こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ホンダCR-Zは、ハイブリッドのコンパクトスポーツカーとして2010年から2017年まで販売されました。
当時は、燃費至上主義な世の中の風潮もあり、燃費と走りを両立させるモデルの登場を歓迎する人も多くいました。
デザインはCR-Xを彷彿とさせ、クルマ好きやカスタム好きにはたまらない素材として映っていました。また、ヘッドライトはHIDとハロゲンの組み合わせからスタートし、後期モデルではLEDが標準となっています。
LED製造メーカーとして、今回はCR-Zのヘッドライトにスポットを当て「種類」や「カスタム方法」について詳しくお伝えします。
目次
内藤
2014年モデルで、ロービームがHID、そしてハイビームがハロゲンなので、オーナーはライトの色を統一したいのと、ハイビームを明るくしたいというのです。
やっぱりハイビームはLEDバルブが良いでしょうか。
島田
それでハイビームをLEDにか。ヘッドライト裏を確認してみた?
内藤
島田
だから、LEDバルブによっては取り付けが困難なんだよ。
内藤
島田
それじゃあ、最初にCR-Zがどんなクルマなのか解説するよ。
CR-Zが登場する頃には、ハイブリッドカーの認知度が上がり始め、各メーカーはハイブリッドカーの種類を増やし始めましたが、スポーツカーに関しては、ガソリン車でなければ面白くないという風潮もあり、ハイブリッドシステムが搭載されていることはありませんでした。
2010年に北米でCR-Zが発表され、合わせて国内仕様も同時に発表されたことから、多くの人はCR-Zに対して期待を膨らませていました。
とくに、ホンダがかつて販売したCR-Xを知っている人たちにとっては、かなり期待値が高かったです。
しかし、ホンダが「走りで燃費を犠牲にしない」といっていたにも関わらず、実際に販売されるとハイブリッドシステム搭載しているため車重が重く、排気量は1.5Lだったので、スポーツカーと呼ぶにはあまりにも非力でした。
そして、エンジンパワーに対して不評が多かったことから、2012年に早くもマイナーチェンジを行います。
排気量はそのままで、高回転型のi-VTECに変更し、ホンダ車初となるリチウムイオン電池に変えて出力向上を果たします。
同時にM-TEC(前身は無限)から300台限定でしたが、スーパーチャージャー搭載モデルも販売されます。
しかしそれでも販売は振るいませんでした。その後、後期モデルが様々な改良を加え2015年に登場しますが、やはりユーザーたちは振り向かず、結局2017年1月に販売終了となりました。
内藤
島田
CR-Xを知っている世代からすれば、CR-Zの重すぎるボディでは軽快な走行ができないと思ったんだろうね。
しかも、CR-Zの発売からすぐに、86が発売されたからかね。
内藤
島田
でもね、実燃費で15km/lから17km/l走るという話も聞くから、スポーツ走行できて燃費が良いクルマはこの時代にはCR-Zしかなかったんだよね。
内藤
島田
峠道などは機敏に走ることが出来るからね。
燃費を追いかけたハイブリッドカーでは真似できないよ。
内藤
島田
CR-Zはマイナス点を指摘する人も多いけど、実際に乗って走ればその素晴らしい走りに驚くよ。
内藤
島田
内藤
島田
CR-Zは、2010年2月から2012年8月までが前期モデル、そして2012年9月から2015年7月までが中期モデルです。
前期モデルと中期モデルはヘッドライトに違いはなく、ベースモデルのβ(ベータ)のロービームにはハロゲン(H11タイプ)が標準搭載され、上級グレードのα(アルファ)にHID(D4S)とフォグランプがセットで標準装備されています。
また、ハイビームにはどちらの仕様車にもHB3ハロゲンバルブが採用されていました。
このグレードの違いは装備面でかなり異なり、例えばαモデルでは、アルミホイールが16インチになり、スマートキーやコンフォートビューパッケージ(親水ドアミラー、撥水サイドガラス、熱線入りフロントガラス)がヘッドライト以外に標準装備となります。
これらを、βにオプションで装備しようとすれば、αを上回る車両価格になることから、市場には、βよりαが多くなりました。
そのため、中古車でCR-Zの前期と中期を探すと、ほとんどのHID仕様車のαモデルです。βモデルでも、純正フォグランプが装備されていると、オプションでヘッドライトにHIDが装備されています。
