新車ヘッドライトコーティング

新車だからこそヘッドライトにコーティングしよう

こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。

経年劣化によりヘッドライトが黄ばみや曇りが発生して、見映えを悪くしている車を見かけることがあります。

この原因は紫外線や汚れ、そしてスクラッチ傷ですが、これはヘッドライトにコーティングしてあるハードコート上に起きています。

昔は、ガラスを使用したヘッドライトが主流でしたが、現在は軽くて衝撃に強く、透明度もガラスと同等のポリカーボネートを使用しています。

ポリカーボネートは、樹脂なので柔らかく傷が付きやすいことや紫外線で劣化しやすいデメリットがあることからハードコートをしていますが、紫外線により劣化して黄ばみや曇りが発生します。

このようなことからヘッドライトを劣化から守るには、新品のうちに対策することがポイントとなります。

この記事では、新車でヘッドライトにコーティングする意味や方法についてお伝えします。

ヘッドライトのコーティングとは

新車ヘッドライトコーティング

内藤

ヘッドライトは時間と共に黄色く変色したり曇ったりしますよね。

それを守るためにコーティングが良いと聞きましたが、ヘッドライトにコーティングなんてあるのでしょうか。

軽トラマニア小泉

あるよ。ヘッドライトを黄ばみや曇りからある程度守れる方法が。

内藤

どのような種類があるのでしょうか。

軽トラマニア小泉

さまざまな種類が販売されているからね。選び方を間違えると効果は薄い。

それでは、ヘッドライトコーティングの種類について解説するよ。

ヘッドライトコーティングの種類はさまざま

ヘッドライト用のコーティング剤には、ポリマー系、ガラス系、そしてガラスコーティングの3種類が主なコーティングです。

それぞれ特徴がありますが、主な違いは施工後の耐久性と価格でしょう。

一番安いのはもちろんポリマー系ですが、早いと3カ月程度で効果がなくなります。次はガラス系で、こちらは1年程度が限界と言われます。

一番長持ちするのはガラスコーティングですが、価格もそれなりに高額です。ただし、持続期間は3年から5年と長いため、長期間に渡って黄ばみや曇りからヘッドライトを守れる可能性が高いでしょう。

内藤

なるほど。ということはコーティングするならガラスコーティングがお勧めということですね。

軽トラマニア小泉

もちろんそうだけど、施工のしやすさや価格も考えて決めたほうがいい。

新車なら施工のしやすさはどれも同じかもしれないけどね。

ヘッドライトには元々コーティングが施工されている

内藤

ちなみに、ヘッドライトは樹脂ですよね。メーカーは何も対策していないのでしょうか。

軽トラマニア小泉

そんなことないよ。樹脂を守る対策をしているよ。

内藤

でも黄ばみや曇りが起きますよね。

軽トラマニア小泉

確かに起きるけど、それはヘッドライトの樹脂、すなわちポリカーボネートが直接劣化しているわけではない。その辺を解説するよ。

新品のヘッドライトはハードコートされているが劣化する

新車ヘッドライトコーティング

車のヘッドライトは、製作されるとポリカーボネート樹脂を守るためにハードコートと呼ばれる塗装でコーティングされています。

ポリカーボネートは、有機溶剤に弱い特徴があるため、専用に開発されたハードコートが使用されます。

これは、スマホやタブレット、テレビ画面にも同じようにハードコートされています。

ハードコートは、ヘッドライトに塗布して熱を加えて強制的に溶剤を蒸発させます。

その後UVを照射して硬化させるタイプで、硬度も3H程度と硬いことと、厚みも10㎛あるため、ヘッドライトレンズを長期にわたってあらゆる環境から守れます。

参考資料:ハードコート

しかし、ハードコートもUV効果がある割に紫外線により劣化するため、直射日光に当たる時間が多いと、意外に早く黄ばみが発生します。

内藤

先程から話に出ている黄ばみは、ヘッドライトのハードコートが劣化していたのですね。

ヘッドライトにコーティングする意味や必要性

内藤

ポリカーボネートのヘッドライトをコーティングしているのに、さらにコーティングする意味はあるのでしょうか。

軽トラマニア小泉

ユーザーの悩みは黄ばみや曇りだよね。

それがどんな素材であっても、守れる方法があればいいのではないかい?

