エブリィ バン(DA64V)のヘッドライトにはLEDは取り付けできるか?

こんにちは。
日本ライティングの内藤です。

日本製LEDの特徴についてはこちらをご覧ください。

この漫画のように軽トラ・軽バンにLEDを取り付けたいけど、バルブ後方のヒートシンクが車体と干渉して取り付けできず、諦めていた方も多いはず。

これは仕方がなく、軽バン・軽トラはフロント構造上、スペースがないのでバルブ後方にヒートシンクなどの大きなものが来ると取り付けできないことが言われています。

ただ、日本ライティングでは、軽トラ・軽バンでも取付できる専用LEDを開発しましたので、今回はエブリィのオーナーになって5年の(株)ヤスさんの車にLEDヘッドライトを取付けしていきたいと思います。

果たしてエブリィにLEDバルブは取付けできるのか?

(株)ヤスさん

どうも。車をいじるのが大好き(株)ヤスです。今回は私の愛車スズキエブリィ DA64系(H19)に取り付けてみたいと思います。

まず、今回商品のご提供ありがとうございました。まさか僕にお声掛けいただけるとは思っても見なかったので、日々エブリィの記事をアップしてランキングで上位とってたかいがありました。

また、やり取りをした翌日の午前中にはLEDが届きました!迅速丁寧なやり取りに凄く感謝しております。ありがとうございます。

内藤

いえ。無事に届いて安心しました。早速お聞きしたいですが、エブリィのヘッドライトをLED化するにあたり、色々と問題があるとお聞きしましたが・・・

(株)ヤスさん

えぇそうなんです・・・・
エブリィはライト裏のスペースが非常に狭いとオーナーの中では有名で、LED化したいけど”できる商品がない“、LED化したけど”無理やり取り付けた“というのがあるあるになっています。

私は無理やり取り付けた派の方で、他メーカーさんのLEDでは、ボディーとLEDが接触してしまい少しボディー事態凹ませてましたね。商品選びから大変なんです。

しかも、取り付けは、ヘッドライトユニットは取り外さないと作業は出来ません。ただ、バンパーは外さなくても作業は可能なのは、ありがたいことです。

LEDバルブの取付け手順

(株)ヤスさん

流れとしては、簡単で、

①ヘッドライトの取り外しはボルト2箇所緩めてプッシュリベット外せば外れます。

このように。

(株)ヤスさん

注意点として、バンパーサポートと連結されているのでその部分が多少外しにくいです。

内藤

これでヘッドライトユニットが外れたんですね。

(株)ヤスさん

はい。これからバルブを交換していきます。本来であれば純正でハロゲンバルブがついてますが、社外品に交換しているので元々取り付けてあったLEDバルブを外します。

バルブを反時計回りに回し、外します。その後、ピンでで台座が固定されているので、ピンを外し台座を取り外せば完了です。

それでは、日本ライティングのLEDを取り付けていきます。やっぱり他のメーカーと違い軽トラ・軽バンを考慮したヒートシンクの形状ですね。

内藤

そうですね。よく弊社宛てにオーナー様からお問い合わせをいただいていて、どうにか開発できないかと社長・開発スタッフで協議した結果、完成したのがこの形です。

(株)ヤスさん

よく設計されていると思います。本当にこの部分に干渉して、取り付けたい商品が取り付けできないことは、何度も経験しました。

(株)ヤスさん

これなら安心して取り付けできそうです。軽トラ・軽バンに取り付けできるLEDヘッドライトキットの内容です。

(株)ヤスさん

さぁ、取り付けして行きますよ!

(株)ヤスさん

まずは、取り付け台座をヘッドライトユニットへ取り付けます。向きは決まった向きにしか入らないので間違える事はないと思います。左右のピンで台座を固定します。

(株)ヤスさん

防水カバーを取り付けます。防水カバーの位置はバルブのこの位置で固定します。この時点でバルブの位置と防水カバーのTOPの位置を合わせておきます。

(株)ヤスさん

防水カバーのTOPの位置はこの辺です。多少ずれていれば微調整します。

バルブのハーネスの位置は地面側に来るようにして15度程斜めの状態になれば取り付け位置は間違いないです。

(株)ヤスさん

取り付け説明書も同梱されているので説明書を見て作業すれば間違える事もないと思います。

取付け見するによる配光への影響

取付けミスを起こすと配光が大きく乱れます。こちらの記事では取付けミスをしたらどのくらい配光に影響するか調べてみました。気になる方は御覧ください。 
 

LEDヘッドライトH4タイプの取付け向きで配光は大きく変わるため注意が必要


(株)ヤスさん

ここまでの作業は説明書に親切に書いてありますね。防水カバーのゴムはカットせずに入りました。

ドライバーユニットの取付け

(株)ヤスさん

LEDバルブがヘッドライトユニットに取り付けが出来たのでハーネス関係のまとめになります。

コントローラーは、エブリィでは設置する箇所があまりなく、ヘッドライトユニット裏側へ両面テープで貼り付ける事にしました。

コントローラーに両面テープを貼ります。

(株)ヤスさん

このようにヘッドライトユニット裏側へ両面テープで貼り付けました。

(株)ヤスさん

ハーネスは同梱されているインシュロックで束ねます。コネクター連結部分はビニールテープで固定しました。

(株)ヤスさん

運転席側は日本ライティングさんのバルブ左側は他社のバルブです。

光の色味はそんなに変わりないですね。片側ずつ交換して気付きましたが冷却ファンの音が日本ライティングさんの方がかなり静かですね!