2015年8月から、CR-ZにLED搭載され、この時にベースグレードのβが廃止されました。その代わり、αの中でグレードが分けられ販売されましたが、ヘッドライトは全車にLEDが標準装備されました。
特徴としては、LEDの光を直接前方に照射せず、リフレクターに反射させてライトの面全体が光る新しいヘッドライトが採用されました。
内藤
島田
また、純正オプションでHIDを装着している個体もあったから、ロービームでハロゲンバルブのCR-Zはかなり少ないかな。
内藤
島田
一番多いのが、HID仕様車だから、ヘッドライトの色をHIDに合わせたいという事だね。
内藤
島田
CR-Zの前期と中期モデルには、ロービームにハロゲンバルブを装備しているモデルがあります。
その場合、ヘッドライトの暗さが気になるので、HIDやLEDに交換するのが定番です。
純正でH11ハロゲンバルブを使用しているので、HIDキットもLEDバルブも手に入りやすく、簡単にカスタムできます。
HIDの場合は、バラストやハーネスの取り回しに手間がかかるため、DIYに慣れた人でなければ、取り付けは難しいといえます。
しかし、LEDバルブであれば、バルブ交換と同じ要領で交換作業が可能なため、DIYでも比較的簡単に取り付けできます。
LEDバルブはHIDと違い様々な種類が販売されています。
たとえば、ドライバーを本体に内蔵しているタイプやドライバーと本体を別にしているタイプがあります。
内蔵タイプは、全体的にコンパクトに仕上がっているメリットがありますが、放熱性の観点から寿命が短く・明るさが出せないデメリットがあります。
また、ドライバーユニットの取り付け位置を選ぶ必要が無い点もメリットです。
代わって別体モデルは、ドライバーユニットの発熱がLEDバルブに影響を与えることもなく、放熱対策では内蔵タイプと比べ優れているので寿命が長く、明るくできるメリットがあります。
ただ、ドライバーユニットの固定が必須になります。
目的によって選択する商品は変わってきますが、総合的にドライバーユニットが別体タイプのほうがおすすめです。
詳細な理由はこちらの記事をご確認ください。
多くのCR-Zオーナーの悩みとして「ハイビームの明るさを変えたい」ではないしょうか。
ロービームはHIDで、白っぽく明るい光ですが、ハイビームはハロゲンの電球色なのでバランスが悪く変えたくなる人が多く見られます。
しかし、ハイビームはユニットの取り付け部に、プラスチックの蓋が使用されており、またキャップがバルブに対して平行に取り付けられていないため、大きなファンを持つLEDバルブはユニットに干渉する恐れや、キャップが閉まらないことがほとんどです。
そこで、おすすめなのが汎用品のゴムキャップです。
ネット通販でかなりの数が出回っているので、ゴムキャップを使えば、応急的に取り付けすることは可能です。
ただし、ゴムキャップにもサイズがあることと、取り付けにはタイラップを使用してユニットに固定が必要など、取り付けはあまり美しいとは言えません。そしてなにより、ボンネット内なので、エンジンの熱害も心配です。
もし、汎用品のゴムキャップを取り付けたら、定期的にゴムに切れや割れが無いか確認することも重要です。
CR-Zでは、ハイビームのバルブの取り付け部の防水や防塵に樹脂製の蓋が使用されています。
そのため、LEDバルブを取り付けると裏蓋を閉めることが出来ないトラブルがあります。
もちろん上記で解説したように、汎用品のキャップで解決できますが、やはり純正の防水と防塵機能にはかないませんから、出来れば純正で取り付けられるLEDバルブが理想です。
そんな悩みを解決すべく、日本ライティングではCR-Z用のハイビームLEDバルブを開発しています。
この商品が販売されれば、今までCR-ZのハイビームをLEDバルブに交換することをためらっていたオーナーの悩みを一気に吹き飛ばしてくれるでしょう。
内藤
島田
内藤
CR-Zの後期タイプは純正LEDなので、明るくすることは不可能ですが、それ以外はHIDやハロゲンバルブを使用しているので、LEDバルブに交換することも可能です。
ただしハイビームに関しては、LEDバルブを装着すると裏蓋に干渉することが、大きなネックとなっています。
そんな中、純正裏蓋を使用して取り付けできる商品開発を日本ライティングで進めているのでお楽しみに。