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ヘッドライト比較

【プロのテクニック公開】黄ばんだヘッドライトが30分後には新品のヘッドライトに

ヘッドライトのカスタムをする中で、よくある悩みとして

「ロービームをLEDに変えたけど、ヘッドライトが黄ばみ過ぎていて古臭く見えてしまう」

というのがあります。
純正のLEDやHIDに憧れて、古い車をLED化したのは良いけど、このような相談をよく受けることがありました。本来であれば、研磨剤を購入して・・・・というのが普通だと思いますが、思うようにキレイにならないと悩んでいませんか。

こんにちは。
軽トラマニアの小泉です。(社外の人で修理業務に30年以上携わっています)
 ※私のプロフィールはこちら

今日は久々に軽トラ以外の内容となります。

黄ばんだヘッドライトを手軽に新車の輝きに戻す方法

について私が実際にお客様に行っていた方法で、研磨剤などの専用品を使わずにキレイにする方法をお伝えします。

さて、たまたまライトの交換でいらっしゃったお客様のユニットが黄ばんでいたので、ヘッドライトを磨いてみました。実際の手順と効果をまとめました。

ヘッドライトの状態

H21年型 HC24S 日産ピノ(HA24S スズキ アルト)のヘッドライトの拡大写真です。樹脂製のヘッドライトは経年劣化で黄ばみや曇りが発生して非常に見栄えが悪くなりますよね。

せっかくLEDを装着しても綺麗に洗っても、ライトが黄ばんだり曇ったりしているだけで妙に古く見えてしまいます。

ヘッドライト黄ばみとり1

ヘッドライトの黄ばみの原因と取り除き方

ヘッドライトの黄ばみや曇りの原因は小傷に入り込んだ汚れで、例えばワックスやコーティング剤も劣化して汚れそのものに変質してしまいます。

加えて樹脂変質も相まって見栄えが非常に悪くなるのですが、今回のこの手法はコーティングなんかの小難しいことは行わない、板金屋さんや車屋さんが実はあまり公開したくない、裏技的な方法です。

勿体ぶっても仕方ないのでサクッと進めましょう。

ヘッドライトを耐水ペーパー(紙やすり)で水研ぎします

なぜヘッドライトを耐水ペーパーで磨くと綺麗になるのか。




図のように汚れの原因がヘッドライト表面に新車時からのコーティングに刺さりこみます。コーティングの細かい傷に入り込んだ汚れが黄ばみや曇りになるわけですが、磨く事で汚れを掻き出すんです。
 
コーティングの細かい傷よりも磨きによる傷の方が深いので図のコーティングが削れてクリアな層が現れる理屈です。

1200番の耐水ペーパーで磨く

今回使用した耐水ペーパーは1200番です。ザクザク磨きましょう。汚れて黄色い汚水が表面を覆いつくします。

ヘッドライト黄ばみとり2

耐水ペーパーの使用について

また荒い目の耐水ペーパー(1200番)から磨く理由として大きく傷を入れて汚れを掻き出したら、その傷を細かくする為に目の細かい耐水ペーパー(2000番や3000番、コンパクト等)で順に磨くんです。
 
そうする事で大きな傷から細かい傷になり、目に見えない程度まで落ち着きます。今回使用したアイテムですが、写真の通りホームセンターやカー用品店の量販店で準備出来て、数千円程度です。
 
安くて時間も僅かでこれだけ綺麗に仕上がるのでぜひ試してみてください。
 
サンドペーパー※左が1200番、右が2000番となります。

表面の汚水を洗い流すとどうでしょう?余計に曇ってやらないほうが良かったと思われる方も多いかもしれませんが、慌てずに進めましょう。

最初にペーパーをかける行為は傷を付ける行為に等しいので勇気が必要かもしれません。こうなったら引き返せないのですが、引き返す必要もありません。

さらに先に進めます。
もちろん、次の工程も誰にでも出来ます。

ヘッドライト黄ばみとり3

2000番の耐水ペーパーで磨く

次の工程も耐水ペーパーで磨きます。
今度は2000番で磨いているところですが、1200番の時よりも表面を覆う汚水がかなり少なくなっているのがわかります。

2000番で磨く時も水研ぎになりますが、1200番の時の1.5倍くらい時間をかけて磨くのがポイントです。この時点でかなり黄ばみが無くなり透明度が増したように感じませんか?

ヘッドライト黄ばみとり4

コンパウンドで磨く

一度乾いたタオルで拭き上げしててみましょう。黄ばみが落ちたけど、少し艶がないかもしれません。でもここで仕上げに入ります。

2000番で磨き終えたら次は2500番?3000番?と勘の鋭い方は思われるかと思いますが、そんなに時間をかけてはいれません。それに2000番以上の耐水ペーパーってなかなか見付からないのです。

そこで一気に量販店でも売っている極細目のコンパウンドで磨きます。

ヘッドライト黄ばみとり5

スポンジに豆粒大くらいのコンパウンドを付けてヘッドライトに擦り込みます。スポンジもどこにでもあるようなモノで十分です。

柔らかい面を使ってやれば十分に磨く事が可能です。誰にでも出来る内容なので、わざわざポリッシャーを準備しなくでも大丈夫ですが、持っている人は使った方が楽かもしれません。自分は全て手作業で行います。

ヘッドライト黄ばみとり6

コンパウンドで覆い尽くされたヘッドライトですが、磨いている時が一番心配なのではないでしょうか。どんな仕上がりになるのだろうかと期待半分、不安半分かと思います。

最終仕上げにもポイントがあります。先ほどの2000番の耐水ペーパーで水研ぎをした時の、1.5倍の時間をかけて下さい。そうすることでよりきめ細かい仕上がりになります。

ヘッドライト黄ばみとり7

ヘッドライト磨き完成

最終仕上げのコンパウンドを拭き上げすると完了です。
この感じで艶も復活します。最初は耐水ペーパーで傷を付けながら汚れを落とすので心配になるかもしれませんが、1200番から2000番、コンパウンドときめ細かい方向で磨いていくときちんと艶が復活します。

もちろん黄ばみや曇りも取れます。それでも不安な方は、コンパウンドを粗目、細目、極細目の順番で使ってみて下さい。どれも量販店で普通に購入できます。

重要なポイントは1200番に約5分、2000番で1.5倍の7~8分、仕上げで更に1.5倍の11分~12分と細かいく磨いて行くにつれて時間をかける事です。

片側で約30分くらいを目安にすると、両側1時間ほどでクリアなヘッドライトになります。

ヘッドライト黄ばみとり8

左右で比較してみましょう。
運転席側が今回、最初に磨いたヘッドライトです。助手席側が磨く前のヘッドライトです。少し逆光気味ですが、一目瞭然で透明感の違いがわかるかと思います。

実はあまり教えたくない技術の一例ですが、車検時にヘッドライトの曇りからライトテストで光量が不足し不合格。予算も少ないしコーティングも出来ない、そんな時にこのように1時間ほどの磨きで透明度が出て艶も出る技です。

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