アイキャッチ引用元:松ちゃんおじさん様
こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。
※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。
ヤリスに続き、ヤリスクロスが2020年8月31日に発売が開始されると、瞬く間に大人気車種となりました。ヤリスをSUV風にしただけでなく、アクティブに本格的なアウトドアにも使用できることも見逃せません。
そこで、ヤリスクロスはどんなクルマなのか、その魅力に迫るとともに、カスタムについてもご紹介します。
目次
内藤
なんかカッコよくて買おうか迷ってしまっていますが、ヤリスも捨てがたい気もします。
気になるんですが、ヤリスクロスはSUV風のコンパクトカーなのでしょうか、それとも本格SUVに属するクルマなのでしょうか。
島田
でも、SUV風ではないんだな。意外に本格的に悪路走行出来たりもする優れたSUVなんだ。
その辺を少し紹介してあげよう。
ヤリスクロスは、車両本体価格で200万円を切る価格帯から用意されています。
デザインの良さとコンパクトボディがユーザーの心を掴んだと同時に、購入しやすい価格帯も手伝い、現在でも4か月から5か月の納車待ち(2020年11月現在)という人気ぶりです。
ヤリスクロスの特徴は、ガソリンモデルとハイブリッドモデルの2本立てで、2WDと4WDの2タイプをそれぞれのパワーユニットで選ぶことができます。
ただし、この駆動方式の4WDシステムは、ガソリンモデルとハイブリッドモデルとでは大きく異なり、ガソリンモデルにはRAV4で採用されたマルチテレインセレクトという、ぬかるんだ道路やごつごつした岩場のような道路の走行も出来る本格的なSUVとしての使い勝手もあります。
ハイブリッドにはe-Fourを搭載しており、TRAILモードを選択すれば悪路走行も可能ですから、特に一般の使い方でガソリンモデルと比較しても悪路走行性能に大きな差を見出すことはないことでしょう。
ヤリスクロスは、ワイルド感が高い見かけだけでなく、ランクルやRAV4で培った4WD技術が生きていることから、本格的にアウトドアを楽しむことができるSUVといえるでしょう。
内藤
やっぱり見せかけではないSUVというのが魅力ですね。
島田
内藤
という事はヤリスとはかなり異なる方向性のクルマという事でしょうか。
島田
内藤
島田
でもコンパクトSUVとしてはホンダのヴェゼルやマツダCX-30あたりと全幅は同じぐらい。
全長はフィットクロスターとCX-3の中間ぐらいかな。
内藤
島田
エクステリアデザインを見ると、キャビンを小さく見せたヤリスがスポーティ―なコンパクトカーであるのと対照的に、前後バンパーアンダーやサイドステップ、そしてフェンダーアーチに樹脂を使用して頑丈な佇まいを演出するヤリスクロスは、全く別のクルマと感じさせられます。
しかし、ヤリスとは共通のプラットフォームを使用し、ヤリスと同じ先進技術も搭載していますから、ヤリスのSUVバージョンであることは間違いありません。
ホイールベースのサイズを比較すると、ヤリスクロス2,560mm、ヤリス2,550mmとなっており、10mmヤリスクロスのほうが長くなっています。これが車内の広さにも直結しており、ヤリスクロスのほうが後部座席に広く座ることが可能です。
ヘッドライトもデザインが異なるのと同時に、ヤリスが三眼LEDヘッドライトとハロゲンヘッドライトの2種類を採用していますが、ヤリスクロスは二眼LEDヘッドライトとハロゲンヘッドライトの2種類です。
LEDデイタイムランニングライトの位置も異なり、ヤリスクロスはバンパーの両サイドに配置されますが、ヤリスではヘッドライト内に配置されます。
内藤
島田
内藤
でもクルマ好きとしては自分好みにカスタムしたいところですが、すでにパーツなんかは販売されているのでしょうか。
島田
内藤
島田
それじゃあ、メーカー純正カスタムパーツや社外品のカスタムについて解説するよ。
ヤリスクロスのリリースと同時に、アクセサリーパーツとしてカスタムできるパーツが販売されています。
メーカー純正でカスタムする最大のメリットは、フィット感が良いことから後から付けましたという感じに仕上がらない点でしょう。
特に、GRパーツやモデリスタといったメーカー直径のカスタムパーツを外装に取り付ける場合のフィット感は素晴らしいといえます。
また、ライト類も、ナンバーフレームサイドにブルー光のLEDサイドランプやLEDフォグランプをオプション設定するなどしています。
また、LEDフォグランプは、最近トヨタで流行の白色と黄色にランプ色を切り替えできるバイカラーLEDフォグランプを設定しており、ユーザーの好みに合わせてカスタムする幅が広がっています。
内藤
純正アクセサリーがあればアフターパーツでカスタムする必要がないようにも感じさせられます。
島田
だからフォグランプにしてもせっかくLEDなのに思ったほど明るくないといった話もちらほら聞こえてくるよね。
