こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
車は様々な場所に駐車するので、木の下に停めると樹液による被害に悩まされた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。掲示板でも以下のような質問をされている方がいらっしゃったので回答したいと思います。
自宅の駐車場が近隣の樹木のせいで、樹液みたいなものが、春、秋時期に着きます。コーティングも色々種類はありますが、どのようなコーティングがお勧めですか?
また窓のコーティングなどもした方が良いですか?無知なもので、教えて頂きたいです。車カバーした方が良いかもしれませんがDIYでガラスコーティングした方が安上がりですね。
カバーは1年しか耐久無いしガラスコーティングなら3年。カバー毎年6000円として ガラスコーティングなら1万円で3年耐久ならこっちが安上がりですね。両方すれば最強ですけど・・・」
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
よく見ると樹液がクルマにいっぱい。そのような場所にしか駐車できない場合は、防ぎようがないけど、ただ投稿者さんが質問しているコーティングでの対策は可能だね。
内藤
軽トラマニア小泉
樹液はボディに付着すると通常のシャンプー洗車では落ちません。また、夏場の付着より春や秋に付着する樹液のほうが落ちにくい傾向にあります。
というのも、樹液は温度が上がると柔らかくなるからで、寒いと固く固着するからです。
つまり、洗車で冷たい水をかけると逆効果で落ちにくくなり、逆に暖かい水で洗えば柔らかくなります。
とは言っても、樹液が溶解する温度は80℃以上なので、それ以上の温度をかけなければ落ちません。
ボディに80℃以上の熱湯はあまり良い影響を与えないことと、間違って火傷の恐れもあるのでお勧めできません。
そこで、樹液を落とすのによいのは、食器用洗剤やアルコールが効果的です。
樹液を落とすには、それぞれの液剤を直接塗って溶かしますが、先ずは水をかけて埃などを落としてから作業します。
そして、一度に大量に液剤を使用せず、少量ずつ使用して作業します。というのも、液剤を塗って乾燥してしまうと、今度は液剤によるシミの原因になる可能性があるためです。
液剤を塗って樹液が落ちたら大量に水をかけて洗い流すようにしましょう。
樹木には、様々な種類がありますが、特に注意が必要なのが松ヤニです。松ヤニは、頑固な油汚れのようにこびりつくからです。
しかし、アルコールに溶解するので、松ヤニが付着したら、無水アルコールを薬局で購入して拭き取ると効果的です。
樹液からクルマを守る方法ですが、ガラスコーティングが有効です。
特に樹液は有機物なので、無機物のガラスコーティングであれば樹液の付着を防げます。
フロントガラスの場合もコーティングしておくのが最も効果が高いでしょう。コーティングしてあれば、防汚性に優れているので、樹液が付着しても簡単に洗い落とせます。
内藤
軽トラマニア小泉
内藤
軽トラマニア小泉
樹液を防ぐには、塗膜に直接当たらないようにコーティングしてしまうのが一番です。
古くからワックスを用いて塗膜を保護していましたが、ワックスは樹液と同じ有機物なので、付着すると結びついて落ちにくくなります。
このほか、ポリマーコーティングも同じく有機物なので、樹液に対する防汚性はあまり期待ができません。
そしてガラス系はというと、カラス成分が含まれたコーティング剤であり、そのほとんどはシリコーンやフッ素などの有機物です。
つまり、ガラス系はガラス成分が含まれますが、ポリマーコーティングやワックスとそれほど変わらない防汚性能ということです。
そこでおすすめなのが、ガラスコーティングです。ガラスコーティングは無機物なので有機物の樹液をこびりつかせることがありません。そのため、洗車でも比較的簡単に落とすことが可能です。
しかし、通常のガラスコーティングは、有機汚れに強いですが無機汚れのイオンデポジットなどを防げないため、無機物と有機物の性能を兼ね備えるハイブリッドコーティングがおすすめです。
樹液だけでなく様々な汚れから守れます。
内藤
軽トラマニア小泉
あと、過信しないこと。汚れたらこまめに洗車するのもガラスコーティングを長持ちさせる秘訣と覚えておくとよいね。