日本ライティングBlog

バイクのヘッドライトをLEDにすると車検はどうなる?

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

バイクのヘッドライトをLEDにすると、車検に通らないという噂を多く聞きます。LEDにすれば明るくなるはずなのに、車検では光量が足りずに車検に通らないという事例が多くあります。

その理由がどこにあるのか詳しく解説していきます。

バイクのヘッドライトをLEDにすると車検に落ちる?

内藤

バイクの車検について教えて頂きたいのですが、先日友人がバイクのライトをLEDにしたんです。ただ、巷の噂ではバイクのヘッドライトをLEDにすると車検に通らないと聞いたらしく、それは本当なのか聞かれたのですが。

 
【ツイッターでの声】

https://twitter.com/Stellvia/status/1000656682505011200


 

島田

確かに、バイクのヘッドライトをLEDに交換すると、車検に通らないといった噂が広がっているね。でも、一概にそうとは言い切れない。LEDバルブに交換しても全く問題なく車検をパスできるバイクもあるからね。

内藤

それはバイクの種類ですか?それともLEDバルブの問題でしょうか。

島田

なかなか鋭い質問だね。どっちも関係するというのが正解かな。

内藤

え~それじゃLEDに安心して交換できないじゃないですか。

島田

まあまあ、そう焦るなよ。まずは車検の基本的なことからお勉強してみよう。

バイクのヘッドライトの検査はロービーム?それともハイビーム?

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チョッパー車検🤙 陸運局も、担当検査官一人一人や場所によって見解が色々と違います。 今は久留米陸自に行ってますが、旧店舗の時は福岡陸自。 移転してからも、慣れてる福岡陸自に行ってましたが、最近は久留米へ💨 感じたのはやっぱり色々と違う。 それは、書類を提出する事務の人達も含めて違う❗️ 何がどうのこうのは言いませんが、言えるのは久留米陸自の検査官は、プロとして、一人の人間として検査に向き合ってる感を感じました。 ま!どこに行っても、当たり前の所に当たり前に部品がなく、うるさそうなマフラー、色んな所に手が施されているカスタム車両は、かなり警戒されますが😅 だから、カスタムをする時と、検査官が間違って指摘してきた時の為に、車検適合の基準を色々と勉強しています。 バイクに関する事は、知識も私にとっては商売道具です。 費用がかからないからって、軽々しく何でも教えて!とは、言ってほしくないです。 知識を購入して頂けるなら話しは別ですが👍 KEEP CLEAN🍀 #カスタム車検 #チョッパー車検 #カスタム車検 #バイク車検 #sr400#sr500 #チョップレーサー #chopracer #カフェレーサー #福岡#小郡 #福岡ローカル #小郡のバイク屋 #motorcyclefactory #バイクショップ #修理#レストア#カスタム#点検#整備#メンテナンス #販売 #luckyballkompany #ラッキーボールカンパニー #streetculture #kustom#custom#customculture #custombike#カスタムバイク

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内藤

車検の基本ですか?

島田

それじゃあ、バイクのライトをどうやってテストするか説明しよう。

ヘッドライトテストは、4輪車の場合はすでにロービームで行われるようになっていますが、2輪車の場合は、つい先日までハイビーム、つまり前照灯で車検は行われていました。

しかし、令和元年10月1日から、「平成27年6月1日以降に製作された自動車であって、UN R98、UN R112又はUN R113に適合するもの」「令和2年10月1日以降に製作された自動車」に当てはまる2輪車はすれ違い灯で検査を受けることになりました。

しかし、検査機器の体制や整備が整うまでは、今まで通り前照灯での検査になりますが、新しい検査基準は次のようになっています。

  • ①基準内にカットオフラインまたはエルボー点があること。
  • ②光度測定点における光度が3,200カンデラ以上あること。

このように新しく車検基準が決まりましたので、基準にあったヘッドライトを装着しなければ車検にパスできません。

内藤

バイクのヘッドライト検査もついにロービームで検査となるのですか。

島田

そうだね。4輪車がロービーム検査に移行した時に、検査機器導入するまでハイビームでの検査が暫定的に行われただろ。それと同じようにバイクも切り替えが終了するまではハイビーム検査が行われる。

でもいずれ全てロービーム検査になるだろうけどね。

内藤

という事は、今から対策を行っておいたほうが良いという事ですね。それで、一つ疑問としては、カットオフラインが全てのバイクに無いと思うのですが。

バイクのヘッドライトのカットオフラインとエルボー点とは

島田

そうだな、まずはライトテストでカットオフラインとエルボー点について説明しよう。

バイクの場合は、水平に光を照射するタイプがありますが、このタイプを水平カットオフラインとしています。そして、もう一つが4輪車と同じように左上がりになるカットオフラインとなるヘッドライトで、ことらはエルボー点があるヘッドライトになります。

