こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
ジムニーは、長年にわたり多くのコアなファンから親しまれてきましたが、新型の完成されたデザインから、男女問わず幅広い世代から高い支持を得ています。そこで、新旧ジムニーのフォグランプにスポットを当てて、どのような違いあるのか解説します。
目次
内藤
それで、カスタムでも考えたらと助言したら、ジムニーの過去から現在までのフォグランプがどう変わったか気になるというんです。そんな昔の話なんて覚えていないですよね。
島田
内藤
島田
ジムニーの純正フォグランプは、2代目のJA71には用意されていました。当時はフロントグリルに埋め込みタイプとなっており、フォグ無しグリルとフォグ有りグリルの2種類が存在しました。
その後、JA11にマイナーチェンジを行うと、フォグランプはフロントバンパー上部に取り付ける形に変わります。
そして、2代目4期となるJA12へとマイナーチェンジをすると、現在のモデルに繋がるバンパーはめ込みタイプのフォグランプが採用されますが、まだフォグランプはかなり大きく、バンパー内でフォグランプはその存在を強く主張するデザインでした。
現在のフォグランプは、小さくまとまったデザインでバンパー内でもおしゃれな演出をしていますが、当時のフォグランプは大きく、フォグランプを取り付けていることを強くアピールするのがステータスでした。
昔は、フォグランプを取り付けるといえば、丸い形のフグランプか四角い形のフォグランプを後付けするのが定番でした。ジムニーの場合、純正フォグランプがフロントバンパー上部に取り付けられていたので、同じようにステーで取り付けるカスタムが多くありました。
当時の社外品の定番は、「CBIE」「MARCHAL」「PIAA」といったブランドが流行り、当時のモータースポーツのラリーでも使用されていたメーカーロゴの入ったフォグランプカバーを付けて走るジムニーをよく見かけました。
昔のジムニーのバンパーは、スチール製なので穴を開ければ簡単にフォグランプを取り付けることができました。
もちろん、当時のフォグランプはバンパーに直に取り付けることを目的として開発されていたので、フォグランプのボディにボルトが取り付けられており、バンパーに開けた穴に差し込みナットで締めて止める方法がとられていました。
内藤
島田
それを考えると、昔のジムニーはバンパーに穴を開けてナットで止めるだけだから、今より取り付けに悩まなくて済むといえるかな。
内藤
島田
内藤
島田
ジムニーのように、マウンテンランナーに欠かせないのがフォグランプですが、純正であれば車内に専用スイッチが取り付けられ、見た目もスマートに取り付けられます。
しかし、社外品となれば、リレーハーネスや後つけのフォグランプスイッチを車内に取り付ける必要があり、フォグランプ取付もかなり大掛かりな作業となります。
JB23といった、先代あたりのジムニーになると、フォグランプが純正で採用されていない車種も、バンパー裏に専用配線が来ているので、ジムニーの純正フォグランプを用意すれば、配線もそれほど難しくありません。
もちろんジムニーは、オフロードをメインとした使い方をする人も多く、フォグランプを増設する人も珍しくありません。
その場合は、純正配線を使用せずに新たなリレーハーネスとスイッチを使ったフォグランプも販売されているので、そういった商品を取り付けることも多くあります。
ただ、古いジムニーには、フォグランプを後つけする場合もリレーハーネスを用意しなければならず、現代のジムニーのように簡単に純正配線を利用した取り付けは出来ませんでした。
しかし、このリレーハーネスが見えることも、カスタムをしているという優越感に浸れる楽しみ方でもありました。
内藤
島田
それに比べて現代ジムニーにリレーハーネスを使ってフォグランプを取り付けるのはかなり大変だよね。
ジムニーのフォグランプは、ハロゲンバルブが主流ですが、先代のJB23は暗いフォグランプで、それを補うためにHID化するカスタムが流行しました。
実際、JB23では、フォグランプの定格ワット数が35WのH1バルブが使用されていた車種もあり、明るくするために55Wのハイワッテージバルブに交換する人もいました。しかし、発熱量が大きくリフレクターを溶かす不具合が発生する事例が起きました。
このフォグランプはCBIE製でしたが、CBIEから対策としてHIDが発売され、その後も純正風のHIDフォグランプが色々なメーカーから発売されています。その背景には、このフォグランプがSCモジュラーフォグランプという名前で多くの自動車メーカーに採用されていたことが大きな要因です。
内藤
島田
昭和時代のジムニーのフォグランプを明るくするには、ハイワッテージバルブを取り付ける手法や、フォグランプの増設が行われていました。
当時は、今のようにHIDもLEDもなく、そして高効率ハロゲンバルブさえもない時代でしたから、配線を焼かないためにもリレーハーネスは必需品でした。
当時、ハイワッテージバルブを購入する時には、リレーハーネスがセットとなった商品が販売されており、2万円近い商品も多くありました。
また、フォグランプを2個バンパーに増設し、トータルで4個のフォグランプを装着するなどのジムニーのカスタムもありました。
内藤
島田
内藤
ハイワッテージバルブから、高効率バルブ、そしてHIDへとフォグランプも進化して、現在はLEDバルブに交換することが主流となっています。
このLEDバルブは、ハロゲンバルブの形状が合う事と、取り付けスペースさえクリアできれば古いジムニーのフォグランプにも取り付けできるメリットがあります。
特に古いフォグランプはレンズ自体が黄色いので、LEDバルブの明るさを堪能しつつ、昔ながらの色合いを再現できるのも魅力の一つです。
内藤
内藤
島田
内藤
島田
JB64Wジムニーのフォグランプは、純正では暗いのでLEDに交換することをお勧めします。そこでおすすめなのが、日本ライティングのラインナップにある2色切り替えタイプです。
トヨタのRAV4にバイカラーフォグランプがオプション設定さて話題になりましたが、日本ライティングの2色切り替えLEDバルブを使用すれば、ジムニーのフォグランプを白色と黄色の2色のカスタムが可能となります。
暗い山道や、霧の多い渓谷を走ることも多いジムニーなら、その時々に合わせたフォグランプの色を使い分けることで、ドライバーの視界を十分確保して安全走行に大きく役立つことでしょう。
ジムニーにとってフォグランプは、ファッションだけでなく機能を求めたカスタムパーツとして親しまれてきました。しかし、光源にハロゲンバルブを使っているのは今も昔も変わりありませんが、フォグランプユニットの大きさが昔と今とでかなり違っています。
これは、クルマのデザインの進化が大きな理由ですが、小さなフォグランプユニットになっても、明るく照らすことはレンズの性能の進化で可能となっています。
この明るさを求めることは、昔も今も変わることなく、アフターパーツを使いカスタムしてきました。そして現在は、新旧問わずLEDバルブを使ったカスタムができるようになったことが、クルマ好きにとって便利な時代になったと心から思えるといえるでしょう。