• TOP
  • コーティング
  • ガラスコーティング施工車のトンボの糞(フン)がある場合の洗車方法【コーティングQ&A】
ガラスコーティング_トンボのフン

ガラスコーティング施工車のトンボの糞(フン)がある場合の洗車方法【コーティングQ&A】

こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。

掲示板で以下の質問をされている方がいらっしゃいましたので回答します。

 

Q:車のルーフに小さい粒上の汚れが無数にあるのですが、何かのフンでしょうか。落とそうと思い、洗車してもこびりついて落ちません。特にアンテナの周りですどうすればよいでしょうか。ちなみにガラスコーティングしているので心配です。

 

軽トラマニア小泉

なるほどね、ルーフのアンテナ周りと言うのがポイントだよね。

それはトンボの可能性が高い。ミツバチもフンをするけど、ピンポイントでフンを投下しないからね。

内藤

なぜ、ルーフのアンテナ周りと聞いただけでトンボと判断できるのでしょう。

軽トラマニア小泉

内藤君、トンボが止っているのを見たことあるだろ。

だいたい木や棒、長いススキの穂のようなところに留まっているよね。

そこがポイントで、ルーフのアンテナはトンボの羽休めに丁度いいのだろう。

内藤

そんなぁ。トンボの休憩場所だなんて、しかもお礼にフンまで付けられたらたまったものじゃないですよ!

軽トラマニア小泉

まあ、トンボの習性だと思うからしょうがないさ。特に秋は多いよね。

周りに田んぼがあるとトンボが多いから被害も比例して多い。

あと、キレイに磨き上げていると、水面と勘違いして産卵する。私の車も良くトンボの卵攻撃にあったね。

内藤

トンボはフンだけでなく卵攻撃もするのですか。

軽トラマニア小泉

卵はかなりたちが悪い。白い小さい粒の塊が塗装表面に付くけど、乾燥すると落ちないこともある。

その場合は鉄粉取り粘土が役に立つ。

話がそれたけど、トンボのフンがガラスコーティング施工車に付着した場合の落とし方を解説するよ。

ガラスコーティングにトンボの糞(フン)が付着した場合の落とし方

田園風景が広がる風光明媚な場所には、多くのトンボが夏から秋にかけて飛んでいます。トンボももちろん食事をするのでフンをしますから、その地域に停車している車などに糞害が起きます。

トンボは、何かに止まっているときにフンをするようなので、車のアンテナは絶好の場所といってよいかもしれません。

トンボのフンの特徴は、茶色もしくは黒の細長い形状が多く、乾燥すると固くこびりつきます。

そして、太陽のもとで紫外線を浴びるとさらに硬く固着して水洗いだけでは落ちにくくなります。

昆虫を捕食する肉食生物ですから、そのフンには昆虫の成分であるたんぱく質が含まれています。また、無機リンも多く含まれるので無機質のカルシウムも含まれます。

とは言ってもフンは小さい汚れなので、爪の先で擦るとポロポロと落ちてきますが、ボディにキズが付くのであまりお勧めできません。

また、ガラスコーティングしていると耐スリキズ性能が高いとはいえ、あまり強く擦れば、やはりキズが付く可能性があります。

そこで、ガラスコーティング施工車に付着したトンボのフンをキレイに落とすには、水をかけてふやかして落とすとよいでしょう。どうしても取れない場合は、虫落としクリーナーを使うと落とすことができます。

ただし、フンには変わりがないので、長期間放置していると酸化してガラスコーティングにダメージを与えるので、見つけたら出来るだけ早く取り除いた方が良いでしょう。

内藤

虫落としクリーナーが有効なのですね。

軽トラマニア小泉

トンボは肉食だからね。昆虫を捕食している。だから虫落としクリーナーに含まれる酵素で溶かして落ちる。

虫落としクリーナーを選ぶ時は、車のどの部分にも使える商品が安心だよ。

内藤

なぜ酵素配合の虫落としクリーナーが良いのでしょう。

軽トラマニア小泉

酵素は動物性タンパク質を分解する。衣類洗剤にも脂質やたんぱく質汚れを落とす洗剤が多いだろう。

肉食のトンボのフンは昆虫成分のたんぱく質が含まれるから効果があると言うことだよ。

トンボのフンでガラスコーティングを再施工しなければならない場合

内藤

トンボのフンがガラスコーティング施工車に付着した場合、コーティング再施工になる恐れはないのでしょうか。

軽トラマニア小泉

基本的にないよ。ただし、対処方法によって再施工が必要になる場合があるから注意が必要だね。

どんな場合に再施工が必要なのか解説するよ。

トンボのフンは、ルーフのアンテナ周りに付着することが多いので、背の高い車は注意が必要です。自分の目線よりルーフが高いとトンボのフンを見つけるのが遅くなり、ルーフに施工してあるガラスコーティングが傷む恐れもあります。

トンボのフンの成分は、昆虫を食しているので、リン酸が多いとされており、このリン酸は工業用で鉄処理にも使われます。つまり鉄を溶解する力があるので、長期間付着させているとガラスコーティングにも影響が出る可能性があります。

そこで、背の高い車でルーフに無数のトンボのフンが発見され、洗車しても落ちないシミがあるようなら、その部分は再施工しなければならない場合があるでしょう。

ただし、時間と共にシミも消える場合もあるので、シミがあるからとすぐに再施工に踏み切る必要はありません。

1カ月程度様子を見てシミが薄くならないようなら、残念ながら再施工を決めるとよいでしょう。

内藤

トンボのフンはかなり厄介そうですね。

軽トラマニア小泉

トンボのフンは、鳥のフンとその後の状態が似ているとも言われる。

昆虫のフンの中ではかなり厄介であることを覚えておいた方がいい。

内藤

鳥のフンと似ているのですか。

軽トラマニア小泉

まず、昆虫は鳥と同じように尿とフンは一緒に排泄される。

そして、鳥も昆虫を捕食しているから、成分がトンボのフンも似ている。

ということで、ルーフにアンテナがある車なら、トンボの発生時期は、ルーフをよく確認することだね。

シラザン50

シラザン50専用クリーナーキット(イオンデポジット除去剤、復活剤)

洗車に関する記事

ガラスコーティング前の洗車方法は【丁寧さ】がポイント

ガラスコーティング後の洗車(シャンプーなど)方法を解説

この記事はこんな人が書いています

軽トラマニア小泉

カスタム・鈑金・コーティングなど自動車関連の業務に30年以上携わり、数多くのカスタムも手掛けてきた実績があります。コペンのデモカーで雑誌K-CARに何度も取り上げられる。大会に出品する車両製作を手伝い全国2位を受賞。

軽トラももちろん所有し、スバルサンバーに赤帽の赤いヘッドエンジンに憧れ換装したほか、ダイハツハイゼットでは、車高を上げて林道を走破しやすい改造や、荷台にスポットライトを増設。また、乗り心地が少しでもよくなるようにと、シートにはアトレーワゴンのシートを移植するなど、数多くのカスタムを行ってきました。 

   
TOP