バイクの場合は、ロービームで水平と左上がりの「くの字」に光を照射する2種類があるので、そのどちらにも基準を決めてヘッドライトをロービームで検査を行います。

どちらも光度が3,200カンデラ以上となる場所が定められており、言葉で説明するより図で説明します。

参考資料:自動車技術総合機構からのお知らせ 令
独立行政法人自動車技術総合機構

それぞれ図に示した位置が3,200カンデラ以上ある必要があります。この光度を市販の部屋の明るさを測るようなテスターでは調べることはできません。

そこで、重要となるのが光の集光が純正と同じように行われ、そして光度が出ているかどうかがカギになります。

そのため、ハロゲンバルブからLEDバルブに交換する場合は、測定点で3,200カンデラの光度があることが必要であり、この基準を満たすにはハロゲンバルブと同じ光源の位置であることが重要となります。

ただし、検査の整備が整うまでは、カットオフラインの水平部分がバイクのライトの中心部より下側であることと、最高光度で5,000カンデラ以上あれば暫定的に車検はパスされます。

内藤

かなり厳しくなってきましたね。以前でもLEDバルブに交換すると車検に落ちるといわれていたのに、これだけ厳しい基準が設けられると、LEDバルブは無理でしょうか。

島田

そんなことないさ。すでに国産有名メーカーでは4輪車用のLEDバルブで実績を上げているからね。ハロゲンバルブと同じ光源を作り出すLEDバルブなら問題ないよ。

内藤

配光特性に優れていても、光量でLEDバルブは車検で落とされると聞きますが、その辺は大丈夫なのでしょうか。

光量に問題があるLEDが多い?


島田

光量は、純正ハロゲンでも足りないバイクがあるんだよ。だからLEDに変えたから光量が足りなくて車検に落ちるというのは、LEDバルブに問題があるとしか言えないよ。

内藤

バイクの場合、純正ハロゲンでも光量が不足するんだ。じゃあ、なんで消費電力が少ないLEDバルブが光量不足になるんだろう?

島田

いい所に気が付いたね。じゃあ、その辺を詳しく解説しよう。

バイクの純正ハロゲンバルブを装着していても、アイドリングでは発電能力が足りずに光度が落ちることがあります。そのため、ハロゲンバルブなのに光度が足りずに車検に落ちてしまうことがあります。それを避けるために、検査場ではエンジン回転を2,000rpmに保持して検査を行うことがあるほどです。

しかし、元々消費電力が少ないLEDバルブではエンジン回転を上げても明るくなりません。というより、LEDの発光原理が異なるので、いくら発電量を上げてもLEDは明るくならないのです。そこで、消費電力の少ないLEDバルブに交換したのに、なぜ光量が足りなくなるのかというと、それはLEDバルブ本体の配光特性に問題があると考えられます。

一般に売られているLEDバルブには、ルーメン値と呼ばれる光束が表示されていますが、この値が大きければ明るくなると思っている人も多いでしょう。たしかにルーメン値が大きくなれば、光源が全方位に発する光の総量が増えるので悪いことはありません。しかし、光源が出す光が全て地面に届くこととは違います。

これが大きなポイントで、バイクのヘッドライトユニットにLEDバルブを取り付けたときに、LEDが発する光を地面に効率よく届けられなければ、当然ルーメン値が高くても暗いヘッドライトになるという事です。

そのため、車検でルーメン値が大きいLEDバルブに交換しても光量が足りないというのは、LEDの光量が足りないのではなく、ライトユニットとの相性が悪いということが問題となっていることがほとんどです。

内藤

そうだったんですね。バイクにLEDバルブを取り付けて光量が足りないのはライトユニットとの相性だったとは気が付きませんでした。でも、ライトユニットとLEDが相性悪ければ、LEDに交換できないですね。

島田

確かに相性が悪いLEDでは無理だよね。でも相性が合うLEDもあるんだよ。

内藤

それはどうやって見分ければよいのでしょうか?

島田

人との相性は、何となくあいつとは合わないと分かるけど、LEDはしゃべってくれないからね。

内藤

いやぁ、そうじゃなくてですね。先輩、もう少しわかりやすい表現はないのですか。

島田

それならないこともない。

バイクでも車検に通るLEDバルブを選ぶ方法とは

内藤

そうこなくっちゃ。それで、どう見分ければよいのでしょうか。

島田

4輪車でもそうだけど、中国製の安価製品は相性が悪い傾向がある。それは作りに問題が多いからね。全くハロゲンバルブの配光特性を無視しているからね。

内藤

配光特性ですか?

島田

そうなんだ。この配光特性がルーメンより重要になるよ。まずは配光特性に関係が深いバルブ形状から説明するよ。

バルブ形状に注目


バイク用にLEDバルブを選ぶ場合、値段で選ぶと光量が足りないLEDバルブを掴まされる恐れが高くなります。そこで、LEDバルブを選ぶ場合は、ルーメンの大きさや価格の安さに惑わされることなく、配光特性にどのくらいこだわっているか説明しているLEDバルブを選ぶようにします。

配光特性にこだわった設計のLEDバルブは、ハロゲンバルブの光源の位置に合わせて作られています。また、ハロゲンバルブは360度発光しますが、LEDバルブは面でしか発光しません。この不利な光源をハロゲンバルブと同等の発光をするよう工夫したLEDバルブがおすすめです。