内藤

たしかにそうですね。

軽トラマニア小泉

コーティングには色々な特徴があるからどんなメリットがあるか解説するよ。

ヘッドライトコーティングの必要性:黄ばみや曇りを回避するため

新車ヘッドライトコーティング

ヘッドライトが劣化すると黄ばみや曇りで悩みます。これは紫外線によりヘッドライトが劣化することから起きる現象として知られています。

その劣化している部分がハードコートですが、ハードコートは紫外線で劣化します。

ハードコートは塗料であり、シリコーン系を使用しています。

そのため、樹脂であることから紫外線による破壊が起きて黄ばみや曇りが発生しますから、ハードコートは紫外線の影響を受けるものとして認識しなければなりません。

そこで、ハードコートの上にガラスコーティングを施工すれば、耐候性が高くなり、対策していない状態より黄ばみや曇りの発生を遅らせられます。

もちろん、ガラスコーティングには紫外線をカットする能力はほぼ期待できません。それは非常に薄い被膜であることが理由です。

しかし、被膜は非常に硬く鉛筆硬度で7H以上の商品がほとんどですから、曇りの原因であるスクラッチ傷からヘッドライトを守ることができます。

また、ハードコートに傷が入り、その下のポリカーボネートが劣化するのを防ぐことも可能なので、ハードコートの上にガラスコーティングすることは、ヘッドライトの劣化を守るために大きな意味があります。