クルマのカスタムパーツは、長年に渡り社外品として様々なパーツメーカーが開発、そして販売をおこなってきました。
当然ヤリスクロスもアフターパーツとしてカスタムパーツが各メーカーから数多く販売されることが予想されます。
現時点では、ヤリスクロスが登場して間もないことから、ほとんどヤリスクロス専用のカスタムパーツの販売はありません。
しかしそんな中、純正カスタムパーツでは得られない魅力を持つカスタムパーツの販売も少なからず見られます。
社外品カスタムパーツの魅力は、純正より性能をアップさせるパーツや、純正では得られないデザインを持つパーツが購入できることでしょう。
そして、多くのカスタムパーツが販売されるようになれば、組み合わせで自分好みにヤリスクロスをカスタムできる魅力があります。
内藤
島田
全グレード、フォグランプが欲しければオプションを選ぶしかないんだ。
内藤
島田
何でそのような状況なのかは、フォグランプの目的とクルマのデザインを考えるとなんとなく見えてくるよ。
その辺を解説するね。
フォグランプは、正式には前部霧灯といい、読んで字のごとく霧が発生する視界が悪い時に点灯するライトです。
かつては淡黄色を使用するクルマが多く見られましたが、最近では白色を純正装着するクルマがほとんどです。
白色が装着されるようになったのは、ファッションが目的でしょう。フロントの灯火全ての色を白色で統一した姿は、誰が見ても美しいと感じるのではないでしょうか。
そして、悪天候での使用ではなく、日常的に点灯させているクルマも多く、白色のほうが明るく見えることも理由といえるでしょう。
そんなフォグランプも次第に明るさが少ないバルブに変更され、どのグレードにも装着されない車種まで登場します。
例えば、レクサスの新型車は、オプションにもフォグランプの設定がなくなりました。このほか、最近のマツダ車もフォグランプはありません。
この理由は、欧州で2011年に改正されたデイライト義務化が大きくかかわってきているといえます。
欧州では霧が多く出ることで知られており、フォグランプは義務化されています。しかもヘッドライトも黄色という時期も長くありました。
黄色いライトが霧の多い欧州で義務化されていた理由は、黄色の光は波長が長いため、白色のライトより遠くまで光が届き視界が確保できるからです。
しかし、白色は波長が短いので霧や雨などの水分に乱反射し光が届かない欠点があることから、欧州では黄色いフォグランプやヘッドライトが主流でした。
しかしデイライトの性能向上で、フォグランプがなくてもデイライトで周りに自車の存在を知らせることができることから、欧州車の脱フォグランプ化が始まりました。
そして日本国内の状況を見ると、フォグランプ自体に義務化はありません。今まで装着していたのはファッションととらえても間違いではないでしょう。
そこに欧州のデイライト化の波が押し寄せ、国産車にもデイライトを装着するようになってきました。
これにより、デイライトが装着されているクルマにはフォグランプが装着されない場合が増えています。
また、フォグランプはクルマのフロントフェイスを大きく変えるパーツなので、フォグランプの有無ではデザインの自由度が大きく異なります。
例えば、マツダのフロントデザインは、フォグランプ装着を意識したデザインではありません。
仮に後付けでフォグランプを装着しようとしても、ハードルはかなり高く一般的にデザインを大きく崩すことになるでしょう。
法律でも義務化されていない通り、無くても支障はなく、装着されていれば便利な程度のパーツなので、標準装備からオプションに移行し、さらにフォグランプ自体が消滅する車種も出ていると考えられます。
内藤
島田
現在販売されているヤリスクロスには、どのグレードにも標準でフォグランプの設定はありません。
もしフォグランプを必要と考えるなら新車購入時にオプションを設定するしかありません。
ただし、購入後にフォグランプを装着したい場合も、フォグランプ用配線が配置されているので、パーツさえ揃えればいつでも装着できます。
また、フォグランプのオプションがない車種が増える中、ヤリスクロスのオプションでは従来通りの白色のLEDフォグランプに加え、最近はやりの白色と黄色を切り替えられるバイカラーフォグランプも用意しています。
オプションカタログによれば、価格は白色LEDフォグランプが47,520円(税込)、バイカラーが56,320円(税込)です。
どちらも、ディーラーオプションで、取り付け工賃込みの値段です。
内藤
島田
でもすでにヤリスクロスのLEDフォグランプはカスタムできるよ。
内藤
島田
ヤリスクロスには、LEDフォグランプを標準装備するモデルはなく、全てのグレードが販売店オプションとなっています。
この販売店オプションでLEDフォグランプを装着した場合、日本ライティングが販売している純正LEDフォグランプ用パワーアップキットが取り付けられます。
純正LEDフォグランプより約2.5倍の明るさを可能としており、白色タイプと黄色タイプのどちらかを選んで取り付けることが可能です。
