日本ライティングBlog

ヴェルファイアのヘッドライトの移り変わりとカスタム事情

こんにちは。
日本製LEDヘッドライト日本ライティング内藤です。

ヴェルファイアは、トヨタの高級ミニバンであるアルファードの姉妹車として発売されています。エクステリアデザインが力強いことから、若者にも人気があるクルマで、ヘッドライトカスタムを行うオーナーも多く存在します。

単に明るさを求めるカスタムから、デザインを重視したカスタムまで幅広く存在するのもヴェルファイアの特徴。そこで、ヴェルファイアのヘッドライトの歴史や、どのようなカスタムが行われてきたのかを振り返りながら、現在主流となっているカスタムをご紹介します。

ヴェルファイアのヘッドライトの種類

内藤

比較的新しい車種にトヨタの高級ミニバン、ヴェルファイアがありますが、そのヴェルファイアの現行30系後期に乗っているお客さんが、ヘッドライトの明るさは本当に変えられないのかといった質問をしてきました。

純正がLEDなので難しいとお話ししましたが、何かインパクトのあるカスタムをしたいというのです。なにか良い方法はないでしょうか。

島田

ヴェルファイアは、自分にとってはまだ本当に最近出たばかりのクルマに感じるなぁ。でももう2代目なんだよね。とりあえず、ヴェルファイアのヘッドライトカスタムを語るうえで、初代からのヘッドライトの種類を確認しておこうか。

初代20系ヴェルファイアのヘッドライト

2008年にアルファードのフルモデルチェンジに伴って登場したのが、ヴェルファイアでした。アルファードの上質さとは反対に力強いスタイリングが特徴で、特にヘッドライトが上下に2分割されたスタイルは、かなり先進的なデザインでした。

下段には純正でHIDを採用しており、バーナーはD4Sを使用しています。上段にはハイビームを配置して、HB3のハロゲンバルブを使用しています。

この時代では、まだまだHIDが主流であり、パッシングなどのレスポンスを求めるハイビームにはハロゲンバルブを装備するのがヴェルファイアだけでなく各車の定番装備でした。

内藤

初代登場が2008年という事もあり、HIDが純正採用されていたんですね。

島田

高級ミニバンだからね。やっぱり当時の先進技術を取り入れていたという事だね。

2代目30系ヴェルファイアのヘッドライト


2代目となる30ヴェルファイアは、2015年1月に姉妹車のアルファードとともにフルモデルチェンジを行い登場しました。鋭い2段ヘッドランプはそのままに、非常に重厚感あふれるエクステリアが特徴の高級ミニバンです。

2代目から、純正LEDヘッドライトをロービーム、ハイビーム共に装着したのが特徴で、先代より明るいヘッドライトとなっています。

2015年1月から2017年12月までが前期モデル、2018年1月からは後期モデルとして販売されていますが、いずれもヘッドライトはLEDが標準装備です。

ヴェルファイアのヘッドライトは、全グレードLEDヘッドライトが採用されていて、全3種類のデザインがあります。

3眼ヘッドライトタイプと2眼ヘッドライトは2種類タイプがあります。

2眼ヘッドライトの違いは、ヘッドライト内部にウィンカーが配置されていて、通常タイプとオプションで流れるウインカーこと「シーケンシャルウィンカー」が用意されています。

また、デイライトはエグゼクティブラウンジのみ標準装備となり、その他のグレードはオプションで選ぶようになります。このデイライトは、昼間でも強発光するのでオプションの中でも人気のパーツの一つです。

内藤

2015年からLEDヘッドライトを導入している時点でヴェルファイアは高級ミニバンですね。

島田

そうだね。国産車としてLEDヘッドランプを導入したのはかなり早い方といえるね。

ヴェルファイアのヘッドライトカスタム

内藤

まだ歴史の浅いヴェルファイアですが、ヘッドライトのカスタムはどのような方法をとってきたのか、そして最新カスタムの動向が気になります。

島田

まだ登場から12年程度のヴェルファイアだけど、技術の進化でヘッドライトのカスタムも大きく変わってきたからね。それじゃあ、初代と2代目のカスタム方法の歴史や最新のカスタム術を紹介するよ。

初代20系はライトを手軽に明るくできる

初代ヴェルファイアは、ロービームにHID、そしてハイビームはハロゲンという組み合わせなので、ヘッドライトを明るくするカスタムは比較的にしやすい車両といえます。

例えば、ロービームのHIDには、バーナーにD4Sを使用しているので、比較的簡単に純正より白く、そして明るいバーナーを選ぶことが可能です。

ただしバーナーにはバルブ外観が同じD2タイプがあります。D4Sの定格電圧が42Vであるのに対し、D2タイプは85Vなので互換性がないので注意が必要です。

また、D4タイプには、純正で使用されているD4SとD4Rがありますが、D4Rには発光部分に黒い塗膜があることと、口金部分の切込み位置が違うため、同じD4タイプでも互換性がありません。(一部D2・D4全てに対応した切込みが彫られているメーカーの商品も存在します)

