こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
車には、コーティングするという言葉があります。コーティングと言われると大掛かりな施工が必要になるのではと、尻込みされる方も少なくないでしょう。
しかし、コーティングの意味は、包み込むことなので、ワックスもコーティングです。
ここでは、ワックスから今流行のガラスコーティングまで、コーティングの歴史に焦点を当て解説します。
内藤
車を購入するときに新車・中古車問わず、ガラスコーティングの施工を勧められますが、そもそもコーティングとは何なんでしょうか。
島田
例えば、ドーナッツにチョコレートでコーティングするとかが有名だよね。
内藤
島田
内藤
島田
それでは、コーティングはどういった理由から生まれて、どのようなものに使用されているのか解説するよ。
コーティングは、多くの種類が販売されていますが、ユーザーが求める艶、撥水、そして持続性から生まれてきました。
車を所有すると、ほとんどのオーナーは車を大切に扱います。汚れたら洗車を行い、艶がなくなればワックスをかけてきました。
施工直後の性能に満足しますが、次第にコーティングの効果が薄れると、もっと良い商品がないか情報を探します。
つまり、ユーザーが求めるコーティング性能をメーカーも探求し、今のようなコーティングが販売されています。
コーティングをする意味は、いつまでもキレイに見せることや、雨が降ってもキレイに水を弾かせて汚れが付着しないようにすることでしょう。
とくにコーティングは、ボディ本来の輝きを閉じ込めてキレイに保てます。また、ワックスのような油脂コーティグは、艶が素晴らしいので、古くから人気があるコーティングです。
そして、キレイに長く見せるために、コーティング持続期間が長くなり、キズが付きにくいコーティングなども市販されています。
内藤
島田
コーティングというと、車のボディへのコーティングを思い浮かべる方が多くいますが、現在コーティングは、さまざまな製品用にコーティングがラインアップされています。
その中で、よく耳にするのはスマホの画面に施すコーティングでしょう。
今までは、スマホの画面に保護シールを貼るのが一般的でしたが、コーティングで保護シール並みの強度を持つ製品も出ています。
このほか、住宅用のコーティングも増えており、中でもフローリングへのワックスは、古くから利用されてきたコーティングで、現在は車のガラスコーティングのように長持ちする製品が登場しています。
また、美しくキレイに保つコーティングの中には、ブランド財布やブランドバックに施工する商品も出てきました。
革製品にもガラスコーティングして、汚れや擦り傷から守り、美しい状態を長く保つというものです。
抗菌・抗ウィルス効果を持たせた商品もあり、コーティングすることで、ウィルスや細菌の付着を遠ざけられます。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
凄い進化だよね。そして、ガラスコーティングだって、昔は専門業者しか施工できなかったけど、今は一般ユーザーもプロ顔負けに施工できる。これは凄いことだよ。
どんな風にコーティングが進化してきたのか解説するよ。
ワックスがけが当たり前になっていますが、昔はワックスも高価で手軽に手に入りませんでした。しかし、国産ワックスがソフト99から登場すると、一気にワックスがユーザーに広まります。
現在ではさまざまな商品が登場していますが、今から50年程度昔の1960年代は固形ワックスが主流で、塗り伸ばしがしにくく、手入れはかなり大変でした。
しかし、ハンネリタイプが登場すると、作業性が上がり一気にワックスを使用する方が増えてきます。
1970年代以前の洗車は水洗いが主流で、汚れ落としのケミカルなどほとんどありませんでした。
また、今でこそシャンプー洗車が主流ですが、ワックスが流通し始めたころは、シャンプー洗車をするオーナーも少なく、汚れ落としには家庭用洗剤を使うなど各々が工夫を凝らしていました。
そこにハンネリタイプが登場し、汚れ落としが可能であったことで、一気にハンネリワックスの需要が高くなりました。
