日本ライティングBlog

ハロゲン仕様のヘッドライトを明るいLEDやHIDに替えるのは迷惑?

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

ハロゲンバルブのヘッドライトは、最近流行りのLEDに比べてかなり暗く夜間走行では心許ないと感じる人も少なくありません。しかし、一部LEDバルブについては配光性能や取付け上の問題により対向車や前方の車に迷惑をかけていることもあります。

自分の車は明るく運転もしやすくなりますが、果たして、そのようなLEDバルブやHIDバルブに交換しても良いのでしょうか。

同じような疑問を頂いている方がいらっしゃいます。

 

ワゴンR(MH21)のヘッドライトをハロゲンからLEDやHIDに変えるのって、眩しくて周囲に迷惑ではないでしょうか?

彼氏が、ヘッドライトをハロゲンからヤフオクの安物HID・LEDに変えたいと言ってますが、私は反対してます。

なぜならば、明らかに型落ち(というか元がハロゲンの車)を、(おそらく)粗悪なHID・LEDに換えてる車のせいでイラッとした経験が何回もあるからです。

それとも、きちんと車屋で、ちゃんとしたHID・LEDライトをつけてもらえば大丈夫なのでしょうか?


Yahoo知恵袋

 

ヘッドライトの法令を踏まえながら周りに迷惑を掛けずに明るくする方法をお伝えします。

ハロゲンヘッドライトからLEDやHIDに替える

内藤

ハロゲン仕様車に乗っているお客さんがHIDかLEDに交換したいと相談をしてきました。ただ、本人は替える気満々なんですが、奥さんに反対されているらしく。

島田

家族から反対されているなら諦めるしかないだろう。

内藤

その反対している理由が、眩しいヘッドライトに嫌気がさしていることが原因らしいんです。だから、法令を遵守しているLEDやHIDなら問題ないことを伝えて、納得させたいというんです。

島田

なるほどね。それじゃあ、迷惑なLEDやHIDのヘッドライトがどんなものか知る必要があるね。

迷惑となるLEDやHIDの特徴

対向車の眩しいヘッドライトを迷惑に感じた人は、多くいらっしゃるのではないでしょうか。なぜ、眩しいのかというと、本来照らさない部分を何かしらの影響で照らしてしまい、その光が直接眼に入ることが原因です。

LEDバルブやHIDキットの取り付け不備の影響かもしれませんし、そもそも製品自体の精度が低いことも関係しています。

基本的にハロゲン仕様の灯具は、ハロゲンバルブの性能を最大限に発揮させる形をしていますが、その灯具で同じように光らせるためには、LEDバルブやHIDのバーナーの光源をハロゲンバルブと同じにする必要があります。

しかし、格安のLEDバルブは、光らせるだけで光源の精度が低いものが多く、灯具に入れても性能を発揮させることが出来ません。そのため、灯具の設計通りの方向に光を照射させることが出来ず、対向車を眩しくさせてしまうのです。

ヘッドライトの明るさや色などは法令で決まっている

内藤

ということは、あまり安いLEDバルブやHIDキットには注意する必要がありますね。

島田

だから保安基準でヘッドライトについて細か規定されているんだ。この場合、対向車からの眩惑についてだから、ロービームに関する規定を解説するよ。

ヘッドライトの明るさの法令

ヘッドライトは、保安基準で「走行用前照灯」といい、すれ違い時に切り替えるロービームは、「すれ違い用前照灯」といいます。

このすれ違い用前照灯は、保安基準で次のように規定されています。
 

一 すれ違い用前照灯(その光度が 10,000cd 以上である走行用前照灯を備える最高速度 20km/h 未満の自動車に備えるものを除く。)は、その照射光線が他の交通を妨げない ものであり、かつ、その全てを同時に照射したときに、夜間にその前方 40m(除雪、 土木作業その他特別な用途に使用される自動車で地方運輸局長の指定するもの、最高 速度 35km/h 未満の大型特殊自動車及び農耕作業用小型特殊自動車に備えるもの


道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2019.11.15】〈第3節〉第 198 条(前照灯等)

 
法令で明記されているように照射光線(ロービームの光)が対向車に迷惑をかけないことが大前提となります。

ただ、迷惑をかけないように暗くすれば良いのかと言えば、それも違います。前方40mを照らして障害物が発見できる明るさを備えている必要があるため、ロービームは、最低限の明るさが無ければ保安基準に適合しません。

法令を順守しているLEDやHIDなら問題ない?

内藤

法令を見る限り、明るさの上限は決まっていないんですね。

島田

そうなんだね。だから、車検対応品で取り付けに不備がなければほとんど問題ないはずさ。

内藤

ということは、取り付け方で問題になることがあると。

島田

その辺を解説するよ。

メーカーの思惑と違う取付けでは問題が出ることも

クルマのヘッドライトの車検は、現在ロービームで行われるようになりました。その背景には、ハイビームよりロービームを使用することが多くなったからです。

しかし、LEDが販売され始めた頃は、配光性能の悪い製品が多く、車検に落ちることも多々ありました。その影響から配光性能にも注意して開発された製品が最近は多くなっています。

ただし、車検対応といっても専用設計のLEDを他車に流用するというメーカーの意図しない使用方法をすると、設計通りの配光を得ることができず車検に合格しないなおかつ、周りに迷惑がかかるLEDヘッドライトとなってしまいます。

車検対応品で眩しいのは光軸が狂っている

内藤

車種専用品は注意が必要ですね。でも、汎用品でも眩しいことがあるじゃないですか。

島田

それはね、ただ取り付けただけだからだよ。その辺を説明するね。

バルブ交換したら光軸調整は必要

ヘッドライトは、ハロゲンバルブを純正品と交換した場合も基本的に光軸調整が必要です。また、灯具を動かした場合も光軸がずれるため同じく必要になります。

それは製品ごとでもそうですが、様々な部品に影響されることで若干の光源の位置が異なるからです。

そこで、ハロゲンバルブに近い光源を持つLEDバルブに交換した場合でも光軸が狂うことが考えられます。

ハロゲンバルブからLEDバルブに交換しただけでは光軸が狂っていることが多く、対向車を幻惑させてしまう恐れがあります。そこで、車検対応品のLEDバルブに交換した場合も、光軸調整を整備工場などで取り直すのが基本です。

内藤

光軸調整が必要なんですね。

島田

社外LEDバルブに交換してある眩しいクルマは、まず光軸が狂っている可能性が高いね。

まとめ

ハロゲンヘッドライトは最近のLEDヘッドライトに比べるとかなり暗く夜間の視界が良いとは言えません。そこで、夜間の安全確保のためにもLEDバルブ交換は有効です。

ただし、交換後には光軸調整をしなければ相手に迷惑となる事もあり得ることを理解しておきましょう。

   
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