アイキャッチ画像引用元:だいきJZX100@team4715(超低浮上)さん
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
国内を代表する軽自動車にダイハツミラがあります。
低燃費で取り回しが良いことから、一般の方だけでなく、商用車としても幅広く活躍してきました。
ラインナップも数多く存在し、ミラシリーズとして数多くの派生モデルも誕生させています。
また、多くの方が乗りやすく使いやすさを求めた設計から、幅広い方たちから支持を得ていたことから、ノーマルだけでなくカスタムされたモデルも多数誕生しました。
そんなミラは、走りやデザインに特化していましたが、ヘッドライトはどうなのでしょうか。
今回は、モデルチェンジでのヘッドライトの変化、そして各年代のカスタム方法について詳しくお伝えします。
目次
内藤
コンパクトで取り回しが良いので、親がミラに乗っているんです。
それが、最近のクルマに比べてヘッドライトが暗いと嘆いていて、明るくしてほしいと言われました。
島田
それで、ヘッドライトが暗いということは、ハロゲンバルブを使用しているのかな?
内藤
ハロゲン以外にも採用されているんですか?
島田
内藤
でも昭和のミラではないですよ。
島田
それじゃあ、2,000年になる頃に登場した5代目からクルマの特徴とヘッドライトについて解説するから、それを参考にしてみるといいよ。
1998年10月、軽自動車規格が改正されると、それに合わせて車体を規格ギリギリまで拡大した新型ミラが登場します。
1990年代末期から2000年代初頭にかけて各自動車メーカーは、新しい衝突安全ボディを登場させました。
ミラもTAF(Total Advanced Functionボディ) を採用し、国内衝突安全基準(50km前面・後面・側面衝突)および、新欧州衝突安全基準(40%オフセット前面衝突、側面衝突)に余裕を持って対応し、クラストップレベルの衝突安全性が売りで登場します。
エクステリアデザインは、街乗りの運転しやすさを重点に設計され、水平に近づけるボンネットに独特のフロントピラーを起こしたデザインは、タウンキュービックフォルムと呼ばれ、前方の見切りが良く、コーナリング時に死角がないことから、多くの方たちから称賛されました。
5代目ミラ(L700/L710型)のタイプは、大きく分けるとFFと4WD、そして3タイプのエンジンを用意しています。
グレード構成は多彩で、1998年発売当初は、10グレード用意され、しかも一つのグレードに4タイプ存在したため、細かく分けると40タイプもありました。
2000年にマイナーチェンジが行われると、ミラに長年君臨したスポーツモデルTRが廃止されます。
これにより、ターボ搭載のミラは、ミラジーノのみとなりました。
5代目ミラ(L700/L710型)は、非常に多くのバリエーションが販売されていました。
前期も後期も異形ヘッドライトを備えた2灯式で、5代目からウィンカーとスモールランプの機能を一体化したヘッドライトになりました。
採用された光源は、H4ハロゲンバルブでした。
2002年12月、ミラの本来の実用性の高さとファッショナブルなデザインを踏襲し、お洒落で活動的なミセスをターゲットに登場 しました。
時は環境性能が叫ばれ始めた2000年初頭、軽自動車初となる新開発の直噴エンジンと「DAIHATSU STOP AND GO SYSTEM」の組み合わせで、ハイブリッド車を除くガソリン車で世界最高の低燃費を達成しました。
採用されたヘッドライトは、すべてのグレードに2灯式H4ハロゲンバルブを採用していました。
ミセスをターゲットにしたミラのほかに、アクティブな若い女性をターゲットにしたミラアヴィーも登場しますが、こちらは、ヘッドライトデザインが縦長となり、ハロゲン仕様車はH4バルブが、HID仕様車はD2Rバルブが採用されています。
7代目となる新型ミラは、プラットフォームとエンジンを一新して登場します。
今回登場のミラは、「街乗りクオリティのミニ」のミラと、「プレミアム・パーソナル・ミニ」をコンセプトとしたミラカスタムの2タイプが用意され、2006年12月に登場します。
