こんにちは。
ガラスコーティング剤の独自ブランド(ゼウスクリア)を展開する日本ライティングの内藤です。
フロントガラスをキレイな状態にしていないと安全運転に支障をきたすことはご存知だと思います。
しかし、キレイにしたつもりでもフロントガラスに跡が残り視界を悪くすることがあります。
質問掲示板でもそのような内容の質問がありましたので回答してみます。
「フロントガラスが汚れてタオルで水拭きしたんですけど乾いたら拭いた跡が残ってしまいます。何か原因があるのでしょうか?
会社の車では、そういうことはないんですけど フロントガラスに油膜などがついているのでしょうか?昔に油膜防止の何かをやった覚えがあるんですけどそうとう前なので忘れました。」
島田
でも、会社のクルマで異なるのであれば、フロントガラスに何らかの原因が隠されているとも考えられる。
内藤
島田
どのような状況なのかこの質問だけでは回答をしぼりきれないから、考えられる理由について解説するよ。
水拭きして、乾いた後に跡が残る理由の多くは、水拭きした水分がそのまま乾いてしまうからです。
汚れたフロントガラスを水拭きすると、汚れをフロントガラス一面に塗り伸ばしています。
目で見て汚れが分からなくなるほど、塗り伸ばして終了としている場合がほとんどです。
水拭きすると一見キレイにみえますが、よくよく見ると細かい水滴がフロントガラスについています。
この水滴はキレイなようで、汚れが含まれていることが多く、乾くと汚れだけ残り跡となります。
対策としては、水拭き用タオルと乾拭き用タオルを用意します。
そして、一度に水拭きするのではなく、乾く前に乾拭きできる程度にブロック分けして水拭きします。
理想としては、4分割程度にしてフロントガラスを拭き掃除します。
まずは水拭きし、水分が蒸発するまえに乾拭きして仕上げます。
細かく施工箇所を区切ることで拭き取り跡はできません。
また汚れの度合いによって、水拭きタオルを洗いながら拭き掃除する必要があるでしょう。
もし、汚れたタオルをそのまま使用すると、次の面を拭くときに汚れは取れません。
内藤
島田
それを防ぐには、キレイなタオルで乾拭きを併用するのが効果的かな。
プロも乾拭きは併用しているよ。
内藤
島田
ワイパー作動で視界が悪くなる原因の一つに油膜汚れがあります。この油膜は、油が成分なので水をかけると弾きます。
コーティングの撥水とは異なり、弾き方にムラがあるのが特徴で、ガラス表面に残る水分もあれば、滑り落ちる水分もある状態です。
つまり、表面に水の膜ができる部分と、弾いて水の膜が無い部分が出来る状態になると油膜が付着していると言えます。
反対に、油膜が付着していないフロントガラスでは、水をかけると滑るように水は落ちていきます。そして、水をかけた部分はキレイに水の膜が張り、弾いている部分はありません。
油膜が残っている部分を水拭きすると、水分を弾いて跡が残ります。跡の形状も様々で、ウロコ状に跡が出来る場合や、拭いた通りに跡が残る場合など様々です。
このような状態の場合は、油膜をキレイに落としてから水拭きするとよいでしょう。
その時は、上記でも説明したように、必ず乾拭きとセットでフロントガラスは拭き上げるようにしてください。
内藤
島田