ワックスについてはこちらで詳しく解説しております。良ければ合わせて御覧ください。
ワックスが浸透した1970年代に、ワックスの耐久性を凌ぐ3カ月から6カ月水洗いで済ませられるポリマーコーティングが登場します。
ポリマーコーティングはDIYでできるタイプと、業者が施工するタイプがありましたが、一般には業者で施工するタイプが主流となっていきます。
特に、TVCMなどを多く流した、ダイワみなくるチェーンの登場は、全国の施工業者が登場して、高級車を中心に施工する方が増えました。
業者が施工するのが一般的になった理由としては、キレイに仕上げるには下地作りが重要であり、塗膜の鏡面仕上げが美しい車ほど、キレイなポリマーコーティングの施工ができたことが理由でしょう。
また、さまざまな洗車業者も登場し、細部にわたりクリーニングして古い車も新車のような輝きを取り戻せるとあって、ポリマーコーティングの業者は1970年代から1980年代にかけて注目されました。
1990年代に入ると、ポリマーコーティングからフッ素コーティングが高く評価されます。
フッ素コーティングが市場で人気が出る少し前、日産自動車からSFC(スーパーファインコート)が登場します。
高級セダンから順次採用されたSFCは、今までのウレタン塗装と異なり、フッ素樹脂の技術から生まれた塗料で、硬度も普通の塗装より硬いためキズが入りにくく、しかも手入れが簡単という触れ込みでした。
そして、市場でもフッ素は素晴らしいという認識がユーザーで広まり、瞬く間にフッ素コーティングが人気を博します。
折しも1990年代は、洗車ブームであり、当時の若者は洗車デートをするなど、洗車用具へのこだわりが非常に強い時期だったといえます。
多くの新しい洗車道具が登場し、ついに2000年にガラスコーティングが世に登場します。
登場当時は、施工が難しいことから、市販でのガラスコーティングを見かけることはありませんでした。
また、当時は今ほどネットの普及も進んでいなかったので、購入は実店舗で選ぶのが主流であり、今のようにプロ仕様を手に入れることは一般ユーザーでは困難でした。
ガラスコーティングはさまざまな種類があり、それぞれ特徴があります。
その特徴を決めるのがコーティング剤の成分で、その成分の配合や種類を変える事で、次第に一般ユーザーにも使用できるガラスコーティングが登場し始めます。
内藤
島田
そして、ガラスコーティングもすでに20年以上使い続けられている長寿コーティングだよね。
内藤
島田
業務用と一般用の違いという概念はもうないかもしれない。
内藤
島田
コーティングの種類の変化により、ポリマー加工が出てくると、業務用が業者向けに販売されるようになり、市販品とは異なる性能を発揮しました。
とはいっても、プロはコーティング被膜の性能云々より、磨き作業が熟練していたため、完成した美しさは一般ユーザーが仕上げたものとは比べ物になりませんでした。
ガラスコーティングが登場すると、コーティング剤を専用のスプレーガンで吹き付ける方法や、遠赤外線で乾燥させるなど、プロでなければ施工ができない商品が当初はほとんどでした。
そこに、プロの利便性を追求した塗り込みタイプが登場すると、一気に商品のバリエーションが増えてきます。
そして、一般ユーザーでも簡単に扱えるガラスコーティングが登場し、さらにもっと簡単に施工できるガラス系と呼ばれるコーティングが多く普及します。
そのような中、本格的なガラスコーティングで、一般ユーザーでも手軽にプロの輝きが手にできるガラスコーティングが日本ライティングからゼウスクリアとして登場しました。
内藤
島田
内藤
島田
内藤
島田
だからコーティングが流行っているといっていいかな。その辺を詳しく解説するよ。
車はキレイに乗りたいと誰もが思うことでしょう。つまり、キレイにしたい気持ちをオーナーが強く思っているからこそ、多くのコーティング剤が販売されています。
コーティングが今流行っているのではなく、古くはワックスがけで車をピカピカにしてきたのと同じように、今はコーティグできれいな状態をいつまでも保ちたいと変化しただけでしょう。
また、キレイにする方法も、昔より選択肢が増えたことや、昔は簡易ワックスと呼ばれた商品が、今は簡易コーティングへと変わり、名前がワックスからコーティングに変わったことで、コーティングが流行っているように見えるとも言えます。
車にコーティングをすることで最近言われるのが、リセールバリューが良くなるということでしょう。
車を中古車査定に出すと、車のキレイさも査定で評価されます。
中古車査定では、ボディの状態を見るときに事故歴だけではありません。ボディの細かい傷や汚れもチェックします。
これらは、日本自動車査定協会によって査定基準が決められており、仮に汚れがひどく磨きが必要と査定されると5,000円のマイナス査定です。
さらに退色などがあると、そのパネルごとで数万円程度の減額されることもあり、ボディがキレイでないと買取では大きな不利となります。
ガラスコーティングなどを施工すると、ボディをいつまでもキレイな状態で保てるので、マイナス査定を取られることは無いでしょう。
しかも、キズが何もない綺麗な状態を保っていると、プラス査定にもなるので、ガラスコーティングとリセールバリューは切り離せなくなっています。
コ―ティングがここまで流行になったのは、新車購入時に進められることも一つの要因でしょう。
昔は、新車ディーラーで進められたオプションと言えば、フロアマット、ドアバイザー、ナンバーフレームあたりが三種の神器でした。
しかし、今はそこにボディコーティングやガラスコーティングが当たり前のように含まれています。
つまり、新車購入時にほぼすべての方がボディコーティングを勧められるようになった現代では、今までコーティングすら知らなかった方までコーティングの存在が浸透したと言えるでしょう。
加えて、新車だけでなく中古車にもボディコーティングを勧める中古車店も増えたことも、コーティングが流行っていると思わせる理由といえます。
内藤
島田
内藤
島田
お金持ちのドバイとかかなり凄いことになっていると聞いたこともある。
もちろん、車発祥のアメリカもね。どんな具合なのか解説するよ。
車の先進国は、誰もがアメリカであると認識しているでしょう。そして、カーディテーリングもアメリカが本場です。
また、欧州でもカーディテーリングは盛んで、さまざまな商品が販売され、アメリカや欧州から輸入販売されています。
このようなことから、海外では国内以上に多くのコーティング施工者がいるように思われますが、実際には、日本ほどメジャーな存在ではありません。
海外旅行の経験が有る方であれば、街を走る車が日本を走る車より汚いことに気が付くことでしょう。
つまり、海外では、車に対する考えが日本人と異なり、単なる足として使用する方が多く見られます。
しかし、すべての方がそういうわけではなく、中には日本では見られないほど艶が素晴らしい車も多く見られます。
そして、その車たちは日本と同じようにさまざまなコーティングが施工されています。
コーティングはさまざまな国で流行を見せており、最近日本でも聞くようになったセラミックコーティングは海外ではメジャーなコーティングです。
ガラスコーティングとセラミックコーティングを比較するサイトも海外では多く見られ、周りにキレイな車が少ないにもかかわらず、海外でも市場規模が大きくなっていることがわかります。
このほか、ダイヤモンドコーティングと呼ばれる、さらに硬く強い被膜形成するコーティングが海外で流行りを見せています。
特に輝きが素晴らしいことからダイヤモンドコーティングと海外では呼ばれています。
内藤
島田
内藤
島田
コーティングとは、ボディを汚れから守り、艶やかできれいな状態を保つためのものです。
長い時を重ね、コーティングはガラスコーティングへと進化し、防汚性、耐スリキズ性能、撥水性能に優れた商品も数多く登場しています。
そして日本ライティングからは、従来の完全無機のガラスコーティングではなく、無機汚れにも強いハイブリッドガラスコーティングのゼウスクリアが登場しています。
このように、汚れの種類を問わず防汚性能を備えた商品も登場し、ユーザーは自分のライフスタイルに合わせてガラスコーティングを選べる時代に入っていると言えるでしょう。