ミラとミラカスタムでは、エクステリアデザインも異なり、ミラカスタムには専用前後バンパー、サイドにはサイドストーンガイドを採用し、低重心で安定感あるスタイルを実現しています。
またヘッドライトも異なり、ミラには従来通りの2灯式でH4ハロゲンバルブを採用していますが、ミラカスタムには、グリルと連続するデザインの4灯式ヘッドライトを採用しました。
採用される光源は、ハロゲン仕様車であればロービームにH7ハロゲンバルブ、HID仕様車はD4Rバルブが用意され、ハイビームには共にHB3ハロゲンバルブが採用されています。
HIDは、当初上級グレードのRSのみの設定でしたが、2008年に一部改良が実施されると、RS以外でもオプションで選べるようになります。
その後、数回の一部改良を行いましたが、2018年3月をもってミラの販売が終了します。
ダイハツからボンネットバンが姿を消しますが、ミラシリーズとして、ミライースとミラココットは現在も販売が継続されています。
内藤
ということは、バルブ交換は簡単にできるということでしょうか。
島田
違う車種でも交換経験があれば、すんなり交換できるはずだよ。
内藤
それで、最終の7代目ミラカスタムに採用されたHIDの交換はどうなんでしょうか。
島田
だから、ここでは交換方法の解説はしないよ。
その代わり、H7ハロゲンバルブをロービーム、そしてHB3ハロゲンバルブをハイビームに使用しているグレードがあるから、その交換方法を紹介するね。
ミラにはH4ハロゲンバルブが採用されてきましたので、交換方法は、ボンネットを開けてヘッドライト裏から簡単に交換できます。
基本的にどの年代も交換方法は同じです。
手順としては、ヘッドライト裏にあるコネクターを切り離します。この時に車両後方に真っすぐ引き抜きましょう。
次に防水ゴムキャップを取り外します。すると、留め金で押さえて留められたH4ハロゲンバルブが見えますので、留め金クリップを押してから少しロックからずらしてフリーにします。
これでH4ハロゲンバルブが外れます。
取り付けは、ハロゲンバルブの突起物が、ヘッドライトの取り付け溝に合うように取り付けます。
突起の大きさが違うので、無理やりはめようとせず、自然に嵌る場所を探して取り付けます。
後は、取り外しの逆の手順で行い終了です。
7代目ミラカスタムは、4灯式ヘッドライトを採用しており、ハイビームにHB3、ロービームはHIDもしくはH7ハロゲンバルブが採用されています。
ここでは、ハイビームのHB3ハロゲンバルブとロービームのH7ハロゲンバルブの取り換えについて解説します。
先ずはハイビームですが、HB3ハロゲンバルブなので、ヘッドライト裏の内側にあるソケットのコネクターの爪を押しながら切り離し、反時計回りに回すと外れます。
取り付けは、逆の手順で行い終了です。
ロービームは、ヘッドライト裏の外側に、灰色をしたバルブカバーがあるので、それを反時計回りに回して外します。
すると、中にH4ハロゲンバルブのコネクターと同じ形のコネクターが刺さっているので、切り離します。
あとは留め金を押してからずらして解除すればH7ハロゲンバルブが外れます。
取り付けは逆の手順で行い完了です。
内藤
島田
内藤
島田
というのも、ヘッドライトの固定ボルトがフロントバンパー内にあるからなんだ。
よく、バンパーを少しずらして外そうとする方もいるけど、手がすべったりすると、車体にキズを付ける恐れもある。
だから少し面倒でも完全にバンパーは外した方がいい。
内藤
島田
一人でもできるはずだよ。それじゃあ、フロントバンパーを外してヘッドライトをどうやって外すのか解説するよ。
フロントバンパーの外し方は、基本的にほとんど同じです。
留まっている場所は、バンパー上部と下部、そしてフェンダー内とフロントナンバーの後ろです。
これらの部分に留まっているクリップやボルトを取り外せば、フロントバンパーが外せます。
バンパーが外れたらヘッドライトがどこで留められているか確認します。
取り付けは10mmのボルト3本とクリップ1個で留まっていることがほとんどです。
留まっている場所は、フェンダー上部にクリップで1個、ラジエーターコアサポートの上部と下部に1個ずつ、そしてフェンダーのバンパーライナーに1個それぞれボルト留めされています。
