こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
新車の手入れについて以下の質問が掲示板にありましたので回答します。
Q:スバルの新車の購入を検討しています。ボディーコーティングは必要だと思いますか?ボディーコーティングをすることにより水シミが出来にくくなると思いますが、手洗い洗車により防ぐことも可能ですか?
軽トラマニア小泉
その中で水ジミは通常の洗車で落ちなくなるから厄介な汚れと知られている。
質問者さまの言う通りコーティングすれば、水シミを抑えられる場合もある。でも手洗いだけでは難しいかな。
内藤
軽トラマニア小泉
車の汚れは、水洗いやシャンプー洗車で落ちると思っている方は少なくないと思いますが、シャンプー洗車で落ちない汚れもあります。その一つが水ジミと呼ばれる水垢です。
水ジミの発生は、水滴が乾燥した後に出来る汚れで、水の中に何らかの不純物が入っていると発生します。
特にカルシウムやマグネシウムといったミネラル分が多く含まれると発生しやすくなります。
では、このミネラル分はどのような水に含まれるのかと言うと「水道水」や「地下水」です。
雨は、蒸留水に近い状態なので、ミネラル分はほぼ含まれていません。
それを実験している研究機関もあり、東京都の場合、雨水に含まれるカルシウムやマグネシウムは水道水の20分の1程度と発表されています。
これを踏まえると水ジミの原因は、水道水による洗車ができやすいと言えます。
ただし、コンクリートの建物などから滴る水には、ミネラル分が多く含まれる可能性が高いので、そのような場所に駐車している車は水ジミが付着する可能性が高まります。
このほか、大気には汚染物質が浮遊しているのでそれを雨が取り込むと、雨ジミが発生する可能性が高くなります。
特に雨の降る間隔が長いと鉱物由来のカルシウムや海水に由来する海塩粒子が含まれるという研究結果もあり、良い天気が長く続いた後の雨は水ジミには要注意でしょう。
そこで、水ジミを防ぐ根本的対策は、水道水で洗車したら素早く水滴を拭き取ることです。
これにより、水ジミの付着を抑えられます。また、ボディが暑いときや直射日光が当たる場所で洗車しないことも重要です。
内藤
軽トラマニア小泉
ただ、水ジミのできる原因は、水に含まれる不純物が水の乾燥により塗膜上で固まることが原因だから、水滴除去を素早くすれば水ジミは基本的につかない。
内藤
やはりコーティング施工した方が良さそうです。
冒頭で「コーティングすれば、水シミを抑えられる場合もある」と言われましたが、抑えられないこともあるのですか。
軽トラマニア小泉
コーティングの中でもガラスコーティングは防汚性に優れ、素晴らしい光沢と水弾き性能を長期間持続する、まるで夢のようなコーティングとして登場しました。
しかし、ガラスコーティングのガラス被膜は無機質であり、同じ無機質の水ジミの付着を許してしまいます。
ガラスコーティグのウィークポイントである水ジミ汚れ対策として取られたのが、2階建て施工と呼ばれる有機質のコーティングをトップコートすることです。
これにより、有機汚れにも無機汚れにも強い被膜形成が可能で、水ジミの付着も防ぎます。
ただし、ガラス被膜の上にさらにコーティングするのは、手間暇がかかることから一般には浸透していません。
そこで、開発されたのが有機質と無機質の両方の性質を併せ持つハイブリッドコーティングです。
ハイブリッドコーティングは、ガラス系コーティングとして数多く市販されるようになっていますが、欠点は耐久性が半年から1年程度と短いことや、硬度が低いので耐スリキズ性能も劣ることです。
しかし、日本ライティングでは本物のガラスコーティングでハイブリッド化したゼウスクリアを登場させ、さらに業界初となるスプレータイプのガラスコーティング剤「シラザン50」を登場させました。
ただし、ハイブリッドコーティングも水滴をそのままにして乾燥を繰り返すと、雨ジミの付着が発生する場合もありますので、水滴はできるだけ早く除去するのがポイントです。
内藤
軽トラマニア小泉
だから、洗車後の水滴除去は、コーティングあるなしにかかわらず、雨ジミとウォータースポットを避けるために早めの作業がポイントということだよ。
ただ、ハイブリッドコーティングなら、水滴除去も簡単だから作業は楽だね。
内藤
軽トラマニア小泉
汚れも落ちやすくて水滴もすぐに取れるから、何もコーティングしていない場合に比べると、作業は早いしいつまでもキレイな状態を保てるということだよ。