アイキャッチ画像引用元:シロスイさん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
コンパクトカーとして多くの方たちを魅了し続けるスズキ・スイフトは、現行モデルで4代目となり初代から大きく進化してきました(とはいっても使い勝手のよいコンパクトボディとスポーティーな装いは変わっていません)
また、ヘッドライトは時代の流れに合わせて、大きく変化してきました。今回はスイフトのヘッドライトがどのような進化をしたのか。交換方法やカスタム方法などについて詳しく解説します。
目次
内藤
すると、好みはあるけどカスタムを楽しみたいというんですよ。
島田
内藤
島田
初代スイフト(HT型)は、2000年1月にカルタスの後継モデルとして、世界市場を視野に入れた小型車専用のプラットフォームを新採用して登場します。
初代スイフトは、当時としては大径となる14インチホイールを履き、車高が少し高めのSUV風のデザインで登場しました。
背を高くした理由は、乗り降りがしやすいことでしたが、それでいて取り回しがしやすくタワーパーキングも入れる大きさにしたことから話題となりました。
そして、流れが変わったのは2003年のスイフトスポーツが登場したときです。この時にマイナーチェンジも行われ、廉価モデルの価格が前期モデルより安い、79万円で登場します。
しかもスイフトスポーツもエンジン性能を上げて、レカロシートなどを装備して119万円という破格でした。
スイフトスポーツは、専用のエアロで身を包み、オーバーフェンダーで武装した姿から若いユーザーから注目を集めました。
フロントフェイスも、スイフトとスイフトスポーツとではグリルとバンパーデザインが異なりますが、ヘッドライトは共通デザインを採用しH4ハロゲンバルブが装着されていました。
ただし、前期と後期ではヘッドライトが少々異なり、後期ではブルーリフレクターを採用 し、ヘッドライト内のターンシグナルランプもクリアタイプになっています。
2004年11月、2代目スイフトが登場します。先代(HT型)のSUV似のデザインをコンパクトハッチバックに変換し、どこかヨーロッパテイスト溢れるデザインとなりました。
特にトレッドを広くしたスポーティーな走りを予感させるスタイルは、男性に人気がありました。
そして、翌年の2005年に2006年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー を受賞するなど、大きな話題となります。
また同年9月には、先代でも好評だったスポーツモデル、スイフトスポーツを投入し、本格的な走りを楽しみたいユーザーから高い支持を得ます。
フロントフェイスも先代とデザインが大きく変わり、大型のヘッドライトが装着されH4バルブが標準装備です。
その後、追加されたスイフトスポーツは、ヘッドライト内の一部を濃いグレーに着色して標準モデルと差別化を図り、さらにHIDもオプションで選べるようにしました。
2007年にマイナーチェンジが行われると、スイフトスポーツ以外にもHIDが標準装備されるモデルとハロゲンが標準モデルもオプションでも選べるようになります。
2010年8月、大ヒットとなった2代目を踏襲したデザインで登場します。
まさに正常進化といったところで、クルマに詳しくない方が見ると、初代も2代目も見分けがつかないモデルチェンジでした。
デザインは、フロントバンパーやグリルデザインを変更し、15インチホイールを新たに採用するなど刷新を加えています。
2代目より室内空間の利便性を向上させた、後席のシートをワンアクションで倒せる6:4分割可倒式を採用し長尺の荷物も載せやすい工夫がされました。
ヘッドライトは2代目同様大型ヘッドランプユニットを採用し、光源にはH4ハロゲンバルブ仕様と、HID仕様の2種類を用意しました。
また、2012年にRSに一部改良が加えられると、メーカーオプションでオートライト機能付きのHIDが用意されます。
また、他のグレードとの差別化を図るため、ダークグレーにインナー塗装し、精悍な顔つきとしました。
4代目スイフトは、2016年12月に登場します。2代目や3代目のデザインと決別し、新しいプラットフォームに新デザインを採用し、新型と分かるデザインで登場しました。
3代目後期でエネチャージを搭載しましたが、4代目はマイルドハイブリッドを搭載し、さらなる低燃費と高い動力性能を実現しました。
また、先進安全装備もオプション設定されましたが、2018年からスズキの予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」やSRSカーテンエアバッグ・フロントシートSRSサイドエアバッグをエントリーグレードの非装着車以外に標準装備しています。
フロントフェイスに目を移すと、今までの大型ヘッドライトの面影を残しつつも、鋭い切れ長のヘッドライトに変更し、LEDヘッドライトを初採用しました。