回ってる音が気付かない位静かです。

内藤

取り付けありがとうございます。ヤスさんが言われるようにファンの音は特に小さいと思います。 ファンの素材、構造(ベアリング)もそうですが、そもそも回転数を落としていることも要因として挙げられます。

(株)ヤスさん

回転を落としてるんですか!?それで、放熱はできるんでしょうか?

内藤

はい。できます。 最初にもお伝えしましたが、ヒートシンクに使用している素材によって放熱性能はまったく違ってきます。日本ライティングは熱伝導率の良い素材(多分どのメーカーも使用していないと思います)を使用しているので、高速でファンを回す必要がないのです。

ファンも消耗品です。高速で回すことで摩耗率が激しいので、すぐ消耗してします。放熱性が優れているからこそ、低速で回せて、振動が少ない。仕事量が半分なので摩耗率も半分で済むので、結果長期間使用できるということです。

(株)ヤスさん

ファンを高速回転さないと冷えないと思い込んでいる人がいるが、そうじゃないですね。放熱性が高ければ遅くて良いのは、初めてしりました。

バルブ後方のスペースを確認してみた

内藤

皆さんも気になるバルブ後方のスペースはどうなっているのでしょうか。

(株)ヤスさん

はい。他社メーカーと比べてみました。これは、今まで付けていた国内メーカーのLEDヘッドライトです。

(株)ヤスさん

ヘッドライト裏側の取り付けがギリギリでした。ギリギリと言うよりはボディー事態に触ってます。取り付けに無理があり、ボディー事態凹ませていました(汗)

反対側の日本ライティングのLEDヘッドライトは、裏側のボディーに当たる事なく全然余裕がありますね!

内藤

無事につけれてよかったです。

(株)ヤスさん

さすが軽貨物車用、バン、トラックに専用設計されている事だけありますね!エブリイの場合はボディー事態は作りは同じなのでエブリイ、エブリイワゴンどちらにも取り付けは出来ますね。

LEDヘッドライトを点灯してみた(ロービーム・ハイビーム)

ロービーム

(株)ヤスさん

ロービーム照射状態の写真です。ロービームのカットラインちゃんと出てますね!素晴らしいと思いますよ!

この時点ではまだ光軸調整はしていないのでもうちょい照射位置は上がると思います。

ハイビーム

(株)ヤスさん

コチラはハイビーム照射状態の写真です。ハイビームは非常に明るいです!ハイビーム照射時は7000ルーメン発生してるだけの事はあると思います!

山道、田舎道の走行が多いのでハイビームが明るいのは助かります!獣が飛び出して来てもよく見えそうなので回避出来そうです。

光軸調整とテスターにてカットライン・カンデラを計測

内藤

LEDヘッドライトを取り付けて外見はどうでしたか?

(株)ヤスさん

そうですね。外から見たらこんな感じになり、「黄色いチップが見えてかっこ悪い」というのはなさそうです。

内藤

良かったです。今回はわざわざ、テスターで測定していただいたんですよね?

(株)ヤスさん

日本ライティングさんの商品が、どの程度のものなのか気になっちゃいまして(笑)さっそく、予備検査テストセンターに行ってきたんです。

そしたら、光軸調整前はやはり相当下向きになってたみたいです。テストセンターの方に調整してもらいました。

(株)ヤスさん

この写真は左側のロービームの照射状態の測定値です。カットラインは先ず先ず良い感じで出てますね!コレなら車検にも十分合格する範囲です。※ロービーム32,600カンデラ

(株)ヤスさん

左側のハイビーム照射状態の測定値です。ロービーム照射状態の測定値に比べるとハイビームはやはり光量は上がってますね

※ハイビームは59,000カンデラ

(株)ヤスさん

右側のロービーム照射状態の測定値です。コチラもカットラインちゃんと出てますね!左側に比べると若干出ていないような気がしますが、車検には十分合格する範囲です。

※ロービームは21,700カンデラ

(株)ヤスさん

右側のハイビーム照射状態の測定値です。

※ハイビームは62,600カンデラ

内藤

無事に車検に通る数値で安心しました。

光軸調整後に点灯チェック

(株)ヤスさん

調整後のロービーム照射状態の写真です。取り付けて直ぐは下向きに調整されてたので下の方照射してましたが、調整後は見やすくなりましたね。明るいです!

(株)ヤスさん

調整後のハイビーム照射状態の写真です。ハイビームインジケーターも問題なくハイビーム時点灯してロービーム時消灯します。

(株)ヤスさん

日本ライティングさん大変ありがとうございました!

今回取り付けた商品

   
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