿って丁寧に拭き上げていただければ、初めての方でも綺麗に仕上げやすい設計となっています。 本来扱いが難しい成分(ポリシラザン)を、独自の特許技術によりスプレー化しました。液剤をクロスに吹き付け、塗装面へ拭き上げるだけの簡単な手順により、スポンジ施工で起こりがちな液だまりや塗りスジのリスクを軽減します。 Q. 施工後、どのくらい乾かせば雨に濡れても大丈夫ですか? 施工後、最低「2時間」は水濡れを避けていただくようお願いいたします。 塗布した主成分(ポリシラザン)が空気中の水分と反応し、表面が硬化して水濡れが可能になるまでに約2時間かかります。その後、約1ヶ月かけて完全硬化し、ガラス被膜が完成します。