こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
最近は、コーティング剤を購入して自分で施工されている方も多くいらっしゃいますが、まだまだワックスと違いガラスコーティングを自分でするのは「どうかな?」と思われている方も少なくないと思います。
この記事では、ガラスコーティングの施工手順をまとめました。
この先を読み進めていただければ感じると思いますが、意外に簡単なんです。では、解説していきます。
【ガラスコーティング施工前に読むおすすめ記事】
用いた商品はこちらです。
目次
同行物はこちら
手順はこちら
まずは、車の汚れを綺麗に落とすため、シャンプー洗車を行います。
ZeusClear(ゼウスクリア)のコンプリートキットには、専用シャンプーが付属されていますので使用していただき、洗車をしてください。
コーティングはボディの上にガラス被膜を作るイメージを持っていただければと思いますが、コーティングとボディの間に油分と汚れが残っているとうまくガラスコーティングが密着しないため、しっかり取り除きます。
付属のシャンプーは、ワックス成分(油分)が含まれていないタイプになりますので、コーティングの密着性をよくします。
※市販のシャンプーを使用される場合はワックス成分の含まれていないシャンプーを使用してください。
もう少し詳細なシャンプー洗車について知りたい場合はこちらをご参考になさってください。
ガラスコーティングは、下地処理の精度で艶・撥水性が大きく変わってきます。下地処理についてはこちらの記事を参考にしてください。
コーティング施工の前にシャンプー洗車で取れなかった、鉄粉をしっかり取り除く必要があります。
コンプリートキットに付属している鉄粉取りねんどを使用して、ボディに付着している鉄粉やザラつきを取り除きます。
コンパウンドが一般製品より多めに入っているため、すんなり鉄粉除去ができると思います。
手順としては、ボディが濡れている状態で、左フェンダーから時計回りにねんどをボディに当て擦ってください(ねんどが硬い場合は、お湯を入れたバケツに浸け、ねんどを温めて柔らかくしてから使用してください)
ねんどの擦った面が汚れてきたら、お湯に浸け、汚れた面を中に入れるようにこねて、新しい面を常に使用してください。
ボディ全体の鉄粉除去が終わったら、十分な水で洗い流して、水分をよく拭き取ってください。
もっと詳細な施工方法はこちらをご確認ください。
コーティングの乗りが良い条件として、
の条件が整うと効果がより発揮されます。
本来しなくても良い作業ですが、より効果を出されたい方は、ポリッシャーを使用した研磨作業をすることをおすすめします。
施工手順としては、研磨してはいけない箇所(ガラス面、メッキパーツ、樹脂パーツ)にマスキングをして保護をしてください。
そして、ポリッシャーにバフを装着し、細目のコンパウンドを適量付け左フェンダーから時計回りに全体を磨いてください。
次に仕上げ用のコンパウンドを適量付け、同じように左フェンダーから時計回りに全体を磨いてください。
磨きに関する記事も用意しております。合わせてご確認ください。
研磨したボディをもう一度シャンプー洗車をして洗い流してください。
付属の専用シャンプー(ワックス成分が入っていない)を使用して、コンパウンドが残らないように洗車してください。
手順としては、水で20倍に薄めて使用してください。
※市販のシャンプーを使用される場合はワックス成分の含まれていないシャンプーを使用してください。
洗車が終わったら、ボディの水分をしっかり拭き取ってください。
先程もお伝えしましたが、ボディに油分があるとコーティングはうまく密着してくれません。
しっかり油分を取るために脱脂剤を使用します。
施工手順としては、洗車後、水分をよく拭き取り、乾いたマイクロファイバークロスに脱脂剤をつけてください。
脱脂剤をつけたマイクロファイバークロスで車両を拭き上げ油分を除去してください。
さぁ、いよいよガラスコーティング剤の施工に入ります。
レビューでもあるようにコーティング剤は伸びが良く施工しやすい設計にしています。
「シャンプーして鉄粉取って脱脂してコーティングという流れになります。伸びが良く施工も楽でした」
「施工してみての感想は、液はサラサラで伸びも良く」
施工手順としては、付属スポンジの白い面に7~8滴コーティング剤をつけてください。付け足す時は2~3滴スポンジに付けてください。
塗面に薄く塗り伸ばしてください。
乾燥時間を取らず、すぐに付属のマイクロファイバークロスで拭き上げてください。
広範囲を一度に塗布するのではなく、ドア一枚、ボンネット半分等ブロックに分け、小さな面積で【塗布→拭き上げ】を繰り返してください。薄く均一に塗ることできれいに仕上がります。
※屋外(直射日光下)や熱いボディ、濡れたボディへの施工は実施しないでください。