ヘッドライトコーティングの必要性:雨ジミなどの汚れを回避するため

ヘッドライトは、ハードコートされているとはいえ、環境からのストレスは非常に高くなっています。

特に汚れは様々な種類があり、付着すると落ちにくくなるほか、ハードコートの劣化を促進させます。

付着する汚れには、有機質と無機質の汚れがあります。有機質の汚れの代表は、虫の死骸で、無機汚れの代表は雨ジミです。

虫の死骸は、走行中にヘッドライトに付着しやすく、大きい虫が衝突すると汚れを落とすのが大変です。

しかし、ガラスコーティングは無機質なので有機汚れの付着を妨げますから、虫の死骸も素早く落とすことが可能です。

無機汚れですが、ガラスコーティングの上に有機質のコーティングをしていることが殆どなので、無機汚れの雨ジミの付着も抑えられるでしょう。

内藤

確かに虫の死骸は落とすのは大変です。こびりつくとかなり強く擦らないと落ちないです。

軽トラマニア小泉

その強く擦る作業がヘッドライトの問題になる。

強く擦ると、ヘッドライトに傷をつけてしまうから、出来るだけ擦らずに落とした方がいい。

仮に傷ができると、そこから劣化が進行して黄ばみが発生することも多い。

だからコーティングすれば、擦らずに落ちるからいつまでもキレイな状態を保てると言う事さ。

新車にヘッドライトコーティングを施工するには

内藤

ヘッドライトにコーティングすると良いことがわかりました。

と言うことは新車に施工すれば安心と思いましたが、新車に施工する方法について注意点などありますか。

軽トラマニア小泉

新車に施工する場合、納車された直後であれば、新品だから汚れもほぼない状態だよね。

だから非常に簡単だよ。新車で施工したほうが有利なのか解説するよ。

新車のヘッドライトに施工をおすすめする理由:下地処理がいらない

通常、ガラスコーティングを施工する場合、下地処理をしないときれいに施工できません。

下地処理の内容としては、汚れを落として小傷を取ることが一般的で、キレイに汚れや傷を落とさなければ、キレイに施工できないほか耐久性にも影響が出ます。

しかし、新車の場合は新品のきれいな状態なので、ほぼ何もせずに施工してもよいぐらいの状態です。

とは言っても、見えないホコリなどが付着しているほか、油分も多少なりとも付着しているので、それを落とす作業は必要です。

新車の場合、下地処理はいらないですが、基本的な洗車が必要なほか、脱脂作業もしなければなりません。

ただし、それ以外の作業はしなくても問題ないので手軽に作業が始められるメリットがあります。

内藤

新車なら、すぐにガラスコーティグの施工ができると言うことですね。

軽トラマニア小泉

ヘッドライト専用のガラスコーティング剤を使用すると手軽に簡単にできるかな。

新車でヘッドライトをコーティングするとメリットが多い

新車ヘッドライトコーティング

内藤

ここでもう一度、新車のヘッドライトにコーティングするとどんなメリットがあるのかおさらいして欲しいのですが。

軽トラマニア小泉

わかったよ。新車のヘッドライトに施工するとどれだけメリットがあるか解説するね。

新品のヘッドライトにコーティングするメリット:汚れの除去が必要ない

新車は、傷も汚れもほとんどない状態で納車されるためヘッドライトもキレイな状態です。

洗車の際は、ケミカルなどを利用して洗車する必要もありません。大袈裟ではなく、水洗いだけでも十分でしょう。

つまり、コーティング前に汚れ落としや傷消し作業を必要としないことが新品のヘッドライトにガラスコーティングを施工する大きなメリットです。

内藤

たしかに、新品の状態を保つわけですから、新品以上にキレイにする必要はありませんものね。

というか、新品は綺麗だから汚れ落としの必要がないと言うことですね。

軽トラマニア小泉

みんなが理想としているのが新品の状態だからね。

それを保護するだけだから簡単施工ができると言うことだよ。

新品のヘッドライトにコーティングするメリット:いつもきれいなヘッドライトを維持できる

新車ヘッドライトコーティング

新品ヘッドライトにガラスコーティングすれば、新品の状態をガラス被膜で包み込むので、いつまでもキレイな状態を保てます。

しかもガラスコーティグなら3年以上被膜が持続する商品も多いので、新車購入してから2回目の車検まで再施工は考えなくても良いです。

新車でガラスコーティングを施工すれば、新品ヘッドライトの輝きと透明感をいつまでも保てるので、多くの方が理想とする新車の状態を保つという考えに合致していると言えるでしょう。

新品のヘッドライトにコーティングするメリット:黄ばみや曇りの劣化が起きない

冒頭でもお伝えしましたが、長く使用すると経年劣化で黄ばみや曇りなどが発生します。

これは、ヘッドライト自体がポリカーボネート樹脂であることや、表面のハードコートが劣化することで発生します。

そこで、ハードコートやヘッドライト自体の劣化を遅らせるには、その上にコーティングすることが有効です。

黄ばみは紫外線が影響し、曇りはスクラッチ傷が影響しますから、それ等の影響を受けないようにすれば防げます。

ガラスコーティングは、耐紫外線対策の溶剤でも非常に薄い被膜なので、長い時間紫外線に当たるとガラス被膜を透過して下にあるハードコートを劣化させるでしょう。

しかし、黄ばみや曇の発生は、紫外線のほかに擦り傷や汚れの影響も関係してくるため、できるだけ汚れや傷がつきにくいガラスコーティングを使用すると、ハードコートに傷が付くのを防ぐのと同時に、汚れによりハードコートが劣化することも抑えられます。

通常のガラスコーティングは、直接紫外線をカットする性能はありませんが、傷や汚れの付着からハードコートを守れるので、未施工より黄ばみや曇りの発生を遅らせることが可能です。

