トヨタ カローラスポーツ ZWE211H

カローラのフォグランプは今と昔でどう変わってきたの?

アイキャッチ画像引用元:LEONBEBEさん

こんにちは。
日本製LEDヘッドライトの日本ライティング内藤です。

 ※日本製LEDヘッドライトの特徴についてはこちらをご覧ください。

国民的大衆車として親しまれてきたカローラも、新型にモデルチェンジしてからフォグランプにLEDを採用するようになりました。

時代とともにクルマは常に大きく進化を遂げてきますが、カローラのように歴史のあるクルマのフォグランプが、どのように進化してきたのかご紹介します。

カローラにフォグランプは標準装備?


内藤

2018年にカローラがフルモデルチェンジして、今までとは全く異なるスタイルで登場して話題を呼びましたよね。

それで先日、新型カローラセダンに乗ったお客さんがやってきて、フォグランプを明るくしたいというのです。それで確認するとなんとLEDを純正で装着しているじゃないですか。

カローラまでも純正でLEDフォグランプを装着するなんて、時代も変わったものだと感心したんです。でも、LEDだから今はまだできないと伝えたんですけどね。

島田

確かに、カローラにもLEDの波が押し寄せていることには驚きだよね。

内藤

それで気になったのが、カローラは歴史が古いじゃないですか。過去はどんなフォッグランプを装着していたのか気になったんです。

島田

さすがに初代カローラは俺が生まれる前だからね。初代が誕生した時期はSさんが生まれた頃じゃないかな。

Sさん

なんか聞こえたぞ!確かに初代カローラは俺が生まれた年とほとんど変わらない1966年の登場だ。それがどうしたんだい?

内藤

実は、カローラのフォグランプがどう変わってきたのか知りたくて。

Sさん

それなら、まあ答えられなくもないな。でも、昔のフォグランプは標準装備ではなかったんだ。

昔はオプションもあったかどうか。記憶では昭和の時代は社外品のフォグランプが多かったな。

昔からレースで活躍していたからそれを真似して取り付ける人が多かった記憶がある。

内藤

そうすると、あまり古いカローラはまあり資料もないのでしょうか。

Sさん

どこか探せば出てくるだろうけど、昔のフォグランプなんて全部同じ。

フロントバンパーがスチール製で、それにメッキ加工してあったんだが、そこに穴を開けて後付けで丸いフォグランプを付けるやり方だった。

だから、もう少し新しい平成になってからのフォグランプのほうが、いろいろスタイルがあるんじゃないかな。

平成になってからのカローラ用フォグランプ

内藤

平成になってからでも、すでに30年以上ですからね。十分歴史を知ることができます。

それで、平成になってから初めてモデルチェンジしたのは、どんなカローラだったんでしょうか。

Sさん

平成に変わったのは1989年からだろ。6代目は1987年から1991年までだから、昭和と平成にかけて販売されていたモデルなんだ。

通称E90系というんだけど、カローラのスポーツクーペモデルの92レビンがこの年代は有名だよね。

だから、平成でモデルチェンジしたのが7代目カローラからだ。

内藤

ハチロクの次のレビンですよね。知っています!たしかスーパーチャージャーを搭載して大きな話題になりましたね。

Sさん

詳しいね。まあ、このころまでのカローラは、フォグランプといえば吊り下げタイプが主流だった。

ローラは、色んなタイプが発売されてきたから、同じ型式系でも装備品が大きく異なるんだ。

内藤

どういう事でしょう?

Sさん

今、カローラと名が付く車種は、カローラスポーツ、カローラセダン、カローラツーリング、カローラアクシオ、カローラフィールダーが日本で販売されているよね。

でも、昔はもっと多かったんだ。

そして、それぞれの車種設定でフォグランプが装着されているか、されていないか変わっていたんだ。

内藤

車種設定が異常に多いですね。

Sさん

そこで、それらすべての車種を網羅するとなると、とても短い時間で語りつくせないから、その時代に使われていたフォグランプのバルブを紹介するよ。

7代目カローラE100系フォグランプ


7代目カローラには、スポーツモデルのカローラレビン、ハッチバックのカローラFX、カローラワゴン、カローラバン、そしてスポーティー4ドアサルーンのカローラセレスなどの4ドアと2ドア、そしてワゴンとバンの4タイプが販売されていました。