※ガラスやゴム製のパーツには施工できません。
※コーティング剤を塗布した時に、水分と混ざると塗布面が白濁します。その場合は、水気を完全に飛ばし、再度コーティング剤を当該部位に塗布し仕上げてください。
※コーティング剤を塗布したパネルごとに、確実に拭き上げ仕上げを実施してください。
※バンパー・モール・ドアミラーカバー・スポイラー等のウレタン・樹脂素材をはじめ、サイドバイザーやヘッドライト・テールライト等すべてのパーツに施工できます。
※特に、腰下部分は拭き残しが起こりやすいため、念入りに確認してください。
拭き残し、拭きムラがあった場合は、すぐにマイクロファイバークロスの使っていない面で吹き上げてください。
拭き上げしにくい場合、再度コーティング剤を塗面に薄く塗り伸ばし拭き上げてください。
本来であれば施工後、24時間は雨などが当たらない場所で保管する必要がありますがZeusClear(ゼウスクリア)の場合は、作業終了後、3時間は雨天や結露等、水に濡れないようにしてください。
3時間で良いのは、忙しい方にとっては良いですよね。
完全に硬化するまでの間(約1ヶ月)、洗車する場合はマイクロファイバークロスで優しく水洗いしてください。
これで一通り完成となります。
ガラスコーティングのメリットの一つとして洗車が楽になります。
それは汚れが付着せずに水洗い程度で落ちていくからです。
しかし、数ヶ月もすればコーティングの効果も減ってきますのでその際はメンテナンス剤で撥水効果を復活する作業を行ってください。
施工手順としては、付属のマイクロファイバークロスを水で濡らし、軽く絞ってください。
簡単ボディコーティング剤をマイクロファイバーに数回吹き付け、拭き上げてください。
※ボディに直接吹きかけないようにしてください。最後に乾拭きをして下さい。
「車のコーティングについてDIYでガラスコーティングを施工しようと思います。「コーティングを施工した後は12時間水に濡らさない」商品や「48時間濡らしてはいけない」等の商品が多いです。
関東地方は今の時期、雨が少なく乾燥が続いています。しかし最近では朝方寒く、結露が多くなりました。結露も水分なのでやはり今はやめた方が良いのでしょうか?それとも朝早めに施工を終わらせれば大丈夫ですか?
結露は、温度差により発生します。日中の温かいうちは、空気の中により多くの水分を含むことができますが、冷えてくると水分を保持できなくなり結露となります。
一般的に外気温が低い時期(冬)ほど結露が発生しやすいと言えます。
この結露は水分なので、コーティング施工して表面硬化が終わるまでに付着してしまうと、白濁やシミなどの原因となります。
よって、ほとんどの商品は結露が発生する状況下では施工できません。
そのようなコーティング剤を施工する場合は、ガレージ内での施工となりますが、冬場は、コーティング剤の硬化が不十分となる商品が多いです。
つまり、硬化に最適な温度と湿度ではないので、ガレージ内で施工しても商品に記載してある硬化時間で硬化するとは限りません。
もう少し詳細を知りたい場合は下記記事をご確認ください。
「天井のコーティング方法を教えてください。いつも作業しにくいため、きちんと施工できているか分かりません。」
最近のクルマは、ハイルーフが増えてきて軽自動車でも高さが180cmを超えるものも出てきました。そこで、洗車にもコーティングにも有効なのが、洗車台の使用です。
洗車台の選び方は、洗車台に乗って作業するときにクルマのルーフ中央まで手が届くか調べることです。
まずは、自分の身長にどれぐらい高さを足せば、ルーフの上に乗り出して作業が可能になるか計算しましょう。
できれば、おへそから胸の間がルーフの上に乗り出せる高さになると良いでしょう。
高さが十分確保できれば、コーティング施工位置を目線で捉えられるので、キレイに施工できるはずです。
そして、あまりおすすめできないのは、脚立での作業です。
普通の脚立は、手が届く範囲が限定されるので、何回も上ったり下りたりする必要があるほか、脚立の移動時にクルマと接触させてしまう恐れもあり、おすすめできません。
また、脚立を利用すると身を乗り出して作業するため、足場が不安定になり転倒する恐れもあります。
仮に転倒するとクルマに傷をつけるだけでなく、大ケガに繋がるため、脚立は使用しない方が良いでしょう。
その他の注意点として、水に濡れた地面で踏み台が滑ることがありますので、選ぶ場合は滑り止めが付いているか確認しましょう。
踏み台を使用せずに、タイヤに乗っての作業は、足を滑らせる心配があるのでやめたほうが良いでしょう。
また、ステップに上っての作業は、靴でステップを汚してしまうほか、高さがそれほどないので作業性が良くありません。
もう少し詳細を知りたい場合は下記記事をご確認ください。
車のガラスコーティング剤はコーナーセンサーとかにもできるのでしょうか?
