こんにちは。
日本製LEDヘッドライト日本ライティングの内藤です。
※日本製LEDの特徴についてはこちらをご覧ください。
お客様との会話の中で対向車のフォグランプで眩しい思いをするといった話をよく聞きます。
先日も友人が対向車のヘッドライトではなく爆光のフォグランプだけで走っていて、目がくらんだと仰っていました。
例えば、大手メディア様が以下のようなアンケートをされています。
【アンケート】
今回は【対向車のフォグランプ、迷惑に感じたことはある?】というお題でアンケートを実施!
どんなシーンで使っているかなど、体験談や眩しい時の対策なども是非コメントでお寄せください!
※個人を特定できない形で記事に引用する場合がございます。— MOTA(モータ)編集部 (@MOTA_PRESS) May 28, 2019
約半数以上の人が対向車のフォグランプに対して迷惑に感じているようですが、これでも本当にフォグランプは必要なのでしょうか?島田さんに聞いてみました。
目次
島田
フォグランプは、名前の通り霧のランプで昔は霧除けランプなんて呼ばれていたんだよね。だから、本来の使い方をすれば、これほど頼もしいものはない。
内藤
島田
でも、雪国や霧の発生率が高い場所では、フォグランプは大きな味方になる。
だから一概に不要とは言い切れない。だから、保安基準でもフォグランプについて規定が決められているよ。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
しかし、雨が降って濡れていると白い光では路面に到達する前に反射してしまう。
だから白い光は路面が見にくいんだ。でも黄色は水の膜を通り抜けて路面まで光が届く。
だから黄色いほうが見えるんだね。これが波長の長さの違い。
内藤
島田
内藤
でも白いフォグランプが最近増えていますがこれはどういうことでしょう。
島田
フォグランプの色を白と黄色で選べる車種の場合、白いフォグランプを選ぶ人が実に75%にも及ぶというデータなんだけど、これはもう流行りとしか言いようがないよね。
LEDヘッドライトの白さに合わせることがトレンドとなっていて、どうしても白いフォグが多くなっているとしか言えない。
内藤
内藤
島田
例えばこんな事例も報告されているよ。
霧が出ていない時のフォグランプの点灯だけは やめて下さい!
眩しすぎて前が見えません!— ベル (@Jansan12) October 3, 2019
昨日後ろについたSUVがフォグランプ点灯させててこの人はひとりサイレントヒルごっこでもしてんの?それともフォグランプが何か知らないの?ってなりながら眩しすぎてキレそうになってた。
— 七瀬 (@nanasenana7_7) November 28, 2019
島田
だからフォグランプの点灯は悪天候の日に限るようにしなければね。
内藤
島田
だから、正当な使い方をすればフォグランプのありがたみを実感する意見も聞かれるよ。
車乗ってきたけど、今日の路面状況だとヘッドライトが白すぎて路面反射しちゃってセンターラインが見えない(^^;
普段は点けないフォグランプのありがたみを感じた今日(笑)— ほっしー (@V6AERAS) November 10, 2015
フォグランプのありがたみ。
もじどおり「霧のランプ」。
黄色最強。#マイあさ— お猿さん@轟驫麤 (@mamachari3_Jpn) October 29, 2019
島田
内藤
内藤
フォグランプが白いからヘッドライトの代わりに点灯しているクルマがあるということです。
島田
これについて内藤君はどう思う?
内藤
島田
でも実際は手前しか照らさないから運転席から見るとほとんど明るくない。そこで何すると思う?
内藤
島田
そうすると手前でなく遠くを照らせる。
まあ、自動車の大きさや運転席の高さにもよるけど、かなり純正のときより遠くを照らせる。ただ、問題が発生するんだ。
内藤
島田
というより、保安基準でも「他の交通の妨げにならない事」と決められている。
だから、あまり上に調整しすぎると車検も通らなくなるだろうね。
ヘッドライトの車検についてこちらの記事でまとめています。
内藤
なんでフォグランプの眩しいクルマがあるのでしょうか?
島田
内藤
島田
というのも、フォグランプの光は手前を照らすようになっているから本来上は暗いんだ。
というのもフォグランプにもカットラインがあって、それより上に光が出ないようになっている。
だから人が立った位置から見て眩しいというのは根本的に光軸で配光が狂っているか、LEDバルブが中国製の粗悪品で光が上方に散っている可能性が高い。
内藤
島田
最近運転してて、ヘッドライト、フォグランプ光軸あってない車多すぎ!