7代目が登場した1991年はバブル末期ということもあり、カローラにもかなり高級な装備が奢られていたのが特徴です。

そして、先代までの角ばったデザインから流線形のデザインが最先端を感じさせました。

フォグランプは、全てのグレードや車種に標準装備ではなく、限られたグレードと車種にのみ装着されており、H3ハロゲンバルブとワゴンにはH3aハロゲンバルブの2タイプが装着されていました。

8代目カローラE110系フォグランプ

8代目カローラは1995年に登場しますが、7代目がかなり豪華な装備に振ったスタイルに比べてスリム化して本来のカローラに戻りました。

相変わらずカローラは、多くのスタイルをラインアップしていましたが、当時の国内ではすでにRVブーム(現在のSUVの前進)やミニバンブームがおこっており、カローラスパシオを発売します。

8代目カローラは、カローラレビンやカローラスパシオにフォグランプの設定があり、H3dハロゲンバルブが装着されていました。

9代目カローラE120/130系フォグランプ

9代目カローラは2000年に登場し、スポーツモデルのレビンが廃止され、ワゴンはこの代からフィールダーの名前に変わりました。

プラットフォームからエンジン設計まですべてが新しくなり、カローラの世界共通モデルは9代目でいったん終了となりました。続く10代目、11代目は「アクシオ」等サブネームが日本専用車として用意されます。

用意されたフォグランプは、HB4ハロゲンバルブを全てのカローラで装着されていました。

10代目カローラアクシオ

10代目カローラは、2006年にカローラアクシオとして国内専用モデルとして登場します。

派生モデルには、カローラルミオンといったトールワゴンも加わり、カローラファミリーは大家族を形成したままです。

10代目カローラに装着されていたフォグランプは、H11ハロゲンンバルブがE140系とカローラルミオンに装着されます。

11代目カローラアクシオ

11代目カローラアクシオは、原点回帰としてコンパクト化するとともにハイブリッドモデルを投入しました。

かつてバブル期にはミニセルシオと呼ばれる豪華な装備が大きな話題となった時期もありましたが、カローラの本来の大きさや取り回しのしやすさ、そして車格を変えずに11代目まで作り続けてきたことは、脱帽するしかありません。

装着されるフォグランプも、省エネ時代の突入からH16ハロゲンバルブが装備されています。

現行12代目カローラE210系フォグランプ

現在販売されるカローラは、カローラセダン、カローラスポーツ、カローラツーリングのこの3車種が新型となる12代目として販売されています。

新しくなったカローラのフォグランプが大きく変わったのは、LEDフォグランプが採用された点です。

現在、カローラスポーツには、フォグランプが全てのグレードで標準装備となっていますが、カローラセダンとカローラツーリングは、グレードによりLEDフォグランプはメーカーオプションとなっています。

内藤

やはり最新型はカローラもLEDフォグランプを使用するようになったんですね。

Sさん

時代の流れだね。省エネには最適だからLEDを選ぶのも自然だろう。

カローラのフォグランプカスタムとは

内藤

カローラも、派生モデルが今まで多くあるじゃないですか。それゆえに多くいのカスタム方法が今まで行われてきたんでしょうね。

Sさん

確かに、昔から社外パーツはかなり販売されてきたからね。人気あるモデルは多くのカスタムがされたのも事実だよ。それじゃあ、どんなカスタムがされたか解説するよ。

車外フォグランプが定番だったカローラ

カローラには、フォグランプの設定がない車種もありました。しかし、アフターパーツでは様々なフォグランプが販売され、カローラに装着されてきました。

古くは、バンパー上部に穴を開けてから取り付けステーで固定するタイプが主流で、大きな丸いフォグランプを装着していました。


時代が流れて昭和後期から平成初期にかけては、フロントバンパーは樹脂になり、バンパー下部に吊り下げるタイプが主流となります。

吊り下げタイプは、非常に多くのメーカーから汎用品が販売され、取り付け用のリレーハーネス、そして室内用のスイッチがキットになった商品が多く販売されました。

当時、1万円を超えるキットから5,000円以下で変えるキットまで幅広くあり、レンズもプロジェクタータイプの小型の商品から、角型の大きめの商品まで市場に溢れていました。

