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ワゴンRヘッドライト交換方法_手順3

ワゴンRのヘッドライト交換方法を解説(2代目MCワゴンRから6代目まで)

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

 ※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。

前回は、ワゴンRのヘッドライトの変遷やカスタム事例を紹介しましたが、今回はヘッドライトの交換方法とヘッドライトに関する不具合について解説します。

ヘッドライトバルブ交換方法

内藤

ワゴンRは、現行モデルからLEDヘッドライトになっているということは、それ以外は自分でも交換できそうですね。

島田

確かに交換できるよね。ハロゲンバルブなら誰でも問題ないけど、HIDは注意が必要だよ。

取扱説明書にもあるけど高電圧だから感電する恐れがある。

だから、HIDの構造を知らないなら専門業者にお願いしたほうがいいね。

内藤

なるほど、確かにイグナイターで高電圧を発生させているからHIDは何も知らないと危険ですね。でも、安全対策すれば交換できますよね。

島田

まあ、できないことはないけど。念を押すようだけど、HIDの間違った取り扱いは非常に危険だよ。だからハロゲンバルブを解説するよ。

バルブ交換方法

ワゴンRのハロゲンヘッドライトバルブ交換は、ボンネットを開けて交換できるので意外に簡単です。

2代目(MC系)の4灯式を除くと、どのモデルもハロゲンバルブはH4を使用しているので、基本的に作業方法は同じです。

手順1

ボンネットを開けてヘッドライト裏にあるコネクターを外します。外すときはコネクターをしつかり保持して車両後方に真っすぐ引き抜きます。

手順2

ゴムカバーの取手を掴み、引っ張って外します。

手順3

留め金を押しながら上方にずらすようにすれば、固定フックが外れます。あとはハロゲンバルブを抜き取ります。

取り付けは逆の手順です。

内藤

ハロゲンバルブは、基本的な外し方なんですね。HIDは教えてもらえないんでしょうか。

島田

純正HIDのバーナー交換は、基本的にディーラーや整備工場での交換を推奨しているからね。

ここでは詳しいことは控えるよ。

ヘッドライトユニットを外すには

内藤

ヘッドライトが不具合を起こしたり、カスタムする場合はヘッドライトの取り外しが必要じゃないですか。

軽自動車は比較的簡単と聞きますがワゴンRはどうなんでしょうか。

島田

簡単といえば簡単だけど、クルマのメンテナンスなどをしている方や、道具を持っていることが条件だろうね。

それじゃあ、ワゴンRの基本的なヘッドライトの外し方を解説するよ。

ヘッドライトユニットの交換手順

ワゴンRのヘッドライトユニット外しは、フロントバンパーを外す必要があります。

ちなみに、ワゴンRのバンパーはフロントグリルがバンパー一体型のタイプと別体タイプの2種類があります。

見分けるポイントは、バンパーとグリルが繋がっているかどうかなので、バンパーとグリルの堺を見れば、すぐにわかるでしょう。

最初にバンパーを外しますが、年式や型により若干の違いはあります。

基本的に、フェンダーと繋がっているホイールハウス部分とバンパー下部、そしてグリル部分にあるクリップとネジを外せば取り外せます。

また、グリルの取り外しが必要なタイプも、グリル上部に止まっているプリップを外せば上に引き抜けます。

以下の画像は、MH系の分解図ですが、おおよそどのタイプも似たような組付け型なので、参考になるでしょう。

バンパーが外れたら、ヘッドライトを止めているボルト3本を外します。

バンパーを外せばヘッドライトの全容が良く見えるので、車体のどことボルトで接合されているかわかるはずです。

ヘッドライトのボルトを全部外すと、前に外れてきます。ただし、各種電球のコネクターが繋がっているので、それら全てを切り離すのを忘れないでください。

ヘッドライト不具合

内藤

ワゴンRでも、ヘッドライトの不具合をよく聞きます。

特にレンズの黄ばみは、かなり多くの方が苦慮しています。

このほか、ヘッドライト内が曇る不具合もありますが、それぞれの対策を教えてください。

島田

確かに、レンズの黄ばみは多いし、ユニット内の曇りや水滴で悩んでいる方も多いから、どうすればよいか解説するよ。

レンズの黄ばみ対策

ヘッドライトレンズは樹脂で製造しており、この樹脂はポリカボネートという樹脂でできています。

強度があり軽量で様々なデザインが可能なことから、主流の素材になりました。

しかし、ポリカボネートは紫外線に弱く、太陽光に長くさらされると劣化して黄色くなります。これが黄ばみの原因です。

そこで黄ばみが起きないよう、メーカーではコーティングして対策していますが、コーティングも飛び石などにより剥がれ、そこからホコリなどが入り劣化が始まります。

これは走行すれば避けられないことなので、長く乗り続けると黄ばみが発生します。そこで、黄ばまないように考えるより、黄ばんだ後のリペアを考えましょう。

一番良い方法は、ヘッドライトの黄ばみ取りを購入して磨くことです。

そして、磨いた後は必ずコーティングしましょう。というのも磨いた後はキレイでも、ポリカボネートを紫外線から守るコーティングがないと、すぐに黄ばみが発生するからです。

また、クリア塗装をする方も見られますが、塗装はブースがなければ埃が入り、見映えが悪くなるので、塗装はお勧めしません。

内部の曇り対策

ヘッドライト内部が結露して曇る場合の多くは、バルブ交換後の取り付けの不備や、ヘッドライトのシーリングの劣化、そして通気口がゴミなどで塞がっていることが原因です。

バルブ交換は比較的簡単なので、オーナーご自身で行っている場合も少なくありません。

しかし、取り付け時にしっかりユニットにバルブがはまっていないと、隙間から水分が侵入して内部に結露が発生します。

次に多いのが、通気口がふさがっていることです。ヘッドライトユニットは、外気温度とユニット内の温度、そして湿度を同じにするため通気口を設けています。

そこで、通気口がゴミや埃で塞がっていると、空気の循環が上手くいかずに結露します。

内藤

通気口は結露防止だったんですね。

島田

結露が、通気口が原因と思い塞いでしまう方もいるからね。それは逆効果ということを覚えておくといいよ。

まとめ

H4タイプのハロゲンバルブが取付けされていますので、比較的簡単に交換できると思います。

車種は異なりますが、こちらの記事ではH4バルブの取付けを写真つきで解説していますので、ご参考になさってください。

H4 LEDヘッドライトの取付け方法を解説

また、ワゴンRのヘッドライトのカスタム方法などについてはこちらをご確認ください。

2代目MCワゴンRから6代目までのヘッドライト種類とカスタム方法を解説

   
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