ハイビームは、HB3ハロゲンバルブを使用しているので、HIDキットを装着するカスタムが流行りました。しかし、HIDは完全点灯までの反応速度が遅いので、パッシングには不向きという事もあり、HID化に躊躇する人も少なくありませんでした。

そんな中、LEDバルブが市場を賑わせるようになり、今ではLED化が主流です。

また、ロービームのHIDをLEDにするキットも販売されていることから、初代ヴェルファイアのロービームとハイビームをLED化するカスタムも見られます。

ロービームに関しては、そもそも純正HID自体明るいバルブになるので、暗いからLEDに交換するというよりは、興味本位で交換する人が目立ちました。しかし、LEDにして逆に暗くなったとHIDに戻すオーナー様もいました。

 ※経年劣化で光量が落ちてきたときにLED化する方もいました。

内藤

純正HIDのLED化については、別の記事でも話しましたがまだまだ、明るい商品は少ないようですね。今日本ライティングでも開発に向けて進めていますよね。

純正HID車のヘッドライトをLED化する商品について(D2R・D2S・D4R・D4S)

【進捗状況の報告②】純正HIDのLED化商品

【進捗状況の報告③】純正HIDのLED化商品の構造について提案がありました

島田

そうだね。皆さんに発表できる日が楽しみだなね。

2代目30系はLEDヘッドライトなので明るさを求めるカスタムは不可

2代目となる30系ヴェルファイアに装備されているヘッドライトは、前期モデル(2015年1月から2017年12月)と、それ以降の後期モデルともに純正でLEDヘッドライトを採用しているので、基本的にヘッドライトを明るくするカスタムは不可能です。

最近は、純正ドライバーユニットをパワーアップユニットに交換することで明るさを高める商品が販売されています。基本的にLEDは、流れる電気の量に応じて明るくなりますが、電気の量を多く流せばLEDチップなどの寿命を大きく落とすことに繋がり、あまり無理をすれば破壊されてしまいます。

そのため、純正で設計されたLEDに対して、過度な電気が流れるようなパワーアップユニットは、明るくなる可能性はありますが、あまりおすすめできません。

内藤

という事は、2代目ヴェルファイアはライトを明るくできないという事でしょうか。

島田

今現在は、そういう事になるね。色々なアフターパーツが販売されているけど、実際に取り付けた人のレビューを見ると、パワーアップユニットを純正と交換しても効果が得られないといった意見を見るからね。

そういった意見がある以上おすすめできないかな。

2代目30系ヘッドライトは上位グレードにアップグレードが主流


2代目30系ヴェルファイアは、ヘッドライトに3種類あると説明しましたが、その中でも上位グレードには、3眼ヘッドライトでシーケンシャルウィンカーなどを内蔵しており、他のグレードと差をつけています。

このシーケンシャルウィンカーなどを装備した3眼ヘッドライトは、上位グレードに標準装備されています。

2眼ヘッドライトモデルを選択した場合、シーケンシャルウィンカーもデイライトも付きません。そのため、2眼ヘッドライトモデルを購入されたオーナー様からは、後付けのシーケンシャルウィンカーのカスタム、3眼ヘッドライトへの換装することはできないか。といったことを聞きます。

(以前は3眼ヘッドライトや2眼ヘッドライトにシーケンシャルウィンをオプションで装着できましたが、現在は設定自体なくなっています)

実際に、ヘッドライトカスタムとして考えたときに、同じ車種で同じ形状のヘッドライトユニットであることに加え、元々オプションで設定があるのですから換装は不可能ではないでしょう。

ただし、最近のヘッドライトは昔のハロゲンバルブを点灯させていたヘッドライトとは異なり、コンピューターにより点灯を制御しています。そのため、構造を知らずに3眼ヘッドライトを容易に中古で購入しても不具合が発生する恐れもあるため、信頼あるプロショップに任せたほうが良いでしょう。

まとめ

ヴェルファイアが登場してまだ12年程度の年月しかなっていませんが、高級ミニバンらしく、登場した当時の最先端技術を搭載しているのが特徴です。

こうした技術を巡って、パーツメーカーやカスタムショップは悪戦苦闘してきました。現在主流となっている標準装備のLEDヘッドライトは、従来のような「明るくする」カスタムが容易でないことから、最近のカスタムの動向は点灯方法などの機能を変える方向にシフトしています。

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