日本ライティングのLEDパワーアップキットは、専用設計なので通常のバルブ交換と同じ要領でパワーアップキットに取り換えが可能です。
また、ファンタイプとなるので純正品よりも明るくできるように設計しております。
純正では得られないフォグランプの明るさを手に入れたい場合は、おススメです。
内藤
島田
自分のクルマが対応しているか一度日本ライティングのホームページを確認するとよいよ。
内藤
島田
内藤
島田
それじゃあ、フォグランプを明るくする手順と、後付けの方法を解説するよ。
ヤリスクロスのフォグランプは、フロントバンパーのロアグリルに装着されているので、クルマの下側での作業になります。
まずは、クルマをジャッキアップして作業しましょう。
今回、ご紹介させていただく画像は、多くのSNSの中で非常にわかりやすく撮影されていたので活用させていただきました。
この画像をもとに交換することで誰でも簡単に作業に取り組めることでしょう。
クルマを、ガレージジャッキを使いジャッキアップします。そして安全のためにリジットラックを使用し、クルマが落下しないようにします。
フロントタイヤ前方のアンダーカバーを外します。画像のオレンジの丸が10mmのボルト、赤丸の2つがクリップで止まっているのでそれぞれ外します。
カバーをめくり、奥を覗くとフォグランプ本体後ろが見えます。コネクターを外してから3本のプラスネジでフォグランプユニットが止まっているので外します。
※画像はフォグランプ無しの車両ですが基本的に止まっているネジは同じです。
ただし、スペースが狭いのでスタッビドライバーを使用して外します。画像は、フォグランプ無しの裏蓋ですが、基本的に赤丸のネジの位置は同じです。
※スタッビドライバーは画像のように丈の短いドライバです。
フォグランプユニットが外れたら、LEDバルブを反時計回りに回すとユニットから外れます。あとは、新しいLEDバルブを取り付けるだけです。
車種によっては赤丸のように特殊ネジで止まっているので、購入したLEDバルブに同梱されている工具で外します。
※画像はヤリス用ですが、ヤリスクロスは画像下側の特殊ネジを使用せずLEDバルブを回して止めているだけで、基本同じユニットです。
取り付けは取り外しの逆の手順で行い終了です。
標準装備で用意していないヤリスクロスにフォグランプの装着を考えると、スイッチをどうするかが大きな問題です。
昔から、社外パーツメーカーから、多くの後付けフォグランプが販売されていきましたが、どれも純正とは異なる方法でフォグランプを設置するのが普通です。
ヤリスクロスへ後付けでフォグランプの装着を考えた場合も、一般的にスイッチは純正とは異なる方法のスイッチとなると思う方も多いでしょう。
しかし、ヤリスクロスは全車ディーラーオプションでフォグランプ装着が可能です。
古くからトヨタ車に多い仕組みですが、オプションでもメーカーオプションだと配線やリレーヒューズなどを新たに引き直す必要がありますが、ディーラーオプションが設定されている電装品は、すでに配線されていることが多く見られます。
そしてヤリスクロスもフロントバンパー後ろや、ディマースイッチまで配線が来ているので、フォグランプスイッチ付のディマースイッチを用意すれば、カプラーオンでフォグランプの使用が可能です。
このように、ヤリスクロスは後付けで純正フォグランプを装着する場合は、配線の引き直しなどが必要なく、フォグランプユニット、フォグランプステー、そしてディマースイッチを用意すれば取り付けできます。
2022年1月時点での状況なので、一部改良やマイナーチェンジが今後行われると、このような配線がなくなる可能性もあることをお断りしておきます。
内藤
上手にカスタムしている事例があれば紹介してほしいのです。
島田
ヤリスクロスのフォグランプは小型でインパクトに欠けます。このヤリスクロスは大きなフォグランプをロアグリルに埋め込み、非常に個性ある顔つきに変えていてかっこいいです。
しかも、純正の取り付け位置から内側に移動して装着しているところなど、大きなフォグランプを取り付けるうえでのバランスが考えられていると感じました。
純正フォグランプレンズから、プロジェクターレンズに変えているオリジナリティにあふれたヤリスクロスです。
プロジェクターレンズなので、LEDより熱量が大きいHIDが装着できる魅力もあります。
プロジェクターレンズにより昼間の印象もかなり変わり、同じヤリスクロスに乗っている方から注目されるでしょうね。
内藤
島田
ヤリスクロスは、ヤリスをコンパクトSUVにしたモデルで、価格と使いやすい大きさ、そして独創的なスタイルから発売以来高い人気を誇っています。
現在の各自動車メーカーは、昔とは異なり多くのカスタムパーツを純正アクセサリーとして販売していますが、純正品は性能をそれほど高めた商品は少ないので、アフターパーツとして販売が待ち遠しい人も多いでしょう。
そんな中、すでにLEDフォグランプがカスタムできるLEDパワーアップキットは、クルマ好きの注目商品となること間違いないでしょう。