ハロゲンバルブと同じ位置に発光部があるとなぜ光量が上がるのかというと、ヘッドライトユニットにはマルチリフレクターと呼ばれる角度をつけられた反射板がハロゲンバルブの光を効率よく集めるよう設計されているからです。


反射板の角度はち密な計算でメーカーが作っており、光の当たる部分が異なると配光特性が崩れ、メーカーの計算通りに光が路面を照らすことができません。

【新入社員が調べてみた】H4 LEDバルブでカットラインが出ている商品と出ていない商品の違い

内藤

なるほど。LEDバルブの形状が重要だったという事ですね。見た目がカッコよいからと選んだら失敗するということか。

島田

そういうこと。見た目じゃなくて中身が大事。人と同じだね。

内藤

確かにいえてるけど・・・。

車検対応でも安心できない

島田

でもね、一番人を惑わせるのがパッケージの宣伝文句なんだよ。価格よりそこに書いてあるインパクトのある言葉だよね。特に車検対応なんて聞けば疑わずに購入してしまう。

内藤

だって車検対応なら車検に問題ないという事でしょう?

島田

違うんだな。車検対応といっても車検に合格することを証明している訳じゃない。どういうことか説明しよう。

車検対応品として販売している業者は、テストを行い保安基準に適合していると判断したときに車検対応品として販売を行います。ただし、テストをした車両と製品の相性は車検対応であっても、違う車種の場合は車検対応とならないことがあります。

同じ大きさで同じ形のマルチリフレクターを使用したヘッドライトや、カットレンズには、メーカーにより配光特性が変わります。そのため、車検対応品といわれるLEDバルブを装着しても配光が出せずに車検をパスできないことがあります。

リフレクターとは、鏡と同じで光を反射させて目的の場所に光を照射する役目があります。そのために、純正ハロゲンバルブをより明るく照らすためにリフレクターは設計されており、発光部分が異なるLEDでは光を集められないといった現象が起きてしまいます。

そこで、LEDバルブを安心して選ぶ場合は、ハロゲンバルブと同じ配光特性を持つLEDバルブを選ぶことです。それには安価な中国製ではなく、信頼あるメーカーを選ぶことが重要でしょう。

内藤

車検対応品でも安心できないという事もわかりました。価格の安さにとらわれず多少高くても信頼あるメーカー品を選ぶことが重要という事ですね。

LEDとHIDならどちらが車検に通る?

内藤

ヘッドライトのカスタムには、LEDのほかにHIDもあるじゃないですか。HIDは、車検に通りやすいのでしょうか?

島田

HIDはLEDとは違い、発光方法が360°で発光するからハロゲンとほとんど同じだから光量不足で車検で落ちることは考えられないよね。でも、他の理由で車検に落ちることがあるんだ。

内藤

他の理由ですか?

島田

それは、色だよ。色温度という言葉は知っているだろ。HIDは色温度を変えることで青白くもできる。ヘッドライトの色は白と決まっているから青みが出ると車検に落ちるんだ。その辺を少し解説しよう。

LEDバルブは白い閃光がウリですが、HIDは白のほかに色温度を上げることで青みを増すことができます。しかし、一般に7,000Kを超えると青さが強調されすぎて車検には通りません。そこで、HIDをバイクのヘッドライトに取り付ける場合は6,000K程度に抑えておいたほうが安全です。

そこで、気になるのがLEDよりHIDのほうが車検に通りやすいかといった問題ですが、HIDのほうがどの製品を選んでも色温度さえ間違わなければ車検に通りやすいといえます。しかし、取り付けが簡単ではないことがネックといえるでしょう。

HIDは取り付けが難しい

内藤

HIDのほうが車検に通りやすいのに、取り付けに難ありでは一般には敷居が高いという事ですね。

島田

そうだね。だから4輪車用も多くのHIDキットが販売されたけど、爆発的人気にはならなかった。何が難しいのか解説するね。

LEDバルブは、ハロゲンバルブと同じ要領で簡単にヘッドライトをカスタマイズできる特徴がありますが、HIDキットは、取り付けには専用ハーネスを取り付ける必要があります。バッテリーからプラス電源を取り、ボディアースも接続するなど、手間がかかるうえ、ハーネスをどのようにまとめるかも考える必要もあります。

また、バラストは高電圧を発生させることから、取り扱いを間違うと事故にもつながる恐れがあり、むやみに取り付けることは非常に危険であることも一般に取り付けが普及しない理由でしょう。

内藤

取り付けの手軽さを考えるとやっぱりLEDですね。

島田

そうだね。信頼ある日本製のLEDバルブなら明るさも耐久性も問題ないし、車検も安心だからね。

内藤

バイクにLEDバルブを取り付けても車検で問題にならない方法がわかりました。今回も有難うございました。

まとめ


バイクのヘッドライトは、LEDにすれば当然明るくなりますが、車検に通らない理由はLEDバルブの商品そのものに原因があります。車検では保安基準に適合しているか検査をするので、バルブ自体が明るいだけでは車検に通りません。

ヘッドライトユニットにLEDバルブを入れて配光特性が得られる信頼ある日本製LEDバルブを装着すれば、車検も安心です。

   
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