こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
エクストレイルは、若者をターゲットに登場した日産のミドルサイズSUVです。当初から手ごろな値段で販売されたこともあり非常に人気でした。現在も初代、2代目、そして現行モデルも多く走っています。
そのためエクストレイルのフォグランプをカスタムしている方も少なくありません。今回は、エクストレイルのフォグランプの種類と交換の方法、そしてカスタムについて詳しく解説します。
目次
内藤
それで、長い納期の中でフォグランプをオプションでLEDにしようか、それともハロゲンバルブのままにしようか迷っているらしいです。
島田
半導体不足の影響は、しばらく続きそうだから新車購入してもすぐに手に入らないもどかしさはあるけど、逆にディーラーオプションならあとからオーダーできるからね。
まあ、長く待たされるのも考えようによってはプラスになることもあるのかな。それで、フォグランプはディーラーオプションだよね?
内藤
島田
それで、ハロゲンバルブとLEDバルブでどっちがいいかなんだけど、純正のまま乗るならLEDフォグランプのほうが明るいよね。
だけどカスタムしたいなら純正LEDだと大変だよ。
内藤
島田
内藤
島田
初代エクストレイル(T30)は、2000年11月より発売された日産のSUVです。
一番売れるモデルで200万円という価格設定でありながら、高性能4WDを装備し、広い室内と荷室空間から大きな話題となり、発売から僅か2週間で予定の月間販売台数の3,000台を大きく上回る6,000台を記録しました。
また、特別仕様車を日産関連会社オーテックジャパンからも早期に投入し、オフロードイメージを強くしたスタイルに加え、ユーザーがカスタムしやすいように、オーディオやアルミホイールなどを省いたモデルも登場させました。
7年振りとなる2007年にフルモデルチェンジしたエクストレイルは、室内防水仕様のウォッシャブルダブルラゲージを継承し、広い室内と荷室空間をそのままに登場しました。
エクストレイルのデザインは、ほかのSUVとは大きく異なり、何処から見てもエクストレイルと分かるデザインであり、また悪路走破性のイメージを押し出しています。
動力性の高さと、悪路走破性、そして日常使いからアウトドアまで幅広く使える使い勝手の良さは、2代目も高く評価され、初代同様発売から2週間で6,000台を突破する人気車となりました。
高い人気になった理由の一つとして、国内導入前に欧州で先に発売が開始されました。
そのインプレッション記事の中で、優れた走破性を可能にした4WDシステム「オールモード4×4-i」への評価の高さに期待するユーザーが多かったことが挙げられるでしょう。
3代目エクストレイル(T32)は2013年に登場しましたが、先代までの内外装デザインに共通性がなくなりました。
エクステリアデザインは、角形のデザインから丸みを帯びたデザインに変更されましたが、悪路走破性の高さの演出は健在です。
内装では、先代からの防水性能は継承しながら、荷物のサイズにより自由自在に空間を仕切ることが可能なフレキシブルラゲージを採用したほか、シャシーには世界初採用のシャシー制御技術を搭載した4WDシステム「ALL MODE 4×4-i」や、先進技術として「エマージェンシーブレーキ」「踏み間違い衝突防止アシスト」「LDW(車線逸脱警報)」「進入禁止標識検知」を用意して高い評価を得ました。
このほかにも多くの技術が採用されているにも関わらず、車体本体価格が300万円を切るというコストパフォーマンスから、発売から僅か3週間で11,000台の受注があった人気モデルです。
内藤
島田
でも、現行型も400万円以下で4WDモデルが買えるからね。これもかなりびっくりだよ。
内藤
島田
でもカスタムを知る前に、エクストレイルにどんなフォグランプが採用されているのか知らないとカスタムできないよ。
内藤
島田
どんなフォグランプなのか解説するよ。
初代エクストレイル(T30)のフォグランプは、H3ハロゲンバルブが採用されていました。(2000年当時に採用されるフォグランプ用バルブとして、スタンダードの形状です)