眩しくて仕方ない。
皆さんの周りではどうなんだろ?— きたぐっchan🐿 (@t_kitaguchi_s57) September 12, 2018
とりあえず、
フォグランプ光軸調整するかな。今、殺人ビーム配光に
なっているしw— 六連星@ (@ms_ayachoko) May 5, 2017
島田
内藤
島田
やり方は壁に向かってフォグランプを照射するんだけど、交換前に基準を測定しておくと便利だよ。
内藤
島田
そして、フォグランプを交換したらマーキングした位置に調整すればOK
内藤
島田
内藤
島田
斜め上に向かって光は飛んでいくことになるからね。遠くになればなるほど高い位置を照らす。
内藤
島田
これは精度の低いLEDバルブにありがちで設計が悪い。
内藤
内藤
特に、最近の国産車の純正フォグランプが暗くなっているので気になります。
島田
それに則った取り付け方法や点灯の仕方、そして明るさでなければ当然車検は通らないよ。
内藤
島田
そして、最近のクルマのフォグランプが暗くなったのは、保安基準が原因じゃないから。
内藤
島田
まずは明るさについてだけど、これは平成17年12月31日以前に制作された自動車とそれ以降の自動車とでは明るさの基準が違うんだ。
内藤
島田
このカンデラというのは、光度といって、光の強さを表しているんだ。
内藤
島田
それで、ルーメンは光を全方向360度発生させるときの光の量なんだ。
だから、ルーメンは光束なんていうよね。
内藤
島田
だから、バルブが明るくてもヘッドライトユニットの性能でカンデラは変わる。
ようは、バルブから出る光を集約して前方に光を出しているその方向の光の強さなんだ。
それの強さが1万カンデラ以下。
話がだいぶそれちゃたけど、この1万カンデラは、4灯式ヘッドライトのハイビーム(12,000カンデラ以上)と比べると少し弱い感じかな。
内藤
でもハイビームよりは暗くないとダメという感じかな。
島田
内藤
島田
内藤
島田
内藤
フォグランプの車検に付いてはこちらの記事でまとめています。
内藤
島田
機能を考えれば黄色で、ドレスアップを優先するなら白となる。
内藤
コーディネートについてはこちらの記事をご参考にしてください。
島田
悪天候や路面が濡れていたりすると、黄色のフォグランプの方が見やすかったりしますが…
そこで今回は、フォグランプの色に関するアンケートを行いたいと思います📝
あなたは、何色のフォグランプを付けていますか❓— STI_FAN (@subaru_hanter) November 25, 2019
内藤
島田
内藤
島田
だから最初は白を選択しても黄色に替える人も多いという事だろう。
内藤
島田
内藤
でも、最近は青とかピンクとか白や黄色以外もありますよね。
島田
だから売られているけどおすすめは出来ないな。
内藤
島田
国産車の最近のクルマなら、レモンイエローが良く似合うよ。
内藤
ジムニーとか、最近復活したピックアップトラックのハイラックスなんて似合いそうです。
島田
内藤
島田
たくさんつけても点灯方法さえ守れば問題ない。でも今はもっといいものがあるぞ。
内藤
島田
白と黄色の切り替えタイプのLEDバルブを装着すれば、その時の好みで色も変えられるし、普段白でも悪天候時には黄色に替えられるからね。
内藤
島田
内藤
島田
ポンつけならライトスイッチで切り替えできるから簡単で便利だ。
内藤
島田
でも、普通は最初にヘッドライトをLED化するから心配ないと思うけど。
ただ、ポジション球選びも注意しないとバランスが崩れる。
内藤
島田
トータルでコーディネートするのがカスタムの基本だから。
内藤
島田
内藤
島田
でも、フォグランプは悪天候の時に使うだろう。雪の日にはこの順番が逆になる。
内藤
島田
ハロゲンバルブは発熱量が多いから、フォグランプに着雪した雪も解かすことが出来るけど、LEDは発光部がほとんど発熱しない。
だからフォグランプのレンズに着雪すると雪を溶かすことが出来ないんだ。
HIDも少し発熱するけど雪を溶かすことはそれほど期待できない。例えば下の事例のようにね。
LEDヘッドライトとLEDフォグランプの車は雪の日こうなります。
前が見えない…… pic.twitter.com/kfX16DH0we— くろたん (@9AyW3cLrmgRUooZ) January 28, 2020
内藤
島田
雪の状況でLEDバルブでも影響を受けないこともある。
ただ、さらさらした雪は、標高の高い気温が低い場所での降雪の場合だから、ほとんどは水分を含む雪なのでフォグランプに着雪すると思っていいよね。
内藤
島田
まあ、一昔前の消費電力の高いH11バルブを使用しているフォグランプなら問題なけどね。
内藤
そうすると冬場に雪の多い場所の人はLEDにする意味はほとんどないということでしょうか。
島田
高効率のハロゲンバルブは今安いからね。
内藤
内藤
電球だけならバンパー外さなくてエエよ~(*・ω・)ノシ
ek(最近の車は特に)はh16って電球付いててこれがまた、
点いてるんか分からんくらい暗い…( ;´・ω・)
(麦球懐中電灯とLED懐中電灯位の差)
なので本体ごと換えてやったw— やくも (@k_yakumo1) December 1, 2019
LEDヘッドライトも暗いし、フォグも純正(H16/19w)暗いし、雨の夜の日は白線が見えないし。
色々といじらないと夜の運転が怖いのよね。— ヴァルっち (@varuttidragon) October 5, 2019
内藤
島田
そして消費電力が小さくできるから灯体も熱対策をしなくてよいから軽くできる。
これにより、熱を持つ消費電力の高いHIDは使えない。だから明るくするならLEDがおススメだよね。
内藤
島田
最近のH16ハロゲンバルブでは、提灯のような明るさだから点灯していることも車内からわからない。
夜間の悪天候時の視認性を高めるためにも明るくしたほうがいいよね。
内藤
フォグランプの必要性や、選ぶ注意点などをご紹介してきました。フォグランプは悪天候時に強い味方となる装備です。
しかし、取り付け方法や使用方法、そして商品の選び方を間違えると、周りを不快にすることになります。
フォグランプを上手に使い快適なカーライフを送りましょう。
最後によろしければ、こちらのアンケートのご協力をお願いいたします。