また、周囲の状況でロービームとハイビームを切り替えるハイビームアシストをメーカーオプション設定しました。
LEDヘッドライトは、中級グレード以上に標準装備され、エントリーモデルのセーフティサポート非装着車以外はオプションとなっています。
なおLEDヘッドライト以外はH4ハロゲンバルブが用意されています。
内藤
島田
内藤
島田
でも、HIDの点灯は高電圧が必要なんだよね。だから、間違った交換方法をすると命にかかわる危険をはらんでいるんだ。
だから、メーカーも取扱説明書に絶対に行わないよう記載があるよ。だからここでは解説しない。
内藤
島田
ハロゲン仕様車のスイフトは、どの世代も方法は同じです。最初にボンネットを開ければ、ヘッドライト後ろ側が確認できるので、そこから交換します。
ヘッドライト裏のコネクターを真っすぐ引きに来ます。次に黒いゴムカバーを外しますが、この時にゴムカバー上下に取手が付いているので、そこを持って外します。
ゴムカバーを外すとバルブ本体を止めている止め金具が見えるので、説明書記載の(4)を押しながら上方へスライドさせ、(5)のフックから外します。あとは、バルブを抜き取れば完了です。
取り付けは、逆の手順で行います。この時に留め具の位置の確認はフロント側の(6)の窓から確認できます。
内藤
島田
内藤
島田
初代から3代目までは特に難しいことはないけど、4代目は運転支援システム装着だとできないよ。
内藤
島田
ただ、4代目も車体番号400001~スズキセーフティーサポート装着 だからできないんだ。
そういった情報も国土交通省から出ているから、心配なら見てみるといいよ。
内藤
島田
ただ、使用されるネジの本数やクリップの形状などが変わっているぐらいかな。それじゃあ解説するよ。
フロントバンパー外しは、ラジエーターグリル上部、バンパー下部、そしてフェンダー部分に留まっているネジやクリップを外せばフロントバンパーは外れます。
これは、どの年代のスイフトも同じなので、この3カ所をよく確認し、バンパーと留まっているネジやクリップを全て外すのがポイントです。
ここでは、2代目スイフトスポーツのフロントバンパーの取りはずし方を例に解説します。
キズ防止のため、養生テープをヘッドライトとフェンダーに貼ります。
ボンネットを開けて、グリル上部にあるネジやクリップを外します。2代目は赤丸の場所に留まっています。
次に、フェンダーライナーのクリップを取り外します。そして、フェンダーとバンパーを留めているスクリューを外します。
バンパー下に留まっているクリップとスクリューをすべて外します。この時にクリップは古いクルマほど砂などで取れにくくなっています。
またスクリューもサビて回りにくい可能性があるので、その場合は市販の潤滑剤を吹き付けるとよいでしょう。
すべてのネジとクリップが外れたら、バンパーサイドとフェンダーを切り離します。
はめ込みで取り付けられているので、手前に引くようにバンパーの角から外します。この時に、画像のように上に持ち上げるように②の方法から外します。
最後に、赤丸の部分のラジエーターアッパーサポートにバンパーが引っ掛かっているので、それを外せばバンパーは外れてきます。
ヘッドライトは、バンパーを外すと全容が現れるので、何処にどのようにボルト留めされているか確認できます。
基本的にヘッドライトは、4本のボルトとクリップ1個で止まっているので、それらすべて取りはずします。
画像は3代目ですが、どの年代も同じような位置で留まっています。
ボルトは赤四角の部分に留まっており、クリップは画像の赤四角の一番上、つまりフェンダー上部に1個止まっています。
ボルトとクリップが外れたら、ヘッドライトが前方に動くので、すべてのコネクターを切り話せばクルマから外れます。
内藤
島田
この他にも2代目のHID装着車両は、ライト不点灯なんてトラブルが発生し始める時期かもね。その辺を解説するよ。
ヘッドライトの黄ばみは、長く使用していると起きる劣化です。これは、ヘッドライトレンズが樹脂であることが原因で、紫外線の影響で黄ばみます。
そこで、黄ばみを除去するには、市販のヘッドライト磨きが有効です。かなりひどい黄ばみも専用の磨き剤を使用すればキレイになります。
ただ、そのままではまた黄ばみが発生するので、ヘッドライト用のコーティングをしましょう。
よく、クリア塗装をする方も見られますが、ヘッドライトの素材はポリカーボネート樹脂なので、塗料との密着が良くありません。
また、埃などが入ると見栄えも悪くなるため、あまりお勧めしません。
注意としてガラスコーティング剤は、ポリカーボネートにひび割れや変形を発生 させる恐れがあるので、必ずヘッドライト専用品を使いましょう。
ヘッドライトは、通常の使用でも外気温度とヘッドライト内の温度差により、内部に薄っすら曇が発生する場合があります。
薄っすらできる曇であれば、すぐに解消するので特に問題ではありません。
しかし、水滴ができるような結露の場合は、ヘッドライトユニットに不具合があります。
