日本ライティングBlog

フィルムタイプのフォグランプ

ヘッドライトとフォグランプは色が違っていても問題ないの?

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

ハロゲン仕様車の場合、ヘッドライトとフォグランプ共にペールオレンジの発光色で統一されていますが、ヘッドライトのみホワイト色のLEDに交換すると、上下で色が異なるから車検に通らなくなるのではと不安になる方もいます。

ヘッドライトをLEDに変えて、フォグランプだけハロゲンのままにしても大丈夫ですか?現在、ヘッドライトがハロゲンのままで、LEDに変更しようと思っています。ただ、フォグランプはハロゲンのままにしたいのです。法的に大丈夫でしょうか?


yahoo知恵袋

そこで、ヘッドライトやフォグランプの色について、保安基準はどのようになっているのか解説します。

ヘッドライトはLED、フォグランプをハロゲン。問題はある?

内藤

先日、ハロゲン仕様の車に乗られたお客さんが、ヘッドライトをLEDバルブに交換したいと連絡がありました。しかし、ヘッドライトとフォグランプの色が異なっても問題ないかと疑問になったそうです。

島田

最近は純正でフォグランプも白いからね。純正と色が変わると不安になる人もいるかもしれないよね。それじゃあ、その辺詳しく解説するよ。

ヘッドライトとフォグランプは法的には別と考える

ヘッドライトとフォグランプの色は異なっても法律的に問題ありません。ただし、それぞれのライト毎に「全て同一の色」でなければならないとあります。

前部霧灯は、白色又は淡黄色であり、その全てが同一であること。


道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2009.10.24】〈第一節〉第 199 条(前部霧灯

これは、ヘッドライトは左右同じ色、同じくフォグランプも左右同じ色でなければならないということで、違う目的の灯火が同じ色である必要はないということです。

内藤

保安基準を見ると、「その全てが同一であること」とあるので、その部分だけ切りとってみると間違えやすいですね。

島田

そういうことだね。よく見れば、それぞれの灯火ごとで同一とあるから、違う目的の灯火の色が異なっても問題ないよね。だから他にも、車幅灯が電球色でヘッドライトがLEDの白色でも問題ないということだよ。

昔のフォグは黄色が多かったが現在のトレンドは白

内藤

たしかに、ヘッドライトは電球色、フォグランプは黄色の組み合わせが昔は多かったですもんね。

島田

そうだね。昔は黄色いフォグランプが多かったのに、現在は白が多いから勘違いしている人も多いかもしれないし、ヘッドライトで言えば昔は黄色もOKだった。

今、黄色いヘッドライトにすると違法となる場合もあるけど。ライトの色は、なにかと勘違いされやすいのかもしれない。

内藤

だから、光源を変えることでも法令に違反しているのではと勘違いしてしまうんでしょうね。でも、フォグランプは白色も黄色もOKなのにヘッドライトはなぜ黄色がだめになったんでしょう。

島田

フォグランプとヘッドライトの用途の違いから説明するよ。

ライトの色は見えやすさに大きく影響

白色と黄色では、どちらが良く見えるか考えると、白いほうが断然明るく見えます。それは家庭の蛍光灯の暖色と昼光色を比べても良くわかることでしょう。

しかし、黄色い光は、雨や雪などの悪天候時に視認性が上がることから、ヨーロッパを中心にヘッドライトで採用されてきました。

もともとヘッドライトの役割は、夜間や雨天の日、そしてトンネルなど暗く視界が悪い場所の周囲を照らし、安全を確保することです。変わってフォグランプは、濃霧時など視界が悪く運転が困難な時に補助灯としての役割がありますが、照射位置はヘッドライトより下に向けられより手前を広く照らしています。

そして、濃霧時の補助灯として使用されてきたフォグランプは、空気中の水滴を透過しやすい黄色い光を使用していました。

白色の光より水を透過しやすい黄色は、霧の発生が多い欧州でヘッドライトに使用されるようになり、日本でも同じように黄色いヘッドライトが導入された時期がありました。

しかし、黄色は白色のヘッドライトより暗く安全上問題があり、世界基準で白色のヘッドライトが標準になります。フォグランプは足元を照らす補助灯なので黄色くして暗くなっても問題ありませんが、ヘッドライトは遠くを広く照らさなければならないので、黄色いヘッドライトは日本でも平成18年1月1日以降に製造されたクルマから禁止となります。

内藤

現在主流の白色のライトは、夜間の安全性から選ばれているという事ですね。でも、フォグランプはヘッドライトと役目が違うから黄色でも問題ないという事なんですね。

島田

そういうこと。フォグランプが設定されていない車種もあるしね。

光源の違いによる色違い

内藤

例えば、ヘッドライトやフォグランプで左右違う光源を使った場合、同じ白でも保安基準に適合しないのでしょうか。

島田

それは難しい問題だね。その辺を解説するよ。

灯火が違えば問題ないが同一灯火の場合は車検に通らないことも

光源にはハロゲンバルブ、HID、LEDなどがあり、発光色はそれぞれ異なります。ハロゲンバルブは、いわゆる電球色ですが、HIDになると一気に白さが強くなり、LEDでは純白といってよい白さが特徴です。

これらの光源を左右で別のモノを使用すると、色味は異なるので基本的に車検は通らないと思ったほうが良いでしょう。しかし、LEDバルブでハロゲン色に近い商品を使用している場合は、ハロゲンバルブを片方に取り付けていても車検に通ることも有るかもしれません。

要は、検査をするのが人間である以上、その場の検査官のさじ加減によるからです。

しかし、前述の通りフォグランプとヘッドライトは灯火が異なるので、フォグランプにハロゲンバルブを使用し、ヘッドライトがLEDであっても、またその逆であっても全く問題はありません。

内藤

フォグランプとヘッドランプで光源が異なり、発光色が変わっても問題ない。左右で光源が変わり、発光色が変わると車検に合格できないという事ですね。

島田

ヘッドライトは白色、フォグランプは白色または黄色であれば問題ないということと、そしてそれぞれの灯火は左右同じであればよいということを理解しておけばいいよね。

まとめ

ヘッドライトとフォグランプは、灯火の用途が異なるので、違う発光色でも車検は問題ありません。

また、それぞれのライトに焦点を当てると光源がハロゲンバルブでもHIDやLEDでも、左右同一であれば、保安基準に適合するため、ハロゲン仕様のヘッドライトをHIDやLEDに交換しても車検に影響しません。

   
TOP