こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ホンダからコンパクトスポーツカーとしてCR-Xが登場してから約9年後、3代目CR-Xデルソルが登場しました。
それまでのハッチバックスタイルを捨て去り、オープンモデルとして登場した驚きは、当時を知っている人なら覚えていることでしょう。
そんな大変革をしたCR-Xデルソルとは、どんなクルマなのでしょうか。また、特殊なバルブが装着されているヘッドライトのカスタムを含めて解説します。
目次
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
ライトウェイトスポーツとして人気が高かったCR-Xを1992年2月にフルモデルチェンジして新たにCR-Xデルソルとして発売しました。
当時のホンダは、オープンとクーペの両方が楽しめる斬新な1台として登場させました。
このデルソル(del sol)の意味を当時のホンダのプレスリリースで次のように解説しています。
「スペイン語で「太陽の」という意味で、明るい太陽の下で爽快な走りを楽しむとの願いを込めて命名した」
このように、新しいCR-Xは、走りだけでなく、オープンにすることで誰でも爽快な走りが楽しめるモデルであったことがわかります。
今回の一番の売りは、オープンにできることでした。
そして、オープンには電動オープンルーフ「トランストップ」とマニュアル式のオープントップが選べましたが、なんといってもシートに座っていながら、ボタン一つで屋根が開閉できるシステムは、当時は高級車にしかなかったので、非常に斬新で注目を集めました。
CR-Xデルソル 電動オープン https://t.co/RaUNrFi6qg @YouTubeより
初めて見たけど、とんでもないな…このオープン機構w
— いーじんさん (@fkfk_off_town) March 22, 2021
内藤
島田
当時、オープンスポーツカーといえば、ユーノスロードスター、そしてホンダビート、スズキカプチーノぐらいしか国産ではなかったからね。
そして、幌の屋根があたりまえだったから、電動でハードトップが開閉できることは、かなりすごかったと記憶しているよ。
フルモデルチェンジで、今までのハッチバックからクーペスタイルのオープンモデルに変わりましたが、搭載されるエンジンは、130PSを発生させる1.5LのVTECエンジンが用意されたほか、SiRでは170PSを発生する1.6L VTECエンジンを搭載していたので、決して遅いクルマというわけではありませんでした。
しかし、2シーターのオープンモデルが、今までの走りに振った硬派モデとは違うイメージであり、以前のCR-Xのオーナーの心をつかみきれなかったといえます。
というのも、CR-Xデルソルが登場した1992年当時は、CR-Xのような小型スペシャリティカーではなく、当時発売されていたスカイラインGT-Rをはじめとした大パワースポーツカーやセルシオといった高級輸入車に対抗できるクルマが注目されていました。
そのため、CR-Xのようなコンパクトカーは、苦戦をしいられていました。
その中にユーノスロードスターのようにとてつもない人気の存在があることから、人気にあやかりCR-Xをオープンモデルにしたのではといった話も聞かれました。
そんなオープンモデルに路線変更したCR-Xデルソルは、オープンモデルにするにあたり当時コンピュータで徹底した解析を行い、卓越した剛性と軽量ボディを持っていました。
よって、ホンダが提唱していた爽快にしっかりとした走りを実現していたので、オープンスポーツモデルとしての性能はかなり高かったといえます。
内藤
島田
だから、1.6Lのコンパクトモデルは当時のすべての国産車でかなり苦戦していた。だから、2代目までのコンセプトを継承していても人気は上がらなかったかもね。
内藤
島田
内藤
島田
2代目に登場したサイバースポーツCR-Xにヘッドライに702Kという特殊なバルブが採用されていて、オーナーを悩ませていました。
そして、モデルチェンジした3代目CR-Xデルソルにほかのヘッドライトの採用の期待が多少ありましたが、残念ながら702Kハロゲンバルブが続投されます。
702Kは、メーカーによりH4Hと表示されますが、表示が違っても同一商品です。
しかし、同じ702Kでもマツダに一部車種に使用されるバルブは、「12V45/55W』を使用しており、ホンダが使用する「12V65/55W」とは互換性がないので購入時に注意が必要です。
CR-Xデルソルは、国内だけでなく、海外にも輸出販売されてきました。特にアメリカでの人気は高く、74.000台以上が販売されたといいます。
そして、国内仕様とは異なるのが輸出仕様(アメリカ仕様)ではヘッドライトにH4ハロゲンバルブが採用されていたほか、ヘッドライトユニットも国内仕様がウィンカーと一体であるのに対し、アメリカ仕様はヘッドライトとウィンカーが別体でした。
内藤
島田
だから、デルソルの電動トランストップは、故障などしてアメリカで訴訟を起こされては困るからと、手動式のタルガトップを採用していたという小話もあるんだ。
内藤
島田
それじゃあ、CR-Xデルソルのヘッドライトカスタムについて解説するよ。
CR-Xデルソルのヘッドライトは、2代目のサイバースポーツCR-Xと同じヘッドライトバルブなので、決して明るいヘッドライトとはいえませんでした。
しかし、問題となるのが特殊な702Kハロゲンバルブです。
CR-Xが登場した1992年から1999年では、HIDキットはメジャーな商品ではなく、当然LEDバルブなどありませんでした。
そのため高効率バルブを探すことになりますが、この代替品のカスタムパーツはほとんどなく、CR-Xデルソルユーザーは苦戦していました。
近年では、HIDキットを無理やり取り付ける方法やヘッドライトをカスタムして明るくする方法が少数のショップで行われていましたが、LEDバルブの登場で、CR-Xデルソルユーザーの期待が一気に高まります。
そのような中、日本ライティングよりビート用ですが702K用のLEDバルブが発売されました。
車種専用品なので、CR-Xデルソルにそのまま取り付けられる保証はありませんでしたが、デルソルオーナー様のご協力のもの取付け・配光確認ができ無事取付けできることを確認できました。
CR-Xデルソルは、アメリカで現在も人気があるクルマですが、その理由は、かつて日本でも流行ったスポコン(スポーツコンパクト)のベース車として使用される割合が高いからです。
アメリカのCR-Xデルソルは、ヘッドライトがH4ハロゲンバルブを使用していることから、ネットでもカスタムパーツが流通しています。
それを利用してヘッドライトをカスタムしたヘッドライトユニットも売られています。
アメリカで人気があるCR-Xデルソルなので、ヘッドライトも見せるカスタムが豊富にあるので、個人輸入などで海外からカスタムパーツを取り寄せる人がいました。
しかし最近では、国内の輸入代理店などを介して、CR-Xデルソルの輸入車用ヘッドライトが購入できるようになっているので、個人で手軽にアメリカ仕様やユーロ仕様にカスタムできます。
内藤
島田
内藤
CR-Xデルソルは2代目までの硬派なコンセプトから、誰でも爽快に走行できるクルマへと変えてきました。
そのデザインは現代でもファンが多く、特に電動オープンはユニークな機構から国内外で人気があります。
登場した年代を考えるとヘッドライトの明るさに不満を持つ人は少なくありません。
さらに、702Kという特異なハロゲンバルブを採用していることから、ヘッドライトをカスタムするにはかなりハードルが高いことでも知られています。
そのような中、日本ライティングの702K用LEDバルブが取付けできますので、ご検討いただければ幸いです。