コーナーセンサーはボディ同色になっていることが多いのにもかかわらず、正常に機能しています。
塗装されても支障が出ないので、塗膜よりも薄いコーティング被膜であればなおさら問題はないでしょう。
ただし、ガラスコーティングの施工は問題ありませんが、その前の下地処理には注意が必要です。
コーナーセンサーなどの小さくて丸いパーツには、水垢などの汚れが付着することが多く、通常洗車では落ちません。
そこで、薬剤やコンパウンドを使用してキレイにしますが、コンパウンドの使用は注意が必要です。
もう少し詳細を知りたい場合は下記記事をご確認ください。
ガラスコーティング車を所有しています。水洗い洗車でオッケーとありますが、水洗い洗車とはスポンジを使用しないことを言うのでしょうか?水圧で汚れ落として水分を拭くのみ?
ガラスコーティングの最大の魅力は、汚れても水洗いでOKという点でしょう。
通常、汚れたらシャンプー洗車して、ゴシゴシと擦りながら取らなければなりませんが、ガラスコーティング施工車は、防汚性に優れているので、汚れの付着が少なく、しかもシャンプー洗車の必要もありません。
では、どのように水洗いするのかというと、質問者のおっしゃる通り、高圧洗浄機での洗車も問題ないでしょう。
ただし、古いクルマや、バンパーなどの樹脂部分、そしてキズやへこみがある部分は、高圧水流で塗膜が剥がれる恐れがあるので注意しましょう。
高圧洗浄機で汚れを落とした後、拭き取りすれば洗車は完了ですが、雨で土汚れが付着した後は、少し様子が異なります。
高圧洗浄機は、表面の汚れを吹き飛ばして取り除けますが、凸凹が無いコーティング表面に貼りつくように付着した土汚れ跡は、汚れに引っかかりがないので吹き飛ばせません。
つまり、高圧洗浄機で落とせる汚れは、高圧の水流で引っかかる汚れのみであり、ツルツルの汚れは落ちません。
雨の日の後に洗車する場合は、水を流しながらマイクロファイバークロスで汚れを拭き取るように洗います。ガラスコーティングしているので、力を入れずにボディを撫でるように滑らせればキレイになります。
その後、汚れが取れたらマイクロファイバークロスなどで水分を除去して完了です。
もう少し詳細を知りたい場合は下記記事をご確認ください。
ガラスコーティングは雨の中で施工はできますか?というのが、途中で雨が降ってくる場合があると思うので、その対処方法などあれば知りたいです。
ガラスコーティング施工後、水に濡れても硬化に影響しない時間は、それぞれのガラスコーテンィグで決められています。
ガラスコーティング施工中に小雨が降ってきたらどう対処すればいいのか。
すぐに雨の当たらない屋根の下に車を移動することです。そして、手早く車に付着した水滴をマイクロファイバークロスで拭き取りしましょう。
水滴の後が残っていない場合や白濁が認められなければ、そのまま施工を続行できます。
次は、急に強い雨が降ってきた場合の対処方法ですが、先程の例と同じくすぐに雨の当たらない屋根の下に車を移動し、すぐに水滴のふき取り作業をします。ただし、急に強い雨の場合は、コーティングが流れ落ちている恐れもあります。
そのため、雨に打たれた場合は一度拭き取り作業をして、その後白濁や水滴跡などが発生していないか様子を見ることです。
もし、硬化後に白濁や跡がなければ問題ありませんが、あるようなら一度その部分をコンパウンドで剥離して再施工する必要があります。
どちらもの場合も、急いで行うことは、雨の濡れない場所に移動して、手早く水滴を除去することです。ただし、慌てずに行うことが大事です。
たとえば、車を急いで移動させ、周りにある洗車道具を破損させたり、拭き取り時に慌てて作業すると拭き残しが発生しますから、「慌てずに」丁寧に「できるだけ早く」対処するようにしてください。
もう少し詳細を知りたい場合は下記記事をご確認ください。
いかがでしたでしょうか。ガラスコーティングと聞いて難しいイメージを持たれていた方は、案外簡単にできると感じられたと思います。
こだわれば、ポリッシャーを別で準備して頂く必要はありますが、それ以外は全てコンプリートキットに入っておりますので、手軽に行えると思います。
興味がありましたら、一度試してみてください。