2003年にマイナーチェンジが行われ後期モデルになると、フロントデザインが意匠変更され、それに伴いフォグランプバルブもH11ハロゲンバルブが採用されます。
しかし、デザインに変更が加えられた特別仕様車を除くと、基本的にフォグランプはオプションなので、前期も後期も装着がないモデルが存在します。
2代目エクストレイル(T31)は、多くのグレード構成があり、それに合わせてフォグランプは標準装備されるグレードとオプション装備に分かれています。
ただし、グレード構成の中で、ディーゼルエンジンモデルだけは全車標準装備されていました。
ディーゼルエンジン車の価格がガソリンエンジンより高めであったことから、フォグランプを標準装備させることで高級な雰囲気作りの一つとして標準採用して差別化を図っていたといえるでしょう。
採用されるフォグランプバルブは、H8ハロゲンバルブが採用され、これにより定格が今までの12V/55Wから12V/35Wになったため、先代のフォグランプより暗いという話が聞かれました。
3代目エクストレイル(T32)のフォグランプは、初代後期と同じH11ハロゲンバルブが採用されます。
これにより、2代目では暗いといわれたフォグランプがまた明るくなりました。
しかし、マイナーチェンジでフロントデザインの意匠変更が行われると、フロントフォグのデザインも今までの丸形から細長い異形デザインが採用されます。
これに伴い、LEDフォグランプが選べるようになったほか、フォグランプバルブは、またH8ハロゲンバルブに戻されました。
LEDフォグランプであれば、定格が低く抑えられるので、配線ケーブルを細くできます。重量も抑えられ、しかもオルタネーターへの負荷も少なく済みます。
これと同じことをハロゲンバルブでやろうとするなら、前期のH11では定格が大きすぎるので、LEDと配線を共有するにしてもその恩恵はごくわずかになってしまいます。
そのため、配線を細くしても問題ないH8ハロゲンバルブを採用すれば、先の問題解決になります。
加えて、灯具も樹脂にできるため、軽くできることからバンパーのステーもそれほど強度がいらなくなり、バンパー自体の重量も抑えられます。
結果、H8ハロゲンバルブを使用すれば、前期モデルより環境にも優しく低燃費なエクストレイルにできますから、H11ハロゲンバルブから、もう一度H8ハロゲンバルブに戻してきたといえるでしょう。
内藤
島田
だからそんなに難しくしていない。それじゃあ、1代目(T30)から3代目(T32)までそれぞれ交換方法を解説するよ。
前期モデルはH3ハロゲンバルブなので、バルブの後ろ側には、キャップが取り付けてあり、そのキャップを取り外さなければバルブ交換できません。
フォグランプバルブを交換するには、フェンダーライナーを外して、フォグランプの後ろ側を見えるようにします。
あとはキャップを外してバルブを止めている止め金具を解除して、平端子を外せばバルブを取りはずせます。
次に、後期タイプですが、こちらは、フォグランプの丁度真下当たりのアンダーカバーを外します。
取り外しには、専用のトルクスレンチが必要なので、持っていない場合は、別途用意しなければ外せません。
トルクスドライバーは、100均でも購入可能なので、1セット用意しておくとよいでしょう。
ちなみに、エクストレイルに使用されているトルクスネジサイズは、T15とT20がほとんどです。
フォグランプ下のアンダーカバーを止めているトルクスネジ3つを外せば、そこから手が入るので手探りでH8バルブを取りはずすことも可能です。
しかし、慣れないと難しいので、フェンダーライナーの下側を外してフェンダーライナーをめくって作業したほうが簡単です。
H11ハロゲンバルブは、反時計回りに回せば灯具から取りはずせます。あとはコネクターを切り離せばバルブを取り出せます。
2代目エクストレイル(T31)のフォグランプバルブ交換方法は、基本的に初代と同じで、フォグランプ下側のアンダーカバーを外して、そこから手を差し込み交換します。
