こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
ガラスコーティングはボディコーティングとして使用されますが、塗装以外の部分にも使用できるのか疑問を持つ方がいらっしゃいます。以下の質問を掲示板で見かけましたので回答します。
新車を購入したので自分でガラスコーティングを施工しようと思うのですが、メッキ部分(ドアノブやモール)にも塗装部分と同じように施工しても大丈夫なのでしょうか?
島田
車には、メッキに使う金属としてクロムが使用されるから、クロムメッキなんて呼ばれる。
メッキは、防食性に優れているけど、長く使用しているとくすみや錆が出るからコーティングしたいという気持ちもわかるね。
内藤
島田
そのあたりについて解説するよ。
車のボディは、塗装部分だけでなく樹脂やゴム、そしてメッキパーツなどから成り立っていますが、ガラスコーティングを施工できないのはゴム製品です。
まず、ゴム製品が使用できない理由は、ガラスコーティング剤がゴムに染み込みムラが出来る可能性があるからです。
そのため、ゴム製品には専用のコーティングが必要となります。
そして、メッキパーツは基本的にコーティングできる製品が多いでしょう。
ただし、コーティング剤に含まれる溶剤によっては、メッキパーツを変色させる恐れがあるので、ガラスコーティングの説明書を確認するか、販売元に問い合わせてみることをお勧めします。
仮に施工できるとしても、定着が塗装表面ほどしっかりできない場合もあり、耐久性は期待できないことが多いでしょう。
内藤
島田
内藤
島田
だから、塗装表面と化学的に結合している。
でもメッキパーツと化学的結合が出来るかどうかは、商品によって異なる可能性がある。
内藤
島田
メッキパーツは、湿度が高い日本ではサビやすく劣化が多く見られます。
過去には多くの車にメッキバンパーが採用されており、時間と共に錆が発生していました。
メッキは見た目を華やかにすることから、現代においても多くのパーツにメッキが使われています。
そこで、メッキパーツの劣化を防ぐためにもコーティングはおすすめです。
まずメッキパーツにボディ用のガラスコーティングを使用する場合は、一番目立たない部分でテストしてから施工するようにします。
施工後にガラスコーティングが硬化しても変色が見られなければ使用しても問題はないと考えられます。
ただし、メッキパーツには専用のガラスコーティング剤が登場しているので、無理にボディ用を使用することもないでしょう。
メッキ専用であれば、耐久性も問題なく、しかも溶剤でメッキが傷むことを心配する必要もありません。
内藤
島田
だけど、説明したようにいきなり塗布して変色したらショックは大きいから、目立たない部分で不具合が起きないか確認することだよ。
ただし、これはあくまでも自己責任としか言えない。
内藤
島田
本来の使い方に合ったガラスコーティングの施工をした方が安心だよ。
車は高い商品だし、何かあって修理するにも高額だからね。その辺を忘れないことだよ。