ヘッドライトユニットは、結露防止のために通気口を設け、外気とユニット内の温度と湿度を調節しています。
もし結露が激しい場合は、通気口のつまりがないか確認しましょう。
また、バルブ交換をしてゴムカバーの取り付けが不十分の場合も結露が発生しますから、バルブ交換後に結露するようなら、ゴムカバーを確認します。
このほか、ヘッドライトユニットのシーリングが劣化している可能性もあります。そのような場合は、ディーラーや修理工場に相談するのが良いでしょう。
スイフトに最初にHIDが搭載されたのは2代目ですから、すでに18年近く経ちます。HIDもハロゲンより長く持つとはいえ、HIDの構成部品はかなり消耗しています。
HIDのバーナーは、おおよそ2,000時間が寿命 と言われており、毎日1時間通勤で使用していたとすると、5年程度で寿命を迎えます。
また、バーナーを点灯させるバラストと呼ばれる安定器があります。この安定器も長く使用していると不具合を起こし、点灯不良を起こすでしょう。
HIDは、新品の70%の光量まで落ちると寿命と言われており、この状況は車検でも光量不足で指摘されるはずです。
点灯しても車検に受からない場合は、バーナーの寿命と考えられます。
内藤
島田
ヘッドライトのカスタムの定番は、昔から明るくすることです。
初代スイフトが登場した2000年初頭は、まだLEDライトなどなく、やっとHIDが高級車を中心に純正採用され始めた時期でした。
そのため、当時のヘッドライトを明るくするカスタムは高効率バルブへの交換が主流でした。
その後、HIDキットが登場しますが、取り付けが難しいことと、取り付け費用が高額なことから、あまり多く普及しませんでした。
その後LEDバルブが登場し、ハロゲンバルブ交換と同じ要領で交換できることから一気に広まります。そして現在は、より明るいLEDバルブが販売されています。
スイフトに限らず、ヘッドライトの見た目を変えるカスタムが昔から行われてきました。
その中でも、アイラインを装着するカスタムはフロントフェイスを引き締められることから、好んで取られた手法です。
ただしアイラインはFRP製なので、ゲルコートと呼ばれる白や黒の樹脂が表面を覆っていることから塗装作業が必要となり、パーツだけ購入してもキレイに取り付けられないデメリットもあります。
一方、ヘッドライトレンズの色を変える手法も昔から取られていた方法で、昔は色のついた専用のコート剤で色を変えていました。
しかし、埃の付着や塗装技術が難しかったことから、それほど広まりませんでした。
そこに近年、フィルムを貼って色を変える手法もでてきて、手軽にヘッドライトレンズの色が変えられます。
さらにLEDが大きく普及すると、ヘッドライト内のイカリング加飾から始まり、現在では様々な光の演出が施されたカスタムが主流となりました。
内藤
島田
ヘッドライトをLEDバルブに交換したことで、白く明るくなりましたね。写真からもかなりの明るさが見て取れます。
これなら夜道をかなり楽に走行できるようになったのではないでしょうか。明るさは安全運転には大事なので、きっと満足されたことでしょう。
ブラックのボディカラーなので、ヘッドライトにライトスモークのプロテクションフィルムが良く似合っています。
この程度の色味ならヘッドライトの明るさにも影響されずかっこよくできて良いですよね。
また、黄ばみの予防効果も期待できるので一石二鳥といったところでしょうか。
太めのアイラインでフロントフェイスのイメージが大きく変わりましたね。迫力満点の顔つきで、スイフトとは思えませんでした。
大きく開いた上下のグリルがスポーティーさを高めていると同時地、グロスブラックとレッドで塗り分けたフロントバンパーが素敵です。
ヘッドライトユニット交換されたスイフトは全く違うクルマのようでかっこいいですね。
レンズはクリアでインナーがブラックなのでしょうか。ヘッドライト下側にプロジェクターを囲むように配置されたLEDライトバーが素敵ですね。
キレイなカラーのプロジェクターですね。そこを囲むように配置されたブルーのLEDライトバーが幻想的でとてもかっこいいです。
ウィンカーとプロジェクターにイカリングを取り付け、2連にしているところが素敵ですね。暗くなるとかなりインパクトがありそうですね。
スイフトのヘッドライトには、初代から現行の一部モデルまでH4ハロゲンバルブを採用されていることから、明るくするカスタムは手軽にできる車種といえます。
また交換方法も、特別な作業が何も必要ないことから、H4ハロゲンバルブを交換したことがなくても手軽にできるカスタムと言えるでしょう。
日本ライティングからも、ハロゲンより明るくできるLEDバルブと、通常のLEDバルブよりさらに明るくしたハイスペックモデルもラインナップに加えていますから、ご自身の使用用途で選ぶことが可能です。
ヘッドライトカスタムの基本は明るくすることですから、今のヘッドライトの明るさに満足できないのなら一度日本ライティングのLEDバルブを試せばきっとご満足いただけます。