日本ライティングBlog

【LEDバルブQ&A】ヘッドライトをハロゲン からLEDに変えたら明るくなったのに、車検で光量が足りなくなる理由とは

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

本来ハロゲンバルブより明るいはずのLEDバルブが車検で光量が足りない事例がよく起きます。その原因は一体どこにあるのか、簡単にわかりやすく解説します。

ハロゲンバルブより明るいLEDバルブは照らす側が暗いことも

内藤

ハロゲンバルブから中華製のLEDバルブに交換したら、車検で光量が足りなくて車検に落ちたというお客さんが来たんです。これはいったいどういう事でしょうか?

島田

一つの要因として、LEDバルブで明るくなったのはバルブ本体であって照らす側が明るくなっていないという事が考えられるね。

内藤

どういうことでしょう?LEDバルブが明るくなれば照らす側も明るくなると思うのですが。

島田

そう思うよね。じゃあ簡単に説明するよ。

車検で落ちてしまうLEDバルブは、光が路面に届いていません。そのため、LEDバルブがどんなに明るくても路面に光が届くよう設計できていなければ、テスターは光量不足と判定するのです。

ポン付けLEDバルブはどれも同じではない

内藤

ということは、LEDバルブを取り付けても明るさは得られないという事でしょうか?

島田

LEDバルブの種類も各メーカーで全て同じじゃないよね。同じ規格でも、メーカーによりLEDバルブの明るさも性能も全く違うよね。

内藤

はい、明るさが全然違うと思います。

島田

実はそれだけではないんだ。その辺を簡単に説明しよう。

いくら明るいLEDバルブでも、光を路面に当てることができなければ暗いLEDバルブという事です。

これは、LEDバルブの製品の作りが大きく影響します。ハロゲンバルブの光源に近い作りであれば、路面に光が届く配光が得られるでしょう。

そのため、LEDバルブがどんなに明るい性能であっても、設計の違いで路面の明るさは全く異なりますから、メーカーによって路面を照らす明るさは同じではありません。

リフレクターの性質を知ろう

内藤

なぜ、LEDバルブの違いで配光特性が変わるのでしょうか。

島田

それは、光を集光させて路面まで到達させるリフレクターに関係しているよ。その辺を説明しよう。

リフレクターとは日本語で反射板といいますが、その名の通りLEDバルブが発した光を反射させて路面に効率よく光を集光させるパーツです。

例えば、豆電球を光らせたときに光は拡散して目的の場所を照らすことはできません。しかし、反射板を備えた懐中電灯であれば、目的の場所を照らすことができます。これがリフレクターの役目です。

このリフレクターが、クルマにも使用されており、LEDバルブの光を効率よく路面に集光させて照らしています。

LEDバルブで車検に通すには配光が重要

内藤

ということは、車検で落ちたLEDバルブの光は、リフレクターで集光できなかったという事でしょうか。

島田

その通り。どうしてそのようなことが起きたのか解説しよう。

クルマのヘッドライト内にあるリフレクターは、ハロゲンバルブの発する光を効率よく均一にして照らせるよう設計されています。そのため、ハロゲンバルブが発光する場所と同じ位置で光を発しなければリフレクターは計算通りに集光できません。

そのため、LEDバルブのチップの位置が重要であり、この位置がハロゲンバルブの発光点と限りなく同じ位置にあることが車検で光量不足を指摘されない方法です。

内藤

ということは、LEDチップとハロゲンバルブのフィラメントの位置が、灯具に取り付けたときに同じ位置になれば車検で問題ないという事でしょうか。

島田

まあ、光量に関していえばそういう事だね。リフレクターの特性を理解して作られたLEDバルブでなければ、ハロゲンバルブと同じ照射位置を最大の光量で照らすことができない。

だからLEDバルブの設計は重要なんだね。

まとめ

車検で光量が足りないLEDバルブは、ハロゲンバルブと同じ位置に光源がないことが原因です。光を集光するリフレクターは、ハロゲンのフィラメントに合わせて作られているので、当然LEDバルブに取り付けられたLEDチップもハロゲンバルブのフィラメントと同じ位置で発行しなければなりません。

中国製などの安い製品では、そこまで計算されて作られていないことがほとんどなので、このように車検で光量が足りない不具合が起きます。

   
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