内藤
島田
新品に交換するのもいいけど、ヘッドライトユニットは新品で片側数万円するからね。キレイに磨いた方が安上がりだよ。
内藤
島田
磨きのほうが安いし、交換したら光軸調整もしないとね。
光軸調整はテスターで行うから整備工場などに依頼しないといけないから、その費用も考える必要がある。
内藤
島田
ヘッドライトレンズは、強度があるポリカボネート樹脂を使用していますが、紫外線に弱いため、製造過程で紫外線を防ぐためにコーティングされています。
しかし、長年使用していると、コーティングにキズが付き、そこから劣化が始まり黄ばみが発生します。
黄ばみは、劣化した樹脂なので磨いて劣化した部分を落とせばキレイになります。
磨きには、市販のヘッドライト磨きがカー用品店やホームセンターで売られているので、それを購入して磨くのがよういでしょう。
磨いた後、そのままにしているとまた黄ばみが発生するので、市販のコート剤を使用して、黄ばみから守りましょう。
ミラも年式が古くなると、ヘッドライト内に結露が発生する場合があります。
結露の原因は、主にヘッドライトバルブの取り付け不備、通気口のつまり、そしてヘッドライトユニットのシーリングの劣化です。
まず、バルブの取り付けで見られる不備ですが、ゴムキャップの取り付け不良が多く見られます。
コムキャップには、「UP」と書かれている製品もあるので、取り付け方向が間違っていると結露の原因になります。
このほか、しっかりゴムキャップがユニットに嵌っていなくても結露が起きますから、ゴムキャップが均等に嵌っているか確認しましょう。
次に、通気口が必ずヘッドライトには用意されています。
これは外気とユニット内の温度と湿度を同じにするために設けられているので、この穴がゴミなどで塞がっていると結露します。
そして、ユニットのシーリング劣化ですが、この場合はヘッドライトユニットを交換するのが賢明です。
もちろん、シーリングを打ちなおしてもよいですが、やったことがないと、シーリングがキレイにできないため、結露は解消されません。
また、結露が発生したヘッドライトは、天気の良い日に時間があるならバルブを取り外し、1日程度放置すれば解消します。
できるだけ早く結露を取り除きたいのであれば、ヘッドライトを取り外して、ユニット内にドライヤーの風を入れて乾燥させます。
ただし、ユニット内が冷めるまでハロゲンバルブを取り付けないようにしましょう。
もし熱いうちに取り付けてしまうと、外気との温度差から結露が再度発生する危険があります。
内藤
島田
内藤
島田
しかも年式が古くてもH4ハロゲンだから、現代のLEDバルブで明るくできるから、ミラはかなりカスタムやりやすいよね。
内藤
それらを参考にしてみたいのですが。
島田
ヘッドライトをイエローにすると、ミラのフロントフェイスイメージがかなり変わりますね。
最近は見かけないイエローヘッドライトも個性があってかっこいいです。
しかもこの年代なら、車検も問題ないので安心ですね。
ノーマルのヘッドライトはH4ハロゲンバルブなので暗いですが、LEDバルブにしたことで、明るくなりましたね。
しかも白い閃光がとてもかっこよく、フォグランプのイエローとのコラボがかっこいいです。
このアングルから見ると、まるでミラとは思えないですね。インナーをブラックにしたことで、ここまでイメージが変わるとは驚きです。
ダイハツマークがなければ、国産車とわかりませんね。まるで欧州車のような雰囲気がとてもかっこいいです。
大多数のミラには、H4ハロゲンバルブをヘッドライトに採用しているので、明るくするカスタムはやりやすいと言えます。
明るくするには、現在主流のLEDバルブが交換も簡単でお勧めですが、安い大陸製の商品は、商品精度が良くないので、カットオフラインがでないなど車検に不安があります。
そこで、国産のLEDバルブをおすすめします。日本ライティングからも、Hi5,000lm、Lo4,500lmの標準タイプと、Hi7,000lm、Lo5,000lmのハイスペックモデルの2種類を用意しているほか、ハロゲン色も用意しているので、きっとご希望に合った商品を探せることでしょう。