社外フォグランプのバルブは基本的にH3ハロゲンバルブを使用しており、バルブが切れても交換には苦労しませんでした。

標準装備されるフォグランプのカスタム

カローラにもフォグランプがオプションや標準で装着されるモデルが9代目以降で多く見られるようになります。

使われているハロゲンバルブもHB4やH11、H16と進化していますが、現在販売されているLEDバルブと交換できるので、簡単にフォグランプのカスタムを楽しむことが可能です。

内藤

時代とともに、フォグランプのカスタム方法は変わってきたカローラですが、やっぱり最終的にはLEDバルブに交換するカスタム手法が定番ですね。

Sさん

そうだね、特にLEDバルブは、色を変えるカスタムとしての可能性も秘めているからね。日本ライティングの2色切り替えLEDバルブを取り付ければ、他とは違う個性を見せることもできるよね。

LEDフォグランプになった現行カローラをカスタムするには

内藤

でも現行カローラはLEDフォグランプになったことからバルブ交換ができないじゃないですか。暗いからと安易にLEDフォグランプをグレードアップさせることも難しいですね。

Sさん

じつはね、日本ライティングでは、新型カローラにも装着できるにフォグランプのカスタムパーツを作ったんだよ。どんな製品か解説するね。

純正LEDフォグランプ用パワーアップキット

純正LEDフォグランプ用パワーアップキット

日本ライティングでは、新型カローラのLEDフォグランプをバルブ交換と同じ要領で装着できる、専用設計の純正LEDパワーアップバルブを開発し販売を開始しました。

純正LEDの光量が1,060ルーメンであるのに対し、純正LEDパワーアップバルブは2800ルーメンと約2.5倍の光量を実現しました。選べるカラーもホワイトとイエローが用意されているので、純正と差を付けたい人には注目のアイテムです。

内藤

ついに発売になったんですね。

Sさん

今までのようにバンパーを外して、灯具をハロゲンバルブ対応品に交換する必要がないからね。予防安全装備をバンパーに取り付けたクルマでもエーミングの心配がなく安心して取り付けられるよ。

最新カローラクロスはどんなクルマ?

※フィリピンで発売されたカローラクロス

内藤

工場長、まだ日本で発売されないカローラクロスが海外で発売されて人気になっていると噂を聞いたのですが、カローラクロスとは一体どんなクルマのでしょう?

Sさん

カローラクロスは、ヤリスクロスみたいにカローラをSUVにしたモデルだよ。海外ではガソリンモデルとハイブリッドモデルの2本立てで販売されていて、大きさはRAV4より少し小さいといった感じ。

内藤

そうなんですか。ちなみに灯火類は何か情報ありますか。

Sさん

ヘッドライトはガソリンモデルがハロゲンバルブで、ハイブリッドモデルになるとLEDライトになるんだ。それでフォグランプは、どちらのモデルもLEDだよ。でもこのクルマが日本で発売されるかどうかは微妙だよね。ヤリスクロスとかぶるからね。

内藤

でもカッコいいですよね、日本でも発売されればきっと売れると思うのに。

Sさん

基本装備はカローラセダンと全く同じだからね。日本で売ってもいいかもしれない。でもSUVでもFFしか設定がないからそこが日本で受け入れられるかどうかだよね。

内藤

今回もいろんなお話有難うございました。

まとめ

カローラは、国民的大衆車として1966年に誕生して以来、基本コンセプトも社名も変えずに現代まで続く名車です。すでに半世紀以販売されてきた過程でクルマが進化するのと同時に、フォグランプも大きく変わってきました。

時代ごとでフォグランプのカスタム方法は、後つけからバルブ交換、そして現代はLEDフォグランプへと進化しました。

交換不可能といわれたLEDフォグランプを、バルブ交換の要領で交換可能な純正LEDパワーアップバルブが日本タイティングから登場し、現行カローラのフォグランプカスタムの可能性を広げたことは、カスタムを愛するクルマ好きにとって喜ばしいことといえるでしょう。

純正LEDフォグランプ用パワーアップキット

   
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