新車のヘッドライトコーティングの施工できる場所

内藤

新車で購入して、ヘッドライトにガラスコーティングを施工するにはどのような方法がありますか。

軽トラマニア小泉

基本的にボディコーティングと同じと考えてもいいかな。どんなところで施工できるか解説するよ。

車購入時に依頼する

ヘッドライトコーティングを考えているなら、新車購入時にコーティングのオプションを選ぶとよいでしょう。

ほとんどのカーディーラーでは、ボディコーティングと同じようにヘッドライトコーティングもサービスメニューに用意しています。

仮に、カーディーラーでヘッドライトコーティングのメニューが無くても聞いてみるとよいでしょう。

ほとんどの場合、コーティング業者とつながりがあるので、施工について相談に乗ってもらえるはずです。

内藤

新車購入時にディーラーで施工してもらうのが簡単そうですね。

軽トラマニア小泉

たしかに、手間も省けるからいいよね。

ただし、ディーラーでは他と比べて料金が高めの場合が多いのと、自分が施工したいコーティングを扱っていないこともあるからね。

自分で選べないと言うデメリットもあることを忘れないようにね。

業者に依頼する

新車が納車されてヘッドライトにコーティングするなら、ショップに依頼する方法があります。

主な業種は、コーティング専門店、カー用品店、そしてガソリンスタンドでしょう。

業者に依頼する場合のメリットは、自分の好きなコーティングを選べることです。また、施工料金を比較して決められるので、予算に合わせたガラスコーティングの施工も可能でしょう。

もちろん、業者で施工すると、車の状態にあった最適なコーテイングメニューを提案してもらえるので、施工後にも満足度が高いと言えるでしょう。

自分で(DIY)施工する

ガラスコーティングは、多くの商品がDIY用で販売されていますが、最近はヘッドライト用も数多く販売されるようになりました。

DIYの最大のメリットは、料金が安く済むことと商品を手に取って自分で選べることでしょう。

しかも新車なら下地処理がいらないことから、DIYでの施工の敷居はかなり低くなっています。

主に市販で購入できるのはガラスコーティングではなく、ガラス系コーティングが多いですが、ガラス系コーティングは料金が安いですが持続期間が短いことがデメリットなので、本物のコーティングを施工したいなら、多少高くてもガラスコーティングを選ぶことです。

ガラスコーティングは、ボディ用がほとんどなので、購入する際はヘッドライト用を選ぶ必要があり、ボディもガラスコーティングする場合は、2つの商品を購入する必要があります。

しかし、一度にすべての部分をガラスコーティングできる商品も販売されており、しかも画期的なスプレータイプもあります。

それが日本ライティングのシラザン50です。

これを使用すれば、ボディやヘッドライトのコーティングはもちろん、フロントガラスや未塗装樹脂までコーティングできるので無駄もなく便利なほか、スプレーして拭き取るだけなので施工もとても簡単です。

内藤

ヘッドライトにガラスコーティングする場合、商品をそれぞれの部位ごとで用意する手間がありましたが、シラザン50なら、1本で全てできるのですね。

軽トラマニア小泉

しかも塗り込みもいらないスプレータイプだからね。

簡易コーティング並みと言っていいよ。しかも本物のガラスコーティングだからね。

ガラス被膜で長持ちするからヘッドライトが何時までもキレイな状態を保てるよ。

ヘッドライトコーティングまとめ

ヘッドライトにガラスコーティングするなら新車時がお勧めです。汚れも傷もない新品状態を保ちたい方が多いので、新品の状態をガラス被膜で覆うのが一番理想です。

ガラスコーティングは、防汚性と耐スリ傷性能に優れているので、ヘッドライトへの汚れの付着を抑え、傷も殆ど付着しなくなりますから、いつまでもキレイな状態が保てます。

もちろん、紫外線の影響は受けますが、汚れや傷の付着が抑えられれば、黄ばみや曇りの発生を遅らせられるので、新車購入を考えていてヘッドライトの劣化が気になるようならガラスコーティングで対策しましょう。

シラザン50

※シラザン50は新車のヘッドライトに施工することでハードコートの劣化を防ぐ効果はありますが、一度ヘッドライトを磨きハードコートを取り除いた後に施工しても効果はありません。

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この記事はこんな人が書いています

軽トラマニア小泉

カスタム・鈑金・コーティングなど自動車関連の業務に30年以上携わり、数多くのカスタムも手掛けてきた実績があります。コペンのデモカーで雑誌K-CARに何度も取り上げられる。大会に出品する車両製作を手伝い全国2位を受賞。

軽トラももちろん所有し、スバルサンバーに赤帽の赤いヘッドエンジンに憧れ換装したほか、ダイハツハイゼットでは、車高を上げて林道を走破しやすい改造や、荷台にスポットライトを増設。また、乗り心地が少しでもよくなるようにと、シートにはアトレーワゴンのシートを移植するなど、数多くのカスタムを行ってきました。 

   
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