※赤い矢印部分のトルクスネジを外す。場合によっては、矢印黄色のクリップを外さないとカバーが外れない。
アンダーカバーの3本のトルクスネジと、フェンダーライナーの下側2本のネジを外すと、広くアンダーカバーを開けられるので、作業しやすいでしょう。
バルブは、H8ハロゲンバルブなので、時計回りに回すとバルブを灯具から外せるので、後はコネクターをきりはなせばハロゲンバルブを取りはずせます。
現行エクストレイル(T32)のフォグランプ交換は、2代目(T31)までとほとんど同じで、前期と後期でも違いはありません。
交換するフォグランプと逆にハンドルを回します。
トルクスドライバーを使用して、フェンダーライナー2本とアンダーカバー4本のトルクスネジを外します。
アンダーカバーがタイヤ側にめくり、作業スペースを確保します。
フォグランプバルブのコネクターを外します。ツメをしっかり押し込んで下に引っ張りましょう。反時計回りにバルブを回すとユニットからバルブが外れます。
取り付けは取り外しと逆の手順です。
内藤
島田
内藤
島田
フォグランプの設定がもともとないグレードは、フロントバンパーに取り付け用の穴が開いていないので、この画像のエクストレイルのように後付けでフォグランプを取り付ける方法が良いでしょう。
後付けフォグランプも、様々な種類があるので、アンダーグリルの広さを測って、そこに入るフォグランプを探せば、オリジナリティあふれるフォグランプカスタムができるでしょう。
オフロード走行が似合うエクストレイルは、冬の雪道なども颯爽と走る姿が似合います。
特に夜間の雪道では、イエローのフォグランプが見やすいので、画像のように黄色のLEDフォグランプにすれば、見た目と実用性を兼ねたカスタムとして満足度は高いでしょう。
フォグランプのバルブ交換だけでなく、レンズにお気に入りのフィルムを貼れば、エクストレイルのフロントイメージを夜間だけでなく昼間も個性豊に演出できます。
※イルミリング装着車の場合、日本ライティングのLEDは取付けできませんので予めご了承ください。
ハロゲンが標準搭載されているフォグランプは、初代のH3ハロゲンバルブを除き、市販のLEDバルブで明るくできます。
LEDバルブは、明るくするだけなら様々なメーカーから販売されています。しかし、熱タレにより光量が落ちるなど不具合があるので、どれを購入しても同じではありません。
日本ライティングでは、点灯直後とずっと変わらない光量を保つLEDバルブを販売しています。
その中でもフォグランプ用に開発されて販売しているスパーハイルーメンタイプなら、左右両方で10,000ルーメンの明るさなので、明るいフォグランプをお探しの方であれば満足できるでしょう。
また、H3用のLEDバルブは、オンラインショップサイトで見かけますが、実際はサイズも様々であり、購入しても周辺に干渉して取り付けができない事例があります。
そのため、H3ハロゲンバルブの場合で、LEDに変更を考えているなら、購入前にサイズなど細かい情報をお店側に質問しましょう。
※イルミリング装着車の場合、日本ライティングのLEDは取付けできませんので予めご了承ください。
フォグランプといえば、イエローとイメージする方も少なくありません。
最近流行りなのが2色切り替えのLEDバルブですが、日本ライティングからも2色切り替えのフォグランプを販売しています。
内藤
島田
そう考えると友人のエクストレイルはLEDを選択しない方がカスタムの幅が広がって面白いかもしれない。
初代では既に使用されなくなったH3を使用していますが、後期からは社外LEDバルブが多く販売されているH11やH8のハロゲンバルブが採用されています。
カスタムを楽しむには、とにかく明るいフォグランプを目指すのか、それとも悪天候時の見やすさを目指すのかで商品の選択が変わってきます。
そんな中、2色切り替えで色のパターンを購入前に選べる日本ライティングの商品であれば、自分好みのエクストレイルのフォグランプをカスタムできるでしょう。
※イルミリング装着車の場合、日本ライティングのLEDは取付けできませんので予めご了承ください。