こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
日本製LEDの特徴についてはこちらをご覧ください。
「イエローバルブがまた再ブレイクしてきているのでは?」と最近よく感じることがあります。
というのが、お客様から「ヘッドライトにイエローバルブ取付けできますか」とよく問い合わせをいただくことがあります。
今回は「ヘッドライトの黄色化」にスポットを当て解説していきます。
今回もカスタムから鈑金、コーティングの数々をお客様にしてきた自動車業界に30年以上携わる小泉さんに解説をしていただきました。小泉さんについてはこちらを御覧ください。
最近のヘッドライトは純白を求めるバルブが主流なので、イエローヘッドライトを見るとカッコいいと思ってしまいます。
確かにカッコいいよね。イエローと言ってもいくつか方法があって、イエローバルブに交換。
そして、黄色いフィルムをレンズに貼る場合もある。
でも、昔は少し変わった方法のバルブもあった。
昔と今とでは、ヘッドライトのバルブも違っていたということですか?
現在主流のイエローバルブは、バルブ自体が黄色よね。
昔は黄色いガラスキャップをハロゲンバルブに被せて、「黄色いヘッドライト」にしていたんだ。
すごい発想ですね。明るさはどうなんでしょうか?
昔は、明るさを求める商品は車検対応ではなかった。
そこで目を付けたのが、輸入車のヘッドライトのようにしたいというカスタムだったんだね。
昔のフランス車なんて皆黄色いヘッドライトだった。しかも、その人気に押されて、メーカー純正でもイエローバルブを搭載した車種も多く走っていたよ。
純正で黄色いバルブ装着ですか!今では考えられないことですね。
80年代から90年代にイエローバルブが流行り、前方から黄色いヘッドライトのクルマが来ると憧れたもんだよ。
今は純白のヘッドライトが来ると羨ましく感じる人が多いですね。
そうだね。最近のヘッドライトは限りなく白いヘッドライトのほうが人気がある。時代は変わったものだよ。
逆に、今では黄色いヘッドライトは少ないので、憧れがある人もいますよ。
僕もその一人です。
ちなみに、ヘッドライトの保安基準は知ってる?
ヘッドライトの色の保安基準は白が基本ですよね。HIDなどで青白いヘッドライトは車検に通らないので。
そうだね。基本は白色だから青色や黄色は使用できないね。
現在、黄色くして走るクルマはみんな違反ですか?
少し違うね。過去には、黄色いヘッドライトは問題なかったんだ。
でも、平成18年1月1日以降のクルマは、黄色いヘッドランプを使用できないようになった。
その理由は、交通事故対策の一環として国土交通省が法改正に踏み切ったことにある。
すると今のクルマを黄色いヘッドライトにすると違法になるのですね。
そういうこと。黄色いヘッドランプを使用できるのは、平成17年12月31日以前のクルマになる。
でも、フォグランプは別だからね。黄色にしても問題ないよ。
巷では、フォグランプの黄色は車検NGという噂が流れていますが、どうなのでしょうか。
私もお客様によく聞かれていたよ。確かに最近の純正フォグランプも白いからね。
ただ、車検の観点で白にしているわけではなく、流行りという理由が大きい。
フォグランプに限って言えば、年式に関係なく黄色を使用できるんだ。
話がそれてしまったが、要するに黄色いヘッドランプは特定の年代のクルマを除き禁止されているということだ。
ヘッドライトを黄色くするには、やはりバルブ交換ですよね。
軽トラマニア小泉
H7、H8、H11、HB3、HB4と、幅広いタイプに被せられるからHIDもH4以外なら手軽に黄色くなる。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
ハロゲンと黄色くする方法は同じだね。
内藤
軽トラマニア小泉
ヘッドライトは白いほうが見えると先ほど教えて頂きましたが、そうすると黄色にするメリットはファッション性重視ということでしょうか。
確かに白は明るいけど、雨の日や雪の日は、見えにくいデメリットがある。
その逆で黄色は白に比べて悪天候に見やすい。
これは光の波長に関係があるんだ。
人間の目は、光が反射したものを見ていることは知っているよね。でも雨の日に路面に水がたまると、白い光は水で乱反射して人間の目に光が全て届かない。
しかし、黄色は白に比べて水を透過する色なので、水たまりを黄色い光が透過して路面に光が届くのさ。
それで黄色は悪天候には見えやすくなる効果がある。
そうすると「悪天候は黄色」で「晴天は白」が良いということになりますね。
そうだね。今のクルマはヘッドランプを黄色くできないから、本来フォグランプは白より黄色いほうが理にかなっているんだよ。
ということは、黄色が取付けできる年式の車は、ヘッドライトを黄色にすれば、雨や雪の日の視認性が上がるということですね。
内藤
HIDは非常に明るさがあるから、黄色いカバーをつけても問題ないような気がします。
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
一般のハロゲンバルブは4,300k程度のものが多いけど、白さを求めるなら6,000Kあたりが主流だよね。
そこで、今回のテーマとして黄色いヘッドライトにすることを考えると、このケルビン数を落としてやるといい。
内藤
軽トラマニア小泉
ちなみに、ローソクの明かりは1,800K、夕暮れは2,500Kなんだよ。
内藤
軽トラマニア小泉
HID3000Kにして念願の黄色に pic.twitter.com/SlehXckCzZ
— 如水✌️ (@zyosui_1118) January 26, 2014
内藤
軽トラマニア小泉
2色切り替えのイエローを比較した記事がありますのでご参考になさってください。
他にもフィルムを貼るタイプが売られていますが、それはどうなんでしょうか?
ヘッドライトは、保安基準で定められた光量がロービームで決められている。だから、フィルムを貼って光度が足りなくなると車検に通らなくなる。
確かロービームは6400カンデラでしたね。
そのとおり。光量不足の懸念もあるからフィルムを貼るよりバルブ交換のほうが保安基準の上でも安心だよ。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
当然LEDイエローバルブも販売しているから、バルブ交換でイエローにすることもできるね。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
あとは自分でどんな色にするのかそしてどの方法を取るのか選べばいい。
内藤
イエローバルブのヘッドライトは、80年代から90年代に流行ったヘッドライトですが、現在も旧車乗りを中心に根強い人気があります。ただし装着可能な年式があるので注意が必要となります。
イエローバルブには、昔からあるハロゲンバルブや最新のLEDまで多くの種類があります。LED、ハロゲンともにメリットがあり、それぞれの特徴をよく理解して選ぶと良いでしょう。