新型ヴォクシー

新型Voxy(ヴォクシー)のヘッドライトについてまとめてみた

アイキャッチ画像引用元:Toyota Mobility Tokyo

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

 ※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。

世界のトヨタは2022年1月、8年ぶりにミドルミニバン「ヴVoxy(ヴォクシー)」のフルモデルチェンジを行い発売しました。

人気のミニバン「Voxy(ヴォクシー)」のモデルチェンジは多くのファンやメディアを注目させました。

今回はそんなデビュー間もない新型Voxy(ヴォクシー)のヘッドライトについて詳しく調べてみたのでご紹介します。

新型Voxy(ヴォクシー)と80系後期のヘッドライトとの違い

●80系後期型Voxy(ヴォクシー)

●新型Voxy(ヴォクシー)

80後期型Voxy(ヴォクシー)と新型Voxy(ヴォクシー)のヘッドライトのデザインを比べてみました。

根本的なランプの配置などは大きく変わらないもののさらに一段増えて三段式LEDヘッドランプ(追加オプション装着場合)に変更され、ゴージャスになりました。

上段部のランプユニットがさらに細かく分割されたことでより切れ長で厳つい印象へと変貌を遂げました。

さらに今回のモデルからシーケンシャルウインカーや流れるウインカーと言われ、大人気のLEDターンランプを標準搭載しています。

全く新たな試みであるメッシュデザインのグリルには薄暮灯があり、五点灯式で今までにない型にはまらないデザイン性が特徴的で非常に素晴らしいと思います。

新型Voxy(ヴォクシー)のヘッドライトに使用されるバルブ形状

80後期型Voxy(ヴォクシー)は、ハイビーム・ロービーム切り替え式のLEDヘッドランプでした。

その点は新型Voxy(ヴォクシー)も変わらず二段目の三眼LEDヘッドランプの一番内側がハイビーム専用です。

標準装備は「マニュアルレベリング機能付」リフレクター式LEDヘッドランプを採用

「オートレベリング機能付」プロジェクター式LEDヘッドランプはS-Zのみメーカーオプション設定になっています。

2020年にマイナーチェンジしたこれまでの80型後期モデルでは、X・V・ZS(ハイブリッドも同様に)の全グレードに「(オートレベリング機能付)Bi-Beam LEDヘッドランプ」が採用されていました。

ですが、今回からヘッドライトの標準装備は「マニュアルレベリング機能付」リフレクター式LEDヘッドランプに移行されました。

レベリング機能とは、ヘッドライトの照射軸を上下に調整することを指します。

なぜ調整を必要かというとヘッドライトの光源には、ハロゲン・HID・LEDの3種類に主に分けられ、HIDとLEDに関してはハロゲンランプよりも3倍~5倍以上明るい為、ロービームであっても対向車からは眩しく運転の妨害になる可能性があります。

その為に、ヘッドライトの照射軸を調整する「レベリング機能」は搭載されています。

次に「マニュアルレベリング機能」と「オートレベリング機能」の違いは、その文字通り手動なのか自動なのかです。

以前のVoxy(ヴォクシー)には全グレードに標準装備で「オートレベリング機能」が搭載されていたので、対向車を感知して車が自動で照射軸を最適に調整していたのです。

今回の新型Voxy(ヴォクシー)は、「マニュアルレベリング機能付」リフレクター式LEDヘッドランプを標準装備に変更した為、手動で調整になりました。

なぜ、マニュアルに変更されたのかについては、マニュアル式の方がコストパフォーマンスが良く経費を抑えられる点があるようです。

それ以外の装備や外観、内装と大きくこだわった結果なのかもしれません。

ちなみに、上位グレードのS-Zのみ発注時メーカーオプション価格62,700円(税込)で「オートレベリング機能付」プロジェクター式LEDヘッドランプに変更可能です。

進化したとばかり思っていたので意外な変更点ですね。

メーカーオプション「オートレベリング機能付」プロジェクター式LEDヘッドランプ追加で薄暮灯+アダプティブハイビームシステムがセットで付いてくる

メーカーオプション「オートレベリング機能付」プロジェクター式LEDヘッドランプに変更すると薄暮灯(アクセサリーランプ)が追加されます。

薄暮灯とは、日中走行時に歩行者や対向車に存在を知らせる「昼間走行灯(デイライト)」や日が落ちると点灯する「前照灯(ヘッドライト)」同様、薄暗くなった夕暮れに点灯させるライトのことです。

その名の通り外装にアクセントを加える「アクセサリー」の観点から用いられることが多く、エクステリアをもっと素敵にしたい人やこだわりたい人には、ミステリアスでカッコ良さがよりプラスされるので薄暮灯はオススメです。

実際に今回の新型Voxy(ヴォクシー)は薄暮灯があってこそ美しいなかと感じる程でした。

新型Voxy(ヴォクシー)の場合は、ヘッドライトとフロントバンパーの間、フォクランプが一般的に取り付けられている場所にデザインされている。

さらに、対向車のヘッドライトを感知して自動でハイビームとロービームの切り替えをする「オートマチックハイビーム」は標準装備されているが、「アダプティブハイビームシステム」はオプション設定されている。

「アダプティブハイビームシステム」とは、対向車や歩行者を感知してLEDの配光範囲を細かく制御、照射エリアと遮光エリアを区別することでハイビームでの走行性能がより向上しました。

以前は高級外車MercedesBenzやトヨタの高級車LEXUSなどにしか搭載されていませんでしたが、いよいよトヨタのミドルミニバンにも搭載されました。是非、走って体感したいですね。

標準装備のリフレクター式LEDヘッドランプとオプションのプロジェクター式LEDヘッドランプどう違うのか?

オプションヘッドライトを選択すると、大きく変わるポイントがリフレクター式からプロジェクター式になるということ。

リフレクター式とは、主に昔の車やハロゲンライトの車に多く使用されている。ヘッドライトを覗き込んだ時にポツンとヘッドライトのバルブが見える仕様です。

●Noah(ノア)リフレクター式LEDヘッドライト

分かりやすいのはスズキの軽「ハスラー」Gグレードはリフレクター式ハロゲンライトでXグレードはプロジェクター式HIDヘッドライトです。

見比べれば一目瞭然でリフレクター式は「ポカン顔」に見えやすいぼんやりと映りやすい特徴があります。

車にとってヘッドライトはいわゆる「目」になり、車のデザインを人間の顔に例えるなら目でその顔立ちは大きく印象付けられます。

ヘッドライトがリフレクター式だと反射板に電球がポンと乗っているだけのシンプルな造りなので、どうしてもチープで間抜けな表情に見えてしまうのです。

片やプロジェクター式になるとキラキラとした印象の目になり、尚且つ切れ長でワイルドなイケメンに変貌を遂げるということです。

車好きなら愛車の第一印象は非常に大切でこだわりがあります。間違いなくプロジェクター式をおすすめします。

プロジェクター式とは、レンズが内蔵されており魚の目のようになっています。

近年表情豊かで立体的なヘッドライトが流行しているので、コンパクトで場所を取らならプロジェクター式は最適な形状です。

●Voxy(ヴォクシー)プロジェクター式LEDヘッドライト

まとめ

大人気ミドルミニバン80後期型Voxy(ヴォクシー)がデビューした時、脚光を浴びクールなスタイルがさらなる支持を得て大ヒットとなりました。

今回8年振りに満を持してフルモデルチェンジしました。率直な感想は、エクステリアは、ヴェルファイアはアルファードなどのように圧巻の迫力がプラスされました。

ヘッドライトも切れ長で二段式三眼LEDヘッドランプの採用で安全性や走行性能も上がりました。

標準搭載は、リフレクター式LEDヘッドランプで点灯しなければ差ほど大差はないように感じますが、点灯すると昔ながらのリフレクター式はぼんやりとチープな印象です。

ヘッドライトオプション価格62,700円(税込)ですが、「オートレベリング機能付」プロジェクター式LEDヘッドランプに変更されて「アダプティブハイビームシステム」が追加されるので価値のあるオプションだと思います。

メーカーオプションなので新車発注時にしか付けられないオプションなので、付け忘れないように注意が必要です。

新型Voxy(ヴォクシー)の特徴は、上位グレードS-Zのみに標準搭載されている「薄暮灯」だと思います。

メッシュデザインのグリルに5灯式のぼんやりミステリアスに点灯する薄暮灯がアクセサリーランプとしてアクセントになっています。

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