こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
未塗装樹脂は、車の様々な部分に使用されていますが、バンパーにも使用されています。この未塗装樹脂は、時間が経つにつれ劣化して白く変色するのでオーナーを悩ませます。
未塗装樹脂バンパーの劣化について、以下のような悩みを掲示板に投稿されているオーナー様がいらっしゃいました。
未塗装の樹脂バンパーは劣化しやすいですか? 何年くらいで劣化します?」
島田
内藤
島田
それでは、劣化する理由とどのくらいで劣化するか解説するよ。
未塗装樹脂は、クルマの様々な部分に使用されています。新車の頃にはツヤのある黒色をしていますが、いつしか白くなってきます。これを「白ボケ」や「白化」などと呼んでいます。
この未塗装樹脂は、バンパーのほかにカウルトップ、ドアミラー、ワイパー、ガラス回りなどに使用されているほか、最近のSUVブームからタイヤハウス回りにも多く使用されるようになりました。
これらの未塗装樹脂は、PP(ポリプロピレン)樹脂が使用されています。その理由は安価で成型がしやすく、そして耐衝撃性に優れているからです。
メリットの多い未塗装樹脂ですが、劣化しやすいデメリットがあります。(劣化しやすいとは言っても、白化が発生しやすいだけであり、耐久性はそれほど早く落ちることはありません)
未塗装樹脂バンパーの劣化は、紫外線や気温が上昇する熱の影響、そして雨による汚れが主な原因です。そのため、劣化が始まるのはクルマの保管状況や使用環境で大きく変わるので一概には言えません。
しかし、メーカーでも紫外線など劣化を防ぐために、酸化防止剤や紫外線吸収剤などを混ぜて成型していますから、そう簡単に劣化は起きません。よほど雑に扱わなければ4年から5年程度は劣化しないでしょう。
とはいっても、いずれ白化が発生するので対策が必要です。その対策を知るには、先ずは何故白化が起きるのか理解できなければ、有効な白化対策にならないでしょう。
未塗装樹脂が白化する理由は、光が原因です。未塗装樹脂は、紫外線などの影響を受けると、樹脂に見えない小さなクラックが発生します。このクラックに光が入り込むことで白く見えるのが白化の原因です。
そのため、軽度な白化状態であれば洗車して水をかけると白化が収まり黒く見え、元に戻ったと感じます。その理由は、細かいクラックに水が入り込み光の反射が無くなるからです。
そもそも、未塗装樹脂バンパーなどは、劣化を抑える添加剤が入っていても完全に劣化を食い止められません。紫外線などに晒される時間が多くなると、樹脂がダメージを受けて、小さなクラックが発生して白化が起きます。
内藤
それでは防ぎようがなく、諦めるしかないのでしょうか。
島田
白化するとクルマがみすぼらしくなるからね。オーナーとしては何とかしたいと思うのが当たり前だろう。
内藤
島田
艶出し保護剤の中には、紫外線に強いタイプもあるから、使用を繰り返すことで劣化を遅らせて、見映えを良くできるんだ。
でも、もっと良い商品があるんだよ。それを紹介するよ。
未塗装樹脂の白化を改善する商品は、昔から多く販売されてきました。しかし、欠点として長続きしないので、洗車ごとに艶出し保護剤を塗布する必要があります。
そこに、艶出し保護剤より長持ちする復活剤やコーティングが登場しました。
多くは、数か月から長くても1年程度新車のような黒さを持続させられるので、かつての艶出し保護剤より、オーナーの手を煩わせることが無くなりました。
しかし、日本ライティングのゼウスクリア樹脂コートは、自然な黒を3年間持続させます。
白化を改善させる理由は、目に見えない小さなクラックを埋めることですが、通常の復活剤などでは、雨や洗車により流れ落ちやすい欠点があります。
しかし樹脂コートなら、硬い被膜で未塗装樹脂をコーティングするので、自然な艶と発色が素晴らしく、しかも長続きするメリットがあります。
内藤
島田
でも塗り重ねると、白化が完全になくなる。この方法は、1回の施工時に何回も塗布とふき取りの繰り返しをするんだ。
ふき取りして白化しているならまた塗布する。この繰り返しをすると、白化が段々なくなってくる。
会社の車を施工してから半年以上たつけど黒いままだよ。
だから、初めて使用して、白化が直らないと諦めずに、重ね塗りしてみることだよ。
そうすれば、未塗装樹脂のバンパーはいつまでも黒くきれいな状態を保てる。しかも、新車